結論:身に覚えのない「+98」からの着信には注意しましょう
「+98」から始まる電話番号は、イランの国際電話番号です。
近年では、海外の電話番号を悪用した詐欺電話が日本国内でも数多く確認されており、警察官や公的機関を装った「ニセ警察詐欺」や、自動音声による詐欺電話が問題となっています。
また、近年は発信者番号偽装(スプーフィング)も確認されており、表示されている番号と実際の発信元が一致するとは限りません。
イランに家族・友人・知人・取引先がおらず、渡航予定もない場合など、身に覚えのない「+98」からの電話には出ず、折り返し電話もしないことをおすすめします。
+98とは?どこの国の電話番号?
「+98」は、イランに割り当てられている国際電話の国番号です。
日本国内に着信すると、次のように表示される場合があります。
表示例
- 98XXXXXXXX(例:9812345678)
- +98XXXXXXXX(例:+9812345678)
- +98-XX-XXX-XXX(例:+98-12-345-678)
「+」から始まる番号は国際電話であり、日本国内の固定電話や携帯電話とは異なります。
なお、古い固定電話などの場合、+が表示されない場合があります。
なお、「+9」で始まる番号は、東南アジア・南アジア・中東などの国や地域に割り当てられています。
+98から始まる電話は詐欺なの?
「+98」の電話番号すべてが詐欺というわけではありません。
しかし、近年は海外番号を悪用した詐欺電話が急増しており、身に覚えのない国際電話には十分注意が必要です。
特に、
- イランに知人がいない
- イラン企業との取引がない
- イランへの旅行予定がない
このような場合は、詐欺電話の可能性も考えられるため、安易に応答しないことが大切です。
近年増えている「ニセ警察詐欺」
最近は、日本の警察官を名乗る詐欺電話が全国で確認されています。
例えば、
- 「あなた名義の口座が犯罪に利用されている」
- 「逮捕状が出ている」
- 「捜査に協力してください」
- 「LINEのビデオ通話へ移動してください」
などと言われ、不安をあおって個人情報やお金をだまし取ろうとします。
警察官を名乗って海外番号から突然電話をかけ、SNSやビデオ通話へ誘導するケースも確認されています。
自動音声詐欺にも注意
近年は、自動音声ガイダンスを使った詐欺電話も増えています。
よく確認されている例として、
- NTT
- 総務省
- 税関
- 保険局
- 日本郵便(郵便局)
- ヤマト運輸
などを名乗り、
「料金の未払いがあります。」
「荷物に問題があります。」
「電話回線を停止します。」
などと不安をあおります。
さらに、
「あなたに容疑が掛っている。警察に電話を転送する」
などと言ってニセ警察へ転送し、お金や個人情報をだまし取る劇場型詐欺へ発展するケースもあります。
発信者番号偽装(スプーフィング)にも注意
近年は、発信者番号偽装(スプーフィング)が問題となっています。
これは、実際の発信元とは異なる番号を相手の着信画面に表示させる手口です。
そのため、
- +98だからイランからとは限らない
- 国内番号だから安全とも限らない
という点にも注意が必要です。
表示された番号だけで信用しないようにしましょう。
電話に出てしまった場合
電話に出てしまっただけで、直ちに被害へつながる可能性は高くありません。
慌てず電話を切り、
- ボタンを押していない
- 個人情報を伝えていない
のであれば、過度に心配する必要はありません。
自動音声が流れた場合
自動音声で、
- 未払い料金
- 回線停止
- 荷物のお知らせ
- 「1番を押してください」
などと案内されても、その指示に従わないようにしましょう。
最後まで聞く必要はありません。
不審だと感じたら電話を切ることが大切です。
番号(ボタン)を押してしまった場合
「1を押してください」などの案内に従ってボタンを押してしまっても、それだけで被害が発生するわけではありません。
しかし、
- 利用されている電話番号
- 応答する利用者
と判断され、今後も詐欺電話がかかってくる可能性があります。
オペレーターにつながった場合は、何も話さず電話を切りましょう。
ニセオペレーターにつながった場合
オペレーターが、
- 警察
- NTT
- 総務省
- 税関
などを名乗っても信用してはいけません。
特に、
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 銀行口座
- クレジットカード情報
- マイナンバー(個人番号)
- SMS認証コード
などは絶対に伝えないようにしましょう。
万が一伝えてしまった場合は、金融機関や警察へ早めに相談してください。
留守番電話が残っていた場合
留守番電話に自動音声が残っていても、
聞いただけで被害に遭うことは通常ありません。
次のすべてに当てはまる場合は、慌てる必要はありません。
- 留守番電話を聞いただけ
- 折り返していない
- 個人情報を伝えていない
不要であれば削除して問題ありません。
折り返し電話はした方が良い?
折り返し電話はおすすめできません。
理由として、
- 国際電話料金が発生する可能性
- 詐欺グループにつながる可能性
- 利用中の番号だと認識される可能性
が考えられます。
心当たりがある相手でない限り、折り返し電話は控えましょう。
被害を防ぐためのポイント
- 身に覚えのない国際電話には出ない
- 自動音声の案内に従わない
- ボタンを押さない
- 折り返し電話をしない
- 個人情報を伝えない
- LINEやSNSへ誘導されても応じない
- 不安な場合は公式窓口へ確認する
問い合わせ先
万が一、不審な電話で不安を感じた場合は、一人で悩まず相談しましょう。
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188(いやや!)
よくある質問(FAQ)
- Q1. +98はどこの国ですか?
- A
「+98」はイランの国番号です。
- Q2. 電話に出てしまいました。大丈夫ですか?
- A
出ただけであれば、個人情報を伝えたりボタンを押したりしていなければ、過度に心配する必要はありません。
- Q3. ボタンを押してしまいました。
- A
それだけで被害が確定するわけではありませんが、今後も詐欺電話がかかってくる可能性があります。
- Q4. 留守番電話を聞いただけです。
- A
聞いただけで被害に遭うことは通常ありません。折り返し電話はせず、そのまま削除して問題ありません。
- Q5. 折り返し電話をした方が良いですか?
- A
心当たりがない場合は、折り返し電話はおすすめできません。
まとめ
「+98」はイランの国際電話番号です。
イランに知人や取引先、旅行予定などがない場合は、身に覚えのない着信には十分注意しましょう。
近年は、
- ニセ警察詐欺
- 自動音声詐欺
- 発信者番号偽装(スプーフィング)
などの手口が確認されています。
「未払い」「逮捕」「回線停止」などと不安をあおられても、慌てて指示に従わないことが大切です。
固定電話やひかり電話を利用していて、海外との電話が不要な方は、「国際電話不取扱受付センター」に申し込むことで、海外からの着信・発信を無料で休止(ブロック)することができます。
知らない国際電話には「出ない・押さない・折り返さない」を心掛け、不安な場合は警察や消費生活センターへ相談しましょう。
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参考情報
免責事項
本記事は、2026年6月時点で公開されている情報をもとに、注意喚起を目的として作成しています。
詐欺の手口は日々変化しており、「+98」から始まる電話番号すべてが詐欺であることを意味するものではありません。正当な国際電話である可能性もあります。
記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別事案について判断するものではありません。最新情報は警察・関係機関などの公式発表をご確認ください。
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