「+7」や「7」から始まる電話番号から、何度も電話がかかってきていませんか?
知らない番号から繰り返し着信があると、
- 「+7はどこの国からの電話?」
- 「7から始まる電話番号は国際電話なの?」
- 「何度もかかってくるけど詐欺ではない?」
- 「電話に出たり、折り返したりしても大丈夫?」
と不安になることがあります。
「+7」は国際電話で使用されている国番号で、2026年現在、ロシアとカザフスタンが「+7」の番号帯を共同で使用しています。ITU(国際電気通信連合)の2026年の資料でも、両国による番号帯「7」の共同使用が確認されています。
また、スマートフォンでは国際電話が原則として「+7XXXXXXXXXX」のように「+」付きで表示される一方、固定電話では「+」が表示されない場合があります。
迷惑電話対策相談センター(でんわんセンター)は、固定電話では番号の先頭に「+」が表示されず、「0以外の数字から始まる電話番号」は国際電話または衛星電話からの着信だと案内しています。
そのため、固定電話に「7XXXXXXXXXX」のような番号が表示された場合は、「+が付いていないから国内電話」とは限りません。
この記事では、「+7」や「7」から何度も電話がかかってくる理由や、国際電話・詐欺電話の特徴、安全な対処法について詳しく解説します。
「+7」や「7」から何度も電話がかかってくるのはなぜ?
「+7」や「7」から何度も電話がかかってくる理由は、1つとは限りません。
例えば、次のようなケースが考えられます。
- 海外から実際に電話がかかってきている
- 多数の電話番号へ機械的に発信している
- 自動発信システムなどで電話をかけている
- 電話に出る人や折り返す人を探している
- 勧誘や営業目的の電話
- 詐欺目的の電話
- 発信者番号を偽装している
そのため、「+7だから詐欺」「7から始まるから詐欺」とは判断できません。
一方で、海外との電話に心当たりがなく、同じような番号から何度も着信がある場合は、無理に電話に出たり、折り返したりしないことが重要です。
国民生活センターも、知らない国際電話について「無視」や「ブロック」を呼びかけています。
「+7」はどこの国の電話番号?
「+7」は国際電話で使用されている国番号です。
2026年現在、「+7」の番号帯は主に以下の2か国が共同で使用しています。
| 国・地域 | 国番号 |
|---|---|
| ロシア、カザフスタン | +7 |
ITU(国際電気通信連合)の2026年の資料では、カザフスタンとロシアが国際E.164番号資源の「7」を共同使用する協定を結んでいることが示されています。カザフスタンには「+7 0」「+7 6」「+7 7」の番号帯が割り当てられています。
したがって、スマートフォンに、
+7XXXXXXXXXX
のような番号が表示された場合は、「+7」の国番号を使用した国際電話である可能性があります。
ただし、「+7」と表示されたからといって、必ずロシアやカザフスタンにいる人物から直接電話がかかってきたとは限りません。
電話番号の表示だけでは、実際の発信者や発信場所まで特定できない場合があります。
スマートフォンと固定電話では「+7」の表示が異なる
「+7」からの電話について注意したいのが、スマートフォンと固定電話では着信時の番号表示が異なる場合があることです。
スマートフォンの場合
スマートフォンでは、国際電話番号は原則として、
+7XXXXXXXXXX
のように「+」が付いた形で着信表示されます。
そのため、
+7
から始まる番号を見れば、国際電話番号の形式であることを確認できます。
固定電話の場合
一方、固定電話では、番号の先頭に「+」が表示されない場合があります。
でんわんセンターは、固定電話では番号の先頭に「+」が表示されず、固定電話で「0以外の数字から始まる電話番号」は国際電話または衛星電話からの着信だと案内しています。
そのため、固定電話では、
7XXXXXXXXXX
のように「7」から始まる番号として表示される可能性があります。
つまり、
スマートフォン →「+7XXXXXXXXXX」
固定電話 →「7XXXXXXXXXX」
というように、同じような国際電話でも表示が異なる場合があります。
固定電話で「7」から始まる見慣れない番号が表示された場合は、「+が付いていないから国内電話」とは限りません。
「7」から始まる電話番号は国際電話なの?
ここは特に注意したいポイントです。
スマートフォンなどで単純に「7」から始まる番号を見ただけでは、その情報だけで国際電話だと判断することはできません。
一方、固定電話では「+」が表示されない場合があるため、「7」から始まる番号が国際電話として表示されるケースがあります。
でんわんセンターの案内では、固定電話の場合、「0以外の数字から始まる電話番号」は国際電話または衛星電話からの着信とされています。
したがって、固定電話で「7」から始まる番号から何度も電話がかかってきた場合は、
「7だから国内電話だろう」
と決めつけず、心当たりがなければ折り返さないことが大切です。
「+7」からの電話は詐欺?
「+7から電話がかかってきた」という事実だけでは、詐欺電話とは判断できません。
「+7」は実際にロシアとカザフスタンが使用している正式な国番号です。
海外に知人や取引先がいる場合など、正当な国際電話である可能性もあります。
ただし、日本国内で生活していてロシアやカザフスタンから電話がかかってくる心当たりがなく、何度も着信がある場合は慎重に対応したほうがよいでしょう。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。
警察庁によると、2025年に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。
ただし、これは、
「国際電話の75.5%が詐欺」という意味ではありません。
あくまで、特殊詐欺に利用された電話番号のうち、国際電話番号が占める割合です。
この点は誤解しないようにしましょう。
「+7」から何度もかかってくる電話で注意したい特徴
「+7」や「7」からの電話で、次のような特徴がある場合は特に注意してください。
自動音声が流れる
電話に出ると、
「重要なお知らせがあります」
「まもなく電話が停止されます」
「オペレーターにつなぐ場合は○番を押してください」
などの自動音声が流れるケースがあります。
心当たりのない電話で、番号を押すように指示された場合は、そのまま操作せず電話を切りましょう。
警察や金融機関などを名乗る
警察官や金融機関、通信会社などを名乗り、
「あなたの口座が犯罪に使われている」
「本人確認が必要」
「携帯電話を停止する」
などと伝えて不安をあおるケースがあります。
警察庁は、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口についても注意喚起しています。
そのため、着信画面に表示された番号だけで相手を信用しないことが重要です。
個人情報を聞かれる
次のような情報を求められた場合は注意してください。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 銀行口座情報
- クレジットカード番号
- 暗証番号
- SMSなどに届いた認証コード
知らない相手にこうした情報を伝えないようにしましょう。
お金を要求される
「確認のために送金してください」
「口座のお金を移してください」
「手続き費用を支払ってください」
などと金銭を要求された場合は、特に注意が必要です。
警察や金融機関などを名乗っていても、電話の相手から指示された方法で送金しないようにしましょう。
「今すぐ対応してください」と急かされる
詐欺電話では、
「今日中に手続きが必要」
「電話を切ると逮捕される」
「すぐに口座を確認してください」
などと、冷静に考える時間を与えないようにするケースがあります。
このような電話を受けた場合は、いったん電話を切ってください。
「+7」や「7」から何度も電話がかかってきたときの対処法
心当たりのない「+7」や「7」から何度も電話がかかってきた場合は、次のように対応しましょう。
1.知らない番号には出ない・折り返さない
まず重要なのは、心当たりのない番号には出ないこと、そして折り返さないことです。
何度も電話がかかってくると、
「何の電話なのか確認したい」
「一度折り返してみよう」
と思うかもしれません。
しかし、相手を確認するために自分から電話をかける必要はありません。
警察庁も、相手から教えられた電話番号には折り返さないよう注意喚起しています。
2.着信履歴から番号を確認する
着信履歴を確認して、
- 「+7」から始まっている
- 「7」から始まっている
- 同じ番号から何度もかかっている
- 短時間に繰り返し着信している
などの特徴を確認します。
ただし、番号だけで相手が安全かどうかを判断することはできません。
3.電話番号をブロックする
同じ番号から何度もかかってくる場合は、スマートフォンや電話機の着信拒否・ブロック機能を利用しましょう。
国民生活センターも、迷惑な国際電話について無視するとともに、ブロックすることを勧めています。
4.固定電話なら国際電話の利用休止を検討する
海外との電話をほとんど利用しない場合は、固定電話の国際電話利用休止を検討する方法もあります。
警察庁は、固定電話について「国際電話不取扱受付センター」で国際電話の発着信を休止できると案内しています。
受付電話番号は、
0120-210-364
です。
オペレーター案内は平日9時から17時まで、自動音声案内は24時間利用できます。
「海外から電話がかかってくる必要がない」という場合には、こうした対策を検討するとよいでしょう。
5.電話で個人情報を伝えない
知らない相手から、
「本人確認のため」
「口座確認のため」
「警察の捜査のため」
などと言われても、個人情報や金融情報を伝えないようにしてください。
特に、
暗証番号・クレジットカード番号・認証コード
などは、電話で安易に伝えないことが大切です。
「+7」からの電話に出てしまったらどうする?
「+7」からの電話に出てしまっただけで、必ず被害に遭うわけではありません。
相手の話を聞いて不審だと感じた場合は、その場で電話を切りましょう。
その後、
- 電話番号をブロックする
- 着信履歴を確認する
- 個人情報を伝えていないか確認する
- 金銭を支払っていないか確認する
などの対応をしてください。
警察や銀行などを名乗られた場合も、その電話の中で確認を続ける必要はありません。
いったん電話を切り、自分で調べた公式の連絡先から確認することが重要です。
警察庁も、警察官を名乗る電話を受けた場合には、いったん電話を切って「#9110」へ相談するよう案内しています。
個人情報やカード情報を伝えてしまった場合
もし「+7」や「7」からの電話で、個人情報や金融情報を伝えてしまった場合は、できるだけ早く関係する機関に相談してください。
例えば、
| 伝えてしまった情報・被害 | 相談先 |
|---|---|
| クレジットカード情報 | カード会社 |
| 銀行口座・暗証番号など | 金融機関 |
| サービスの認証コード | 該当するサービスの公式窓口 |
| お金を振り込んだ | 金融機関・警察 |
| 詐欺かどうか不安 | 警察相談専用電話「#9110」 |
| 消費者トラブルについて相談したい | 消費者ホットライン「188」 |
警察庁は、国際電話を利用した特殊詐欺について、不安を感じた場合の相談先として「#9110」や「188」を案内しています。
「+7」や「7」から何度も電話がかかってくる場合のQ&A
Q.+7はどこの国?
「+7」はロシアとカザフスタンが共同で使用している国番号です。
ITUの2026年資料でも、両国が番号帯「7」を共同使用していることが確認されています。
Q.+7からの電話は詐欺?
+7からの着信だけで詐欺とは判断できません。
ただし、海外からの電話に心当たりがない、何度も着信する、自動音声が流れる、個人情報や金銭を要求されるなどの特徴がある場合は注意してください。
Q.7から始まる電話番号は国際電話?
スマートフォンなどでは、「7」から始まるというだけで国際電話とは判断できません。
一方、固定電話では「+」が表示されない場合があるため、「7」から始まる番号として国際電話が表示される可能性があります。
でんわんセンターは、固定電話では「0以外の数字から始まる電話番号」は国際電話または衛星電話からの着信だと案内しています。
Q.+7から何度も電話がかかってきます。折り返してもいい?
心当たりのない番号であれば、折り返さないことをおすすめします。
電話の相手が誰なのか確認する必要がある場合も、着信番号へそのまま折り返すのではなく、公式サイトなどから正規の連絡先を自分で確認しましょう。
Q.+7の電話番号を着信拒否できますか?
スマートフォンや電話機によっては、特定の電話番号をブロックできます。
固定電話の場合、海外との電話を利用する必要がないのであれば、国際電話の利用休止を検討することもできます。警察庁も国際電話の着信ブロックを特殊詐欺対策として案内しています。
まとめ:「+7」や「7」から何度も電話がかかってきたら折り返さない
「+7」は、ロシアとカザフスタンが共同で使用している国番号です。
そのため、「+7から電話がかかってきた」というだけで、詐欺電話と断定することはできません。
一方で、国際電話番号を利用した特殊詐欺については警察庁が注意喚起しており、2025年に特殊詐欺に利用された電話番号の約75.5%が国際電話番号でした。
また、スマートフォンでは国際電話が原則として「+7XXXXXXXXXX」のように表示される一方、固定電話では「+」が表示されない場合があります。
そのため、固定電話では「7XXXXXXXXXX」のように、7から始まる番号として表示される可能性があります。でんわんセンターも、固定電話では「+」が表示されず、0以外の数字から始まる番号が国際電話または衛星電話からの着信として表示されると案内しています。
知らない「+7」や「7」から何度も電話がかかってきた場合は、
- 電話に出ない
- 折り返さない
- 個人情報を伝えない
- 不審な番号をブロックする
- 固定電話なら国際電話の利用休止を検討する
- 不安や被害があれば「#9110」や「188」に相談する
といった対応を取りましょう。
「何度もかかってくるから確認のために折り返す」のではなく、心当たりがない電話は無視・ブロックを基本にすることが大切です。
※本記事は、心当たりのない国際電話への一般的な対処法を紹介するものです。「+7」や「7」からの着信すべてが迷惑電話・詐欺電話であることを示すものではありません。電話番号の表示方法は、利用している電話会社や電話機などによって異なる場合があります。
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