セゾンカードのインターネットサービス「Netアンサー」を名乗り、パスワードの有効期限を理由に変更を求める不審なメールが確認されています。
今回確認したメールは、「パスワードの最終更新から180日以上が経過した」「セキュリティ基準に適合していない可能性がある」などと説明し、48時間以内にパスワードを変更するよう促す内容です。
メールには「パスワードを変更して保護する」というリンクが設置されており、クリックするとセゾンカードとは関係のないドメインのWebサイトへ誘導されます。
送信元メールアドレスもセゾンカードの正規ドメインとは異なっているため、セゾンカードを装ったフィッシング詐欺メールと考えられます。
メールに記載されたリンクはクリックせず、NetアンサーのIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力しないでください。
確認されたセゾンカードを装う不審メールの内容
今回確認したメールの概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 差出人名 | セゾンカード |
| 送信元メールアドレス | sa7ya20ka[.]batooon[@]resortatcanopyoaks[.]com |
| 件名 | Netアンサー パスワード有効期限による確認(6ヶ月以上経過) |
| リンクの誘導文 | パスワードを変更して保護する |
| リンク先URL | hxxps://kaicontrol[.]tvqhcu.asia/H80AoO |
※メールの件名には、通常の文字に見えるものの、特殊なUnicode文字や不可視文字が混在していました。上記の件名は読みやすいように表記を整えています。
このメールは、セゾンカードのサービスに関する案内を装い、パスワードの変更を急がせる内容になっています。
しかし、送信元メールアドレスやリンク先URLに不審な点があり、正規のセゾンカードから送信されたメールとは考えにくいものです。
送信元メールアドレスがセゾンカードの正規ドメインではない
今回のメールで特に注意したいのが、送信元メールアドレスです。
メールの差出人名は「セゾンカード」と表示されていますが、実際の送信元メールアドレスは以下のとおりです。
【sa7ya20ka[.]batooon[@]resortatcanopyoaks[.]com】
セゾンカードの公式案内では、同社から送信するメールのドメインとして、次のものが案内されています。
@mail.saisoncard.co.jp@mail2.saisoncard.co.jp@cs.saisoncard.co.jp@saisonid.com
今回の送信元に含まれる @resortatcanopyoaks[.]com は、これらの正規ドメインとは一致していません。
差出人名は送信者が任意に設定できるため、表示が「セゾンカード」になっていても、本当にセゾンカードから届いたとは限りません。
メールを確認するときは、差出人名だけで判断せず、実際のメールアドレスまで確認することが重要です。
リンク先URLがセゾンカードの公式サイトと異なる
メール本文には「パスワードを変更して保護する」というリンクが設置されています。
今回確認したリンク先URLは次のとおりです。
【hxxps://kaicontrol[.]tvqhcu[.]asia/H80AoO】
このURLのドメインは tvqhcu.asia です。
一方、セゾンカードの公式サイトは saisoncard.co.jp などの公式ドメインを使用しています。
今回のリンク先は、セゾンカードの公式サイトとは異なるドメインであり、Netアンサーのパスワード変更手続きを行うための正規ページとは確認できません。
フィッシング詐欺では、実在する企業やサービスの名前を使ってメールを送り、偽のログインページに誘導する手口が使われます。
リンクの表示文字が正規サービスの案内に見えても、実際のリンク先が別のドメインになっている場合があります。
今回のメールに記載されたURLは開かず、アクセスしないようにしてください。
「48時間以内に変更」と期限を設けている点にも注意
今回のメール本文では、パスワードの最終更新から180日以上が経過したとして、セキュリティ上の問題があるかのように説明しています。
さらに、外部サービスからの情報漏えいによる二次被害のリスクなどを挙げ、48時間以内にパスワードを変更するよう促しています。
期限を設けて対応を急がせるのは、フィッシング詐欺で見られる典型的な誘導方法の一つです。
利用者に十分な確認をさせず、メール内のリンクをクリックさせることが狙いと考えられます。
また、期限内に対応しなければログインを一時制限するという趣旨の説明もあり、不安を感じさせる内容になっています。
パスワードの有効期限やアカウントの安全性について不安を感じても、メール内のリンクから手続きを進めてはいけません。
メール本文に住所や電話番号が記載されていても信用しない
今回のメールには、会社の住所や問い合わせ先として電話番号も記載されていました。
しかし、企業の住所や電話番号が記載されているからといって、正規のメールであるとは限りません。
フィッシングメールでは、実在する企業の情報を無断で転載し、正規の案内であるかのように見せることがあります。
メール本文の見た目や記載情報だけで判断せず、送信元メールアドレスとリンク先URLを確認することが大切です。
問い合わせが必要な場合も、メールに記載された電話番号やリンクをそのまま利用せず、セゾンカードの公式サイトから問い合わせ先を確認してください。
セゾンカードを装うフィッシングメールを受信した場合の対処法
今回のような不審なメールを受信した場合は、次の点に注意してください。
- メール内のリンクをクリックしない
- NetアンサーのIDやパスワードを入力しない
- クレジットカード番号やセキュリティコードを入力しない
- メールに記載された電話番号へ安易に連絡しない
- セゾンカードの公式サイトから情報を確認する
- 不審なメールは削除する
セゾンカードも、同社を装う不審なメールやSMSへの注意を呼びかけています。
Netアンサーにログインする必要がある場合は、メール内のリンクを使わず、公式サイトを直接開いて手続きを行ってください。
メール内のリンクをクリックしてしまった場合は?
メール内のリンクを誤ってクリックしてしまった場合でも、IDやパスワード、カード情報などを入力していなければ、まずはページを閉じてください。
その後、不審なページで何も入力していないか確認し、心配な場合は端末のセキュリティ状態も確認しましょう。
リンク先で情報を入力してしまった場合は、入力した情報に応じて速やかに対応する必要があります。
NetアンサーのID・パスワードを入力した場合
セゾンカードの公式サイトからNetアンサーにアクセスし、IDやパスワードを変更してください。
他のサービスでも同じパスワードを使用している場合は、そちらも変更することをおすすめします。
また、登録情報や利用明細に不審な変更・利用がないか確認してください。
クレジットカード情報を入力した場合
カード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力してしまった場合は、速やかにセゾンカードへ連絡してください。
不正利用を防ぐため、カードの利用停止や再発行など、必要な対応について相談しましょう。
ワンタイムパスワードを入力した場合
ワンタイムパスワードを入力した場合も、速やかにセゾンカードへ連絡してください。
フィッシングサイトに入力した認証情報が悪用されるおそれがあるため、ログイン状況や利用明細なども確認する必要があります。
よくある質問
- Qセゾンカードの「Netアンサー パスワード有効期限による確認(6ヶ月以上経過)」というメールは本物ですか?
- A
今回確認したメールは、セゾンカードの正規ドメインとは異なるメールアドレスから送信されており、リンク先も公式サイトとは異なるドメインです。
セゾンカードを装ったフィッシング詐欺メールと判断できます。メール内のリンクはクリックしないでください。
- Qパスワードを180日以上変更していないと、Netアンサーが利用停止になりますか?
- A
今回のメールに記載された「180日以上経過したため、48時間以内に変更が必要」という案内は、正規のセゾンカードからの連絡とは確認できません。
利用制限やパスワードに関する情報が気になる場合は、メール内のリンクではなく、セゾンカードの公式サイトから確認してください。
- Q送信元が「セゾンカード」と表示されていれば本物ですか?
- A
いいえ。メールの差出人名は偽装される可能性があります。
今回のように、差出人名が「セゾンカード」と表示されていても、実際のメールアドレスが正規のドメインと異なる場合があります。
差出人名だけで判断しないようにしてください。
- Qメールを開いただけでも被害に遭いますか?
- A
メールを開いただけで、直ちにIDやパスワードなどが盗まれるとは限りません。
ただし、本文のリンクをクリックしたり、リンク先で個人情報を入力したりすることは危険です。
不審なメールは開封やリンクのクリックを避け、削除してください。
- Qメールに記載された電話番号に問い合わせてもよいですか?
- A
メールに記載された電話番号が正規の問い合わせ先であるとは限りません。
問い合わせが必要な場合は、セゾンカードの公式サイトから正規の連絡先を確認してください。
まとめ
今回確認した「Netアンサー パスワード有効期限による確認(6ヶ月以上経過)」というメールは、セゾンカードを装ったフィッシング詐欺メールと考えられます。
不審な点をまとめると、次のとおりです。
- 差出人名は「セゾンカード」だが、送信元は
resortatcanopyoaks[.]com - セゾンカードが案内する正規の送信元ドメインと一致しない
- リンク先がセゾンカードの公式ドメインではない
- パスワードの更新期限を理由に48時間以内の対応を要求している
- ログイン制限を示唆して利用者の不安をあおっている
セゾンカードの名前が表示されていても、正規の案内とは限りません。
このようなメールを受信しても、リンクをクリックしたり、NetアンサーのID・パスワードやカード情報を入力したりしないでください。
パスワードやアカウントの状態を確認したい場合は、セゾンカードの公式サイトから直接アクセスして確認しましょう。
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参照・出典
- セゾンカード「セゾンカードを騙る不審なメール・SMSにご注意ください」
- セゾンカード「セゾンカードを騙る『ご利用確認のお願い』といった内容の偽メールが増えています」
- セゾンカード「クレディセゾンからEメールが届きました。本当にクレディセゾンからですか。」
※本記事は、確認できた不審メールの内容とセゾンカードの公式案内をもとに注意喚起を目的として作成しています。メールの送信元やリンク先は、同じ件名であっても異なる場合があります。
免責事項
本記事は、フィッシング詐欺などの被害防止を目的とした情報提供です。掲載内容は確認時点の情報に基づいており、すべてのメールや事例に該当することを保証するものではありません。不審なメールを受信した場合は、必ずセゾンカードの公式サイトで最新情報をご確認ください。

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