「+5」や「5」から始まる電話番号から、何度も電話がかかってきて困っていませんか?
見慣れない番号から繰り返し着信があると、「どこの国から?」「海外からの電話?」「詐欺電話ではないか?」と不安になる方も多いでしょう。
「+5」から始まる番号は国際電話の番号ですが、「+5」という1つの国番号が存在するわけではありません。
「+51」「+52」「+53」「+54」「+55」「+56」「+57」「+58」など、複数の国・地域が「5」から始まる国番号を使用しています。
一方、「5」だけで始まる電話番号は、「+」が付いていなければ国際電話とは限りません。
この記事では、「+5」や「5」から始まる電話番号の意味、該当する国・地域、何度も電話がかかってくる場合に考えられること、詐欺電話の特徴、安全な対処法について解説します。
「+5」から始まる電話番号はどこの国?
「+5」から始まる電話番号は、国際電話番号の一部です。
ただし、「+5」だけで特定の国を表しているわけではありません。
ITU(国際電気通信連合)の国番号一覧では、以下のように「+51」から「+58」まで複数の国・地域に国番号が割り当てられています。
例えば、
- 「+51」→ペルー
- 「+52」→メキシコ
- 「+55」→ブラジル
- 「+57」→コロンビア
といったように、「+5」の後ろに続く数字によって国番号が変わります。
そのため、「+5から電話がかかってきた」という情報だけでは、発信国を特定することはできません。
「+5」は国番号ではない
ここは重要なポイントです。
「+81」は日本、「+44」はイギリスなど、2桁の国番号もありますが、「+5」は特定の国を示す国番号ではありません。
「+5」という表示だけを見て「○○という国からの電話」と判断することはできません。
実際の発信国を確認するには、「+5」に続く数字まで含めた電話番号全体を見る必要があります。
「5」から始まる電話番号は国際電話?
「5」から始まっているだけの場合は、国際電話とは限りません。
国際電話の着信では、スマートフォンなどに「+」から始まる番号が表示されることがあります。
例えば、
- +51XXXXXXXX
- +52XXXXXXXX
- +55XXXXXXXX
- +57XXXXXXXX
などです。
一方、
- 5XXXXXXXXX
のように「+」が付いていない場合は、「5から始まっている」という情報だけでは、国際電話かどうかを判断できません。
日本の電話番号は国内向けには原則として「0」から始まりますが、電話番号の市内局番が「5」から始まるケースはあります。
そのため、表示された番号の一部分だけを見て「海外からの電話」と判断するのではなく、「+」の有無や番号全体の表示を確認することが重要です。
そのため、
「5から始まっているから海外からの電話だ」
と決めつけるのは避けたほうがよいでしょう。
表示形式や電話機の種類、番号全体を確認することが大切です。
なお、固定電話については、でんわんセンターが「+」が付かない国際電話の表示について注意喚起しており、固定電話では通常の国内電話とは異なる表示になるケースがあります。
「+5」と「5」は分けて考える
この記事では検索上の分かりやすさを考えて「+5」や「5」と表現していますが、実際には次のように分けて考えることが重要です。
| 表示 | 考え方 |
|---|---|
| 「+51」「+52」など | 国際電話の国番号として確認できる |
| 「+5」だけ | 国を特定できない |
| 「5」から始まる番号 | 「+」がなければ国際電話とは限らない 固定電話は、+が表示されない場合あり |
特に、不審な着信では電話番号の一部だけで発信元を判断しないことが大切です。
「+5」や「5」から何度も電話がかかってくるのはなぜ?
「+5」などから何度も電話がかかってくる理由は、着信履歴だけでは断定できません。
考えられるケースとして、次のようなものがあります。
1.無差別に大量の電話をかけている
不審な電話では、特定の人物だけを狙うのではなく、多数の電話番号に対して一斉に発信するケースがあります。
そのため、一度出なかった後も、
- 時間を変えてかかってくる
- 短時間に何度も着信する
- 番号を変えて再びかかってくる
といったことがあります。
ただし、着信回数だけで詐欺と断定することはできません。
2.自動発信による電話の可能性
コンピューターなどを使って大量の電話番号へ自動的に発信する仕組みが利用されることがあります。
電話に出る人がいるかを確認する目的などで利用される場合もあるため、心当たりのない国際電話には注意が必要です。
「何度もかかってくる」という場合でも、相手の目的は着信履歴だけでは分かりません。
3.折り返しを狙っている可能性
不審な電話では、着信を残して相手からの折り返しを誘うケースも考えられます。
特に、
- 知らない海外番号
- 短時間で切れる
- 留守番電話に用件がない
- 何度も着信する
といった状況では、興味本位で折り返さないことが重要です。
4.電話番号が偽装されている可能性もある
着信画面に表示された電話番号が、実際の発信元と一致するとは限りません。
警察庁も、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口について注意喚起しています。
そのため、
「+55だからブラジルから電話している」
などと、表示された番号だけから発信者の所在地や身元まで断定することはできません。
「+5」からの電話は詐欺電話なの?
「+5」から電話がかかってきたというだけで、詐欺電話と断定することはできません。
+51~+58は実際に国番号として正式に割り当てられているため、海外の正規の電話である可能性もあります。
しかし、日本国内に住んでいて海外からの電話を受ける心当たりがない場合は、慎重に対応したほうがよいでしょう。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺への注意を呼びかけています。2025年に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号だったとしています。
ここで注意したいのは、
「国際電話の75.5%が詐欺」という意味ではありません。
警察庁の数字は、特殊詐欺に利用された電話番号のうち、国際電話番号が占める割合です。
したがって、
「+5から電話が来た=詐欺」
ではなく、
「心当たりのない国際電話には警戒し、相手の要求や電話番号を確認せずに対応しない」
という考え方が適切です。
詐欺電話を疑ったほうがよい特徴
「+5」などの国際電話から着信があった場合、次のような内容があれば特に注意しましょう。
自動音声が流れる
「あなたの電話はまもなく利用できなくなります」
「未払い料金があります」
「確認する場合は1番を押してください」
などの自動音声が流れる場合があります。
警察庁や国民生活センターも、海外からの不審な電話や自動音声を利用した電話について注意を呼びかけています。
警察・金融機関・通信会社などを名乗る
最近の特殊詐欺では、警察官などを名乗って不安をあおる手口も確認されています。
警察庁は、国際電話番号を使って警察署などからの電話に見せかける手口についても注意喚起しています。
電話で、
- 逮捕される
- 口座を調査する
- 犯罪に関係している
- 本人確認が必要
- お金を移動させる必要がある
などと言われた場合は、いったん電話を切りましょう。
個人情報を聞かれる
電話口で、
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 勤務先
- 銀行口座
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- SMS認証コード
などを聞かれても、安易に答えないようにしましょう。
支払いを要求される
「未払い料金がある」「逮捕を避けるために支払いが必要」などと言われ、振込や電子マネー、暗号資産などによる支払いを要求された場合は注意が必要です。
相手から指示された電話番号へ折り返したり、指定されたURLへアクセスしたりする前に、公式サイトなどから自分で確認しましょう。
「+5」から何度も電話がかかってきたときの対処法
心当たりのない「+5」などからの着信には、次のように対応しましょう。
1.電話に出ない
海外からの電話を受ける予定がないのであれば、無理に電話に出る必要はありません。
国民生活センターも、知らない番号からの国際電話について、電話に出ない・折り返さないよう注意を呼びかけています。
2.折り返さない
最も重要なのが、不用意に折り返さないことです。
着信履歴に残っている番号をそのままタップして発信するのではなく、まず相手や用件を確認しましょう。
3.個人情報を伝えない
電話に出てしまった場合でも、
- 名前
- 住所
- 生年月日
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- 認証コード
などを伝えないようにしてください。
不審な内容であれば、途中で電話を切って構いません。
4.着信拒否を設定する
同じ番号から何度もかかってくる場合は、端末の着信拒否機能を利用しましょう。
ただし、相手が番号を変えて発信している場合は、1つの番号を拒否するだけでは十分ではありません。
携帯電話会社や端末が提供している迷惑電話対策機能の利用も検討しましょう。
5.固定電話なら国際電話の利用休止も検討する
海外との電話をほとんど利用しない場合、固定電話では国際電話の利用休止を申し込む方法があります。
警察庁によると、国際電話不取扱受付センターでは固定電話・ひかり電話を対象に、国際電話の発着信休止を無料で申し込めます。電話番号は 0120-210-364 です。オペレーター受付は平日9時~17時、自動音声は24時間利用できます。
「+5」からの電話に出てしまったら?
電話に出ただけで、必ず被害につながるわけではありません。
相手と話してしまった場合でも、次のように対応してください。
個人情報を伝えていない場合
不審な内容だった場合は、
- 電話を切る
- 番号を着信拒否する
- 必要に応じて携帯電話会社などの迷惑電話対策を利用する
といった対応をしましょう。
個人情報を伝えてしまった場合
氏名や住所などを伝えてしまった場合は、伝えた情報の種類を整理してください。
特に、
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- インターネットバンキングの情報
- SMS認証コード
などを伝えてしまった場合は、関係する金融機関やサービス提供会社へ早めに連絡することが重要です。
金銭を支払ってしまった場合は、金融機関への連絡とあわせて、警察や消費生活センターへの相談も検討してください。
「+5」から何度も電話がかかってくる場合のまとめ
「+5」から始まる電話番号は、「+5」という1つの国番号ではありません。
+51~+58には、ペルー、メキシコ、キューバ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ベネズエラなどの国番号が割り当てられています。
そのため、「+5」という情報だけでは、どこの国から電話がかかってきたのかを特定することはできません。
また、「5」から始まる番号でも、「+」が付いていなければ国際電話とは限りません。
一方、心当たりのない国際電話が何度もかかってくる場合は、無理に応答したり折り返したりせず、着信拒否などの対策を行うことが大切です。
特に、
- 自動音声が流れる
- 警察や通信会社などを名乗る
- 個人情報を聞かれる
- 支払いを要求される
- SMSや別のアプリへ誘導される
といった場合は、詐欺を疑って慎重に対応しましょう。
よくある質問
- Q「+5」はどこの国の電話番号ですか?
- A
「+5」だけでは特定の国を示しません。
「+51」はペルー、「+52」はメキシコ、「+55」はブラジル、「+57」はコロンビアなど、複数の国・地域が「5」から始まる国番号を使用しています。
- Q「+5」から何度も電話がかかってくるのは詐欺ですか?
- A
「+5」からの着信だけで詐欺とは断定できません。
ただし、海外からの電話に心当たりがなく、何度も着信する場合は、電話に出たり折り返したりせず、着信拒否などの対策を検討してください。
- Q「5」から始まる電話番号は海外からですか?
- A
「5」から始まるだけでは判断できません。
国際電話の場合は「+51」「+52」など、「+」を含む国番号として表示されることがあります。
- Q「+51」はどこの国ですか?
- A
「+51」はペルーの国番号です。ITUの国番号一覧に掲載されています。
- Q「+52」はどこの国ですか?
- A
「+52」はメキシコの国番号です。
- Q「+55」はどこの国ですか?
- A
「+55」はブラジルの国番号です。
- Q「+57」はどこの国ですか?
- A
「+57」はコロンビアの国番号です。
- Q海外からの電話を受けたくない場合はどうすればいいですか?
- A
携帯電話では端末や携帯電話会社が提供する着信拒否・迷惑電話対策機能を利用できます。
固定電話・ひかり電話では、国際電話を利用しない場合、国際電話不取扱受付センターへの利用休止申請も選択肢になります。
- Q不審な電話について相談したい場合は?
- A
消費者トラブルについては消費者ホットライン188、犯罪の可能性がある場合や警察への相談は警察相談専用電話#9110が利用できます。警察庁や国民生活センターも、不審な国際電話への注意を呼びかけています。
この記事のポイント
- 「+5」は特定の国を示す国番号ではない
- +51~+58など複数の国・地域が該当する
- 「5」から始まるだけでは国際電話とは判断できない
- 心当たりのない国際電話には折り返さない
- 自動音声や個人情報・金銭の要求には注意する
- 何度もかかってくる場合は着信拒否を検討する
- 固定電話なら国際電話の利用休止も選択肢
- 不安な場合は188や#9110などに相談する
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- 「+7」や「7」から何度も電話がかかってくるのはなぜ?
- 「+8」や「8」から始まる電話番号に注意!
- 「+9」や「9」から始まる電話番号に注意!
- 010から始まる電話番号はどこから?繰り返しかかってくる不審電話
- +975から始まる電話番号から繰り返しかかってくる不審電話に注意!
- 国際電話から繰り返しかかってくる不審電話に注意
参照・出典
- 国際電気通信連合(ITU)|National Numbering Plans
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- 消費者庁|大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声や国際電話番号等を用いて架空の利用料金請求を行う事業者に関する注意喚起
- 郵便局|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
注意事項
本記事では、電話番号の国番号に関する一般的な情報と、不審な電話への対処方法を紹介しています。
表示された電話番号だけで、実際の発信者・発信場所・詐欺の有無を確定できるとは限りません。心当たりのない電話では、相手に個人情報や認証情報などを伝えず、必要に応じて公的な相談窓口や契約している通信会社などに確認してください。
情報やサービス内容は変更される場合があるため、具体的な手続きについては各機関の公式情報も確認してください。

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