2026年10月現在、セゾンカード(株式会社クレディセゾン)を装い、「本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認について」という件名で送られてくる不審なメールに注意が必要です。
このメールは、カードのセキュリティ上の確認事項が検出されたと説明し、本人認証(3Dセキュア)の再認証を求める内容になっています。
さらに、手続きの期限を2026年10月30日と指定し、期限までに対応しなければカードの利用を一時的に制限する可能性があると警告しています。
しかし、送信元メールアドレスはセゾンカードの公式ドメインとは異なり、誘導先のURLも公式サイトではありません。
セゾンカードを装ったフィッシングメールと判断できるため、メールに記載されたリンクをクリックしたり、カード情報やログイン情報を入力したりしないでください。
不審なメールの概要
今回確認したメールの概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送信者名 | 【セゾンカード】 |
| 送信元メールアドレス | noreply[@]mail11[.]tqeinc[.]com |
| 件名 | 【セゾンカード】本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認について |
| メールの日付 | 2026年10月20日 |
| 手続きの期限 | 2026年10月30日 |
| 誘導先 | pridei[.]com |
| メールの内容 | 3Dセキュアの再認証を要求 |
※メールアドレスとURLは、誤ってアクセスしないよう一部を無効化しています。
メール本文の内容
今回確認したメールには、セゾンカードおよびNetアンサーの利用者に向けたセキュリティ上のお知らせとして、次のような文章が記載されていました。
ご登録情報の確認およびセキュリティ認証に関するお知らせ
いつもセゾンカードおよびNetアンサーをご利用いただき、誠にありがとうございます。
株式会社クレディセゾンでは、会員の皆様に安全な環境でサービスをご利用いただくため、定期的なセキュリティシステムの確認および本人認証サービスの状況点検を実施しております。
今回、お客様のカードご利用に関して、セキュリティ上の確認事項が検出されたため、念のため再認証のお手続きをお願いしております。
さらに、対象となるカード番号について、次のように記載されています。
本再認証手続きの対象となるカードは、カード番号の先頭が「525」「352」「4541」「3777」のいずれかで始まるものに限定させていただきます。
該当されないカードをお持ちの場合は、本手続きは不要ですので、ご了承ください。
メールには、本人認証(3Dセキュア)の確認を手続き項目として記載し、2026年10月30日を対応期限に指定しています。
そして、次のように手続きを促しています。
認証手続きは下記の専用ボタンより認証画面へお進みください。
(※セキュリティ保護のため、必ずご自身でブラウザを開き直接アクセスするか、公式アプリからお手続きください)
メールには「セキュリティ認証ページへ進む」というリンクが設定されていました。
リンク先URL(無効化済み):hxxps://www[.]pridei[.]com/screens/net/response_type/code
また、注意事項として、期限までに手続きが完了しなければカードの利用を一時的に制限する可能性があると記載されています。
このように、セキュリティ上の問題を理由に再認証を求め、専用リンクから手続きをさせようとする内容です。
送信元メールアドレスがセゾンカードの公式ドメインではない
今回のメールで特に注意したいのが、送信元メールアドレスです。
送信元:noreply[@]mail11[.]tqeinc[.]com
差出人名には「【セゾンカード】」と表示されていますが、メールアドレスのドメイン部分は「tqeinc.com」です。
セゾンカードの公式サイトでは、同社から送信するメールアドレスのドメインとして、以下を案内しています。
- @mail.saisoncard.co.jp
- @mail2.saisoncard.co.jp
- @cs.saisoncard.co.jp
- @saisonid.com
今回の送信元である「mail11.tqeinc.com」は、これらの公式ドメインとは一致しません。
差出人名は自由に偽装できる場合があるため、表示名だけで本物と判断してはいけません。
セゾンカードを名乗るメールを受信した場合は、送信元のメールアドレスも確認することが重要です。
リンク先URLがセゾンカードの公式サイトではない
今回のメールには「セキュリティ認証ページへ進む」というリンクが設定されています。
リンク先(無効化済み):
hxxps://www[.]pridei[.]com/screens/net/response_type/code
URLのドメイン部分は「pridei.com」です。
セゾンカードの公式サイトのドメインは「saisoncard.co.jp」であり、今回のリンク先とは異なります。
セゾンカードの公式サイトを装っていても、実際のリンク先が無関係なドメインになっている場合は注意が必要です。
フィッシングメールでは、実在する企業やサービスの名称を使って受信者を信用させ、偽サイトへ誘導する手口が使われています。
今回も、セゾンカードの本人認証サービスを装い、外部ドメインのページへ誘導していることから、フィッシング詐欺の危険性が非常に高いと考えられます。
メールに記載されたリンクはクリックしないでください。
本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認を装っている
今回のメールは、セゾンカードの本人認証サービス(3Dセキュア)を題材にしています。
3Dセキュアとは、インターネットショッピングで第三者によるカードの不正利用を防ぐための本人認証サービスです。
セゾンカードの公式サイトでは、SMSやメールによるワンタイムパスコード認証、セゾンPortalによるアプリ認証などが案内されています。
しかし、今回のメールは、カード利用時の本人認証ではなく、セキュリティ上の確認事項が検出されたという理由で、利用者に再認証を要求しています。
具体的にどのような問題が検出されたのかは説明されていません。
また、メール内のリンクはセゾンカードの公式サイトとは異なるドメインに設定されています。
本物の3Dセキュアを題材にしているからといって、メールそのものが正規の案内であるとは限りません。
カード番号の先頭を指定している点にも注意
今回のメールでは、再認証の対象となるカードについて、番号の先頭が以下のいずれかで始まるものに限定すると記載されています。
- 525
- 352
- 4541
- 3777
このように対象となるカードを限定することで、受信者に自分のカードが該当するかどうかを確認させ、メールの内容に関心を持たせる狙いが考えられます。
しかし、カード番号の先頭を具体的に記載しているからといって、正規の案内であるとは判断できません。
不審なメールに記載された対象条件やカード情報に関する説明を信用せず、公式サイトや公式アプリから確認してください。
期限を設けてカードの利用制限をほのめかしている
今回のメールでは、2026年10月30日を手続きの期限として指定しています。
さらに、期限までに手続きを完了しなかった場合について、次のように記載されています。
期日までにお手続きが完了しない場合、安全保護の観点からカードのご利用を一時的に制限させていただく場合がございます。
カードが利用できなくなる可能性を示すことで、受信者の不安をあおり、早急にリンクをクリックさせようとしていると考えられます。
フィッシング詐欺では、「利用停止」「アカウント停止」「本人確認」「重要なお知らせ」などの言葉を使い、受信者を焦らせる手口がよく見られます。
期限が迫っている場合でも、メール内のリンクから手続きをしてはいけません。
セゾンカードを装ったフィッシングメールに注意
セゾンカードの公式サイトでも、同社を装った不審なメールやSMS、偽サイトについて注意喚起が行われています。
公式案内では、不審なメールやSMSに記載されたURLを開かないこと、カード情報や個人情報を入力しないことなどが呼びかけられています。
また、Netアンサーへのログインを求められた場合は、不審なメールのリンクではなく、セゾンカードの公式サイトからアクセスするよう案内されています。
今回のメールも、送信元とリンク先の両方が公式情報と一致しないため、正規の案内として扱うべきではありません。
不審なメールを受信した場合の対処法
今回のようなメールを受信した場合は、以下の点に注意してください。
- メール内のリンクをクリックしない。
- カード番号や有効期限、セキュリティコードを入力しない。
- NetアンサーやSAISON IDのログイン情報を入力しない。
- メールに返信しない。
- セゾンカードの利用状況は公式アプリや公式サイトから確認する。
- 不審なメールは削除する。
すでに偽サイトを開いてしまった場合でも、情報を入力していなければ、直ちにカード情報が盗まれたとは限りません。
一方、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどを入力してしまった場合は、不正利用を防ぐため、速やかにセゾンカードへ連絡し、カードの再発行などの対応を相談してください。
NetアンサーやSAISON IDのID・パスワードを入力してしまった場合は、公式サイトから速やかにパスワードを変更し、登録情報や利用状況も確認してください。
まとめ
今回確認した「【セゾンカード】本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認について」というメールは、セゾンカードを装ったフィッシング詐欺メールと判断できます。
メールには、セキュリティ上の確認事項が検出されたとして、本人認証サービスの再認証を求める内容が記載されています。
しかし、送信元メールアドレスはセゾンカードの公式ドメインとは異なる「tqeinc.com」であり、リンク先も公式サイトではない「pridei.com」です。
また、2026年10月30日という期限を設け、手続きしなければカードの利用を制限する可能性があると不安をあおっています。
セゾンカードの本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認を装ったフィッシングメールには注意してください。
メール内のリンクはクリックせず、カード情報やログイン情報を入力しないようにしましょう。
セゾンカードに関する確認や手続きが必要な場合は、公式サイトや公式アプリからアクセスしてください。
よくある質問(FAQ)
- Qセゾンカードから届いた「本人認証サービス(3Dセキュア)の再確認」は本物ですか?
- A
今回紹介したメールは、フィッシング詐欺メールと判断できます。
送信元メールアドレスがセゾンカードの公式ドメインと異なり、リンク先も公式サイトではないため、メール内の案内に従わないでください。
- Qメールに記載された「2026年10月30日」という期限は本当ですか?
- A
今回のメールに記載された期限であり、セゾンカードの公式な手続き期限であることを示す根拠はありません。
期限を過ぎるとカードが利用停止になるという説明も信用しないでください。
- Q3Dセキュアの再認証は必要ですか?
- A
3Dセキュアは、インターネットショッピングなどで本人認証を行うサービスです。
今回のメールに記載された外部サイトから再認証する必要はありません。必要な確認がある場合は、セゾンカードの公式サイトやセゾンPortalから確認してください。
- Qメールのリンクをクリックしてしまった場合はどうすればよいですか?
- A
リンクを開いただけで、カード情報やログイン情報を入力していない場合は、ページを閉じてください。
カード番号や有効期限、セキュリティコード、ID・パスワードなどを入力した場合は、速やかにセゾンカードへ連絡し、カードの再発行やパスワード変更などの対応を行ってください。
- Qセゾンカードの公式メールアドレスはどこで確認できますか?
- A
セゾンカードの公式サイトでは、同社から送信するメールアドレスのドメインとして、以下を案内しています。
- @mail.saisoncard.co.jp
- @mail2.saisoncard.co.jp
- @cs.saisoncard.co.jp
- @saisonid.com
ただし、送信元アドレスは偽装される可能性もあるため、ドメインだけで判断せず、リンク先URLやメールの内容も確認してください。
- Q不審なメールをセゾンカードに報告できますか?
- A
セゾンカード公式サイトでは、同社を装ったフィッシングメールに関する情報提供を受け付けています。
不審なメールを報告する場合は、公式サイトの案内を確認してください。
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参照・出典
- セゾンカード公式サイト:セゾンカードを騙る不審なメール・SMSにご注意ください
- セゾンカード公式サイト:セゾンカード・本人認証サービス(3Dセキュア)
- セゾンカード公式サイト:セゾンカードを騙る偽メールに関する注意喚起
- セゾンカード公式サイト:クレディセゾンからのメールの送信元について
免責事項
本記事は、実際に確認されたメールの内容や送信元情報、リンク先URLなどをもとに、フィッシング詐欺への注意喚起を目的として作成しています。
掲載しているメールの内容やURLは、確認時点の情報です。類似した件名や本文であっても、送信元やリンク先が異なる場合があります。
本記事は特定のメールの安全性を保証するものではありません。不審なメールを受信した場合は、メール内のリンクを利用せず、必ず公式サイトや公式アプリから確認してください。
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