- 結論:+98はイランの国番号。身に覚えのない着信には注意
- +98はどこの国?イランの国番号です
- +98から始まる電話は詐欺なの?
- 国際電話を利用した特殊詐欺に注意
- ニセ警察詐欺にも注意
- 自動音声を使った詐欺電話にも注意
- 発信者番号偽装(スプーフィング)にも注意
- +98から電話がかかってきたときの対処法
- +98からの電話に出てしまった場合
- 「1を押してください」と言われてボタンを押してしまった場合
- ニセオペレーターにつながった場合
- 個人情報を伝えてしまった場合
- 留守番電話が残っていた場合
- +98からの電話に折り返しても大丈夫?
- +98からの電話を着信拒否する方法
- 固定電話なら国際電話の利用休止も検討
- 不審な電話を受けたときの相談先
- +98からの電話で被害を防ぐポイント
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 免責事項
結論:+98はイランの国番号。身に覚えのない着信には注意
「+98」から始まる電話番号は、イランに割り当てられている国際電話の国番号です。国際電気通信連合(ITU)の国番号一覧でも、イランの国番号は「+98」とされています。
ただし、「+98から始まる電話=すべて詐欺」というわけではありません。
イランに家族・友人・知人・取引先などがいる場合は、正当な国際電話の可能性もあります。
一方で、イランに心当たりがないにもかかわらず突然「+98」から電話がかかってきた場合は、慎重に対応することをおすすめします。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして、国際電話の着信ブロックなどの対策を呼びかけています。2025年中に特殊詐欺で利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号だったとされています。
不審な電話を受けた場合は、「出ない・押さない・折り返さない」を基本に対応しましょう。
+98はどこの国?イランの国番号です
「+98」は、イラン(Iran)の国際電話番号に使われる国番号です。
国際電気通信連合(ITU)の国番号一覧では、イランの国番号が「+98」と登録されています。
日本の国番号は「+81」なので、「+98」から始まる番号は日本国内の電話番号ではなく、国際電話番号として表示される番号です。
+98から始まる電話番号の表示例
着信履歴では、次のような形式で表示されることがあります。
- +98XXXXXXXXXX
- +98-XX-XXX-XXXX
- 01098XXXXXXXXXX
スマートフォンなどでは「+98」から始まる形式で表示されるケースが一般的です。
なお、実際のイランの電話番号は「+98」の後に国内の番号が続く形式になっています。
「+9」で始まる電話番号にも注意
「+9」で始まる国番号には、イランの「+98」以外にも、アジアや中東など複数の国・地域が含まれています。
そのため、「+9から始まるからイラン」という意味ではありません。
今回注意したいのは、「+98」から始まる国際電話番号です。
+98から始まる電話は詐欺なの?
+98から始まる電話番号すべてが詐欺というわけではありません。
「+98」は正式なイランの国番号なので、イランから正当な国際電話がかかってくる可能性もあります。
しかし、次のような状況であれば、詐欺や迷惑電話の可能性も考えて慎重に対応しましょう。
- イランに知人や親族がいない
- イランの企業と取引していない
- イランへ旅行・出張する予定がない
- 海外から電話がかかってくる予定がない
- 突然、+98から着信した
- 自動音声が流れた
- 「未払い料金がある」などと言われた
- 「電話を停止する」などと脅された
- 警察官や公的機関を名乗った
- 「1を押してください」などと操作を求められた
- SNSやビデオ通話へ誘導された
特に、電話で不安をあおり、個人情報や金銭の支払いを求めてくる場合は注意が必要です。
国際電話を利用した特殊詐欺に注意
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。
警察庁によると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。
そのため、身に覚えのない国際電話については、国番号だけで「安全」「危険」と判断するのではなく、電話の内容や相手の要求にも注意することが重要です。
ニセ警察詐欺にも注意
近年は、警察官などを名乗って不安をあおり、金銭や個人情報をだまし取る「ニセ警察詐欺」が問題となっています。
警察庁も、警察官をかたる犯人が実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口について注意喚起しています。
例えば、次のような内容には注意が必要です。
- 「あなた名義の口座が犯罪に使われています」
- 「あなたに逮捕状が出ています」
- 「資金洗浄事件の容疑者になっています」
- 「捜査に協力してください」
- 「資産を確認する必要があります」
- 「SNSのビデオ通話に移動してください」
- 「指定した口座へお金を移してください」
警察庁は、警察官が電話で捜査対象になっているなどと伝えることはないと注意喚起しています。また、相手から教えられた番号には折り返さず、警察相談専用電話「#9110」へ相談するよう案内しています。
警察官を名乗っても電話だけで信用しない
電話の相手が警察官を名乗ったとしても、それだけで本物だと判断しないようにしましょう。
「逮捕」「犯罪」「口座」「資金洗浄」などの言葉で不安をあおられた場合でも、慌てて相手の指示に従う必要はありません。
一度電話を切り、自分で調べた公式の窓口から警察などへ確認することが大切です。
自動音声を使った詐欺電話にも注意
国際電話では、自動音声を使って相手を誘導する手口にも注意が必要です。
例えば、
「料金の未払いがあります」
「電話回線を停止します」
「荷物に問題があります」
「詳しい案内を希望する方は1番を押してください」
などと案内し、番号を押すよう求めるケースがあります。
電話の内容に心当たりがない場合は、自動音声の指示に従ってボタンを押さないようにしましょう。
公的機関や企業を名乗る電話にも注意
不審な電話では、実在する企業や公的機関の名前が使われることがあります。
例えば、
- NTT
- 総務省
- 厚生労働省
- 税関
- 警察
- 日本郵便
- 運送会社
- 金融機関
などを名乗り、未払い料金や荷物、口座などを理由に対応を求めるケースがあります。
電話の相手が本物かどうか分からない場合は、電話の中で案内された番号やURLをそのまま利用せず、公式サイトなどから自分で連絡先を確認するようにしましょう。
発信者番号偽装(スプーフィング)にも注意
電話では、実際の発信元とは異なる電話番号を着信画面に表示させる「発信者番号偽装(スプーフィング)」が問題になることがあります。
そのため、
「+98と表示されたから、必ずイランから電話がかかってきた」
とは限りません。
逆に、日本国内の電話番号が表示されているからといって、必ず安全とも限りません。
警察庁も、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口について注意喚起しています。
電話番号の表示だけで相手を信用せず、電話の内容や要求に不自然な点がないか確認することが大切です。
+98から電話がかかってきたときの対処法
身に覚えのない「+98」から電話がかかってきた場合は、次の対応を心掛けましょう。
電話に出ない
イランから電話がかかってくる予定がなく、番号にも心当たりがない場合は、無理に電話に出る必要はありません。
警察庁も、国際電話番号や見知らぬ電話番号からの着信を無視するなどの対策を案内しています。
折り返さない
心当たりのない「+98」へは、安易に折り返さないようにしましょう。
国際電話として料金が発生する可能性があるほか、相手と直接つながることで、詐欺などの被害につながるおそれがあります。
本当に用件がある相手だと思われる場合でも、着信履歴の番号へ直接折り返すのではなく、別の方法で相手の連絡先を確認するほうが安全です。
自動音声の指示に従わない
「1を押してください」「オペレーターにつなぎます」などと案内されても、心当たりがない場合は操作しないようにしましょう。
不審に感じたら、そのまま電話を切って問題ありません。
個人情報を伝えない
電話の相手から次のような情報を求められても、伝えないようにしましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- マイナンバー(個人番号)
- SMSなどで届いた認証コード
- インターネットバンキングの情報
特に、認証コードを電話で聞き出そうとする場合は注意が必要です。
SNSやビデオ通話へ移動しない
電話の途中で、
「LINEで話しましょう」
「ビデオ通話に切り替えてください」
などとSNSやビデオ通話へ誘導されても、相手の指示に従わないようにしましょう。
警察庁も、警察官をかたる特殊詐欺でSNSのビデオ通話などへ誘導する事例を紹介しています。
+98からの電話に出てしまった場合
「+98」からの電話に出てしまったとしても、出ただけで必ず被害に遭うわけではありません。
相手に心当たりがなく、不審な内容だった場合は、慌てず電話を切りましょう。
特に、
- 個人情報を伝えていない
- 金銭を支払っていない
- 相手の指示で送金していない
- SMSの認証コードを伝えていない
- 不審なURLへアクセスしていない
- アプリをインストールしていない
のであれば、まずは電話を切り、着信履歴の番号へ折り返さないようにしましょう。
「1を押してください」と言われてボタンを押してしまった場合
自動音声の指示に従って、誤ってボタンを押してしまうこともあります。
ボタンを押しただけで直ちに金銭的な被害が発生するとは限りませんが、その後オペレーターにつながった場合は注意してください。
相手から個人情報や口座情報などを求められても、伝えずに電話を切りましょう。
その後も不審な電話が続く場合は、着信拒否などの対策を検討してください。
ニセオペレーターにつながった場合
電話を転送され、オペレーターを名乗る人物につながった場合も、相手の説明をそのまま信用しないようにしましょう。
特に、
- 「警察へ転送します」
- 「逮捕されます」
- 「口座を調査します」
- 「資産を確認します」
- 「保釈金が必要です」
- 「本人確認のため認証コードを教えてください」
などと言われた場合は、注意が必要です。
電話を切り、必要であれば自分で確認した公式窓口へ相談してください。
個人情報を伝えてしまった場合
もし電話で個人情報を伝えてしまった場合は、伝えた情報の種類に応じて対応しましょう。
例えば、銀行口座やクレジットカードに関する情報を伝えてしまった場合は、できるだけ早く利用している金融機関やカード会社へ連絡してください。
SMS認証コードやインターネットバンキングの情報を伝えてしまった場合も、速やかにサービス提供会社へ相談しましょう。
金銭を振り込んでしまった場合は、金融機関への連絡とあわせて、警察への相談も検討してください。
留守番電話が残っていた場合
「+98」からの電話に出ず、留守番電話に自動音声が残っていた場合は、内容を確認したうえで、不審な案内には従わないようにしましょう。
留守番電話を聞いただけで、直ちに被害が発生するわけではありません。
ただし、
- 「折り返してください」
- 「1番を押してください」
- 「指定されたURLへアクセスしてください」
- 「本人確認をしてください」
などの案内があっても、その指示に従わないことが大切です。
+98からの電話に折り返しても大丈夫?
心当たりのない「+98」への折り返しはおすすめできません。
国際電話の場合、国内の電話とは異なる通話料金が発生する可能性があります。
また、相手が詐欺目的だった場合には、折り返しによって相手と直接つながることになります。
本当に連絡を取る必要がある相手だと思われる場合は、着信履歴に表示された番号ではなく、公式サイトや以前から利用している連絡先などから確認しましょう。
+98からの電話を着信拒否する方法
身に覚えのない国際電話が繰り返しかかってくる場合は、スマートフォンの着信拒否機能などを利用する方法があります。
警察庁は、携帯電話について、電話帳登録外番号からの着信拒否や留守番電話機能の活用、国際電話番号などの着信規制が可能なアプリの利用を対策として案内しています。
具体的な設定方法は、利用しているスマートフォンや携帯電話会社によって異なります。
固定電話なら国際電話の利用休止も検討
固定電話やひかり電話を利用していて、海外との電話をほとんど利用しない場合は、国際電話の利用休止を検討する方法もあります。
「国際電話不取扱受付センター」では、国際電話の利用休止を受け付けています。公式サイトでは、国際電話の着信を止める手続きについて案内されています。
海外との電話を利用する必要がない家庭では、こうしたサービスを利用することで、国際電話を利用した特殊詐欺への対策につなげられます。
不審な電話を受けたときの相談先
「+98」からの電話について不安を感じたり、詐欺かもしれないと思ったりした場合は、一人で判断せず相談しましょう。
警察相談専用電話「#9110」
犯罪や特殊詐欺などについて警察へ相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」を利用できます。
警察庁も、国際電話を利用した特殊詐欺について不安を感じた場合の相談先として「#9110」を案内しています。
消費者ホットライン「188」
契約や料金請求などについて不安がある場合は、消費者ホットライン「188(いやや!)」への相談も検討できます。
警察庁の特殊詐欺対策ページでも、相談窓口として「188」が案内されています。
+98からの電話で被害を防ぐポイント
「+98」からの身に覚えのない電話があった場合は、次のポイントを覚えておきましょう。
- 出ない
- ボタンを押さない
- 折り返さない
- 個人情報を伝えない
- 認証コードを教えない
- SMSやメールのURLを安易に開かない
- SNSやビデオ通話へ移動しない
- 相手から教えられた番号へ折り返さない
- 不安な場合は公式窓口へ相談する
特に「逮捕」「未払い」「口座凍結」「回線停止」などの言葉で不安をあおられた場合でも、慌てて相手の指示に従わないことが大切です。
よくある質問(FAQ)
+98はどこの国ですか?
「+98」は、イランの国際電話番号に使われる国番号です。
国際電気通信連合(ITU)の国番号一覧でも、イランの国番号は「+98」とされています。
+98からの電話は詐欺ですか?
+98からの電話すべてが詐欺というわけではありません。
イランに知人や取引先などがいる場合は、正当な国際電話の可能性もあります。
一方、イランに心当たりがない状態で突然電話があり、未払い料金や逮捕などを理由に個人情報や金銭を要求された場合は、詐欺を疑って慎重に対応しましょう。
+98から電話がかかってきたら出ても大丈夫ですか?
心当たりのない電話であれば、出ないことをおすすめします。
特に自動音声が流れたり、個人情報や金銭を要求されたりする場合は、電話を切りましょう。
+98からの電話に出てしまいました。大丈夫ですか?
出ただけで必ず被害に遭うわけではありません。
個人情報を伝えたり、金銭を支払ったりしていない場合は、電話を切って折り返さないようにしましょう。
「1を押してください」と言われてボタンを押してしまいました。どうすればいいですか?
ボタンを押しただけで直ちに被害が発生するとは限りません。
ただし、その後オペレーターにつながった場合は、個人情報や口座情報などを伝えず、電話を切ってください。
+98からの電話に折り返しても大丈夫ですか?
心当たりのない「+98」への折り返しはおすすめできません。
国際電話として料金が発生する可能性があるほか、詐欺などのトラブルにつながる可能性があります。
+98からの電話を着信拒否できますか?
スマートフォンの機種によっては、特定の番号を着信拒否できます。
また、警察庁は、国際電話番号などの着信規制が可能なアプリや、電話帳登録外番号の着信拒否などを対策として紹介しています。
+98からの電話を無視しても問題ありませんか?
心当たりのない国際電話であれば、無理に応答する必要はありません。
必要な連絡であれば、相手が別の方法で連絡してくる場合もあります。
まとめ
「+98」は、イランに割り当てられている国際電話の国番号です。
ただし、「+98=詐欺」というわけではありません。
イランに知人・家族・取引先などがいないにもかかわらず、突然「+98」から電話がかかってきた場合は、慎重に対応しましょう。
特に、
- ニセ警察詐欺
- 自動音声を利用した詐欺
- 個人情報を聞き出す電話
- SNSやビデオ通話への誘導
- 金銭や送金を要求する電話
- 発信者番号を偽装した電話
などには注意が必要です。
身に覚えのない国際電話には、
「出ない・押さない・折り返さない」
を基本に対応してください。
電話に出てしまった場合でも、個人情報や認証コードを伝えたり、金銭を支払ったりしていなければ、慌てず電話を切りましょう。
不安な場合は、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」へ相談できます。
また、固定電話やひかり電話で海外との通話が不要な場合は、「国際電話不取扱受付センター」の利用休止制度を検討するのも一つの方法です。
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参考情報
- 詐欺電話に出てしまったらどうする?個人情報を伝えた・1番を押した・折り返した場合の対処法
- 警察庁推奨アプリ
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- 国際電気通信連合(ITU)|National Numbering Plans
- NTTやNTT東日本などを名乗る特殊詐欺(自動音声電話やショートメッセージサービス)や、NTTを騙る電話勧誘にご注意ください。
免責事項
本記事は、2026年8月時点で確認できる公的機関などの情報をもとに、国際電話や特殊詐欺への注意喚起を目的として作成しています。
「+98」から始まる電話番号すべてが詐欺であることを意味するものではなく、正当な国際電話である可能性もあります。
また、詐欺の手口や電話番号の利用状況は変化する可能性があります。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の事案について判断・保証するものではありません。
実際に被害に遭った場合や、不審な電話について不安がある場合は、警察・消費生活センター・契約している金融機関などの公式窓口へ相談してください。

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