「13ケタの電話番号から電話がかかってきたけれど、どこからの電話なの?」
「日本の電話番号ではないの?」
「13ケタの長い番号は詐欺電話なの?」
このように、見慣れない長い電話番号からの着信に不安を感じる人もいるでしょう。
日本国内で一般的に使われている電話番号は10桁または11桁ですが、国際電話では国番号などが加わるため、国内の電話番号とは異なる形式で表示されることがあります。
ただし、電話番号が13ケタだからといって、必ずしも国際電話や詐欺電話とは限りません。
特に注意したいのが固定電話です。総務省の請負事業として運営されている「でんわんセンター」によると、固定電話では番号の先頭に「+」が表示されず、0以外の数字から始まる番号は国際電話または衛星電話からの着信とされています。
この記事では、13ケタの電話番号の見方や国際電話との関係、固定電話で国際電話を見分ける際の注意点、国際電話詐欺への対処法を詳しく解説します。
13ケタの電話番号とは?
まず重要なのは、「13ケタ」という数字だけでは、電話の発信元や安全性を判断できないということです。
日本国内で一般的に利用されている電話番号には、次のようなものがあります。
- 固定電話:10桁
- 携帯電話:11桁
- 050から始まるIP電話:11桁
- 0120から始まるフリーダイヤル:10桁
- 0800から始まるフリーダイヤル:11桁
一方、国際電話では日本国内で使う番号に国番号などが加わるため、国内電話とは異なる桁数・表示形式になります。
例えば、日本の国番号は「+81」です。
そのため、スマートフォンなどでは、
+81 90-1234-5678
のように表示されることがあります。
この場合、「+」は記号なので桁数には含めず、数字だけを数えると、
81+90+1234+5678=12桁
です。
つまり、「13ケタ」という数字だけを見て、発信元が海外の特定の国だと判断することはできません。
13ケタの電話番号はどこから?
13ケタの電話番号が表示されたからといって、桁数だけで「○○国からの電話」と特定することはできません。
国際電話の場合は、番号の先頭にある「+」以降の数字、つまり国番号(国コード)を確認することが基本です。
例えば、警察庁は国際電話番号について、「+1」や「+44」などから始まる番号を例として挙げています。また、「+81」は日本の国コードであり、それ以外の国コードから電話がかかってきた場合は注意するよう呼びかけています。
ただし、ここでも注意が必要です。
国際電話番号だからといって、すべてが詐欺というわけではありません。
海外の家族・知人からの電話や、海外の企業・サービスなどから正当な連絡が来ることもあります。
そのため、
「13ケタだから詐欺」
「+から始まるから必ず詐欺」
と単純に判断するのではなく、自分にとって心当たりのある電話なのか、相手が何を要求しているのかを確認することが大切です。
固定電話では「+」が表示されないことがある
国際電話について特に注意したいのが、固定電話への着信です。
「国際電話なら+から始まるから分かる」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、でんわんセンターの「+が表示されない国際電話」では、固定電話では番号の先頭に「+」が表示されないと説明されています。さらに、固定電話で「0以外の数字から始まる電話番号」は、国際電話または衛星電話からの着信とされています。
つまり、固定電話の場合、
「+が表示されていない=国内電話」
とは限りません。
スマートフォンでは「+3」「+18」など、国際電話であることが比較的分かりやすい形式で表示される場合があります。
一方、固定電話では「+」が表示されないため、着信画面だけでは国際電話であることに気付きにくいケースがあります。
固定電話で見慣れない番号から電話があったら
固定電話で、
- 0から始まらない番号
- 見慣れない長い番号
- 心当たりのない海外からと思われる番号
- 相手の身元を確認できない番号
などから電話があった場合は、番号だけを見て判断せず、慎重に対応しましょう。
特に、相手からお金や個人情報を求められた場合は注意が必要です。
13ケタの電話番号は詐欺なの?
13ケタというだけで詐欺電話とは判断できません。
しかし、国際電話番号を利用した特殊詐欺は実際に確認されています。
警察庁は、国際電話番号(「+1」や「+44」など)を利用した特殊詐欺被害が多発しているとして注意を呼びかけています。警察庁の「みんなでとめよう!!国際電話詐欺」では、令和7年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号だったとしています。
そのため、桁数そのものではなく、「知らない国際電話から何を要求されたのか」に注目することが重要です。
国際電話詐欺で注意したい手口
国際電話を利用した詐欺では、さまざまな人物や組織を装って電話をかけてくるケースがあります。
例えば、次のような内容には注意が必要です。
未払い料金があると言われる
「料金が未払いになっている」
「今日中に支払わないと利用停止になる」
などと説明し、支払いを要求する手口です。
電話で突然支払いを求められた場合は、相手が名乗った会社の公式サイトなどから正規の問い合わせ先を確認しましょう。
警察官や公的機関を名乗る
「あなたの口座が犯罪に使われている」
「あなたが捜査対象になっている」
などと不安をあおり、お金を振り込ませたり、個人情報を聞き出したりする手口があります。
警察庁も、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口について注意喚起しています。着信画面に実在する警察署の番号が表示されたとしても、それだけで本物とは判断できません。
自動音声で番号を押すよう求める
「料金について確認する場合は1を押してください」
「オペレーターにつなぐ場合は○番を押してください」
など、自動音声によって電話機の操作を促すケースにも注意しましょう。
個人情報や暗証番号を聞かれる
電話口で、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 銀行口座情報
- クレジットカード番号
- 暗証番号
- 認証コード
などを聞かれた場合は、安易に伝えないようにしてください。
13ケタなど見慣れない電話番号から着信したときの対処法
心当たりのない電話番号から着信があった場合は、次のように対応しましょう。
1.必要がなければ電話に出ない
知らない番号からの電話に出る必要がなければ、無理に応答する必要はありません。
特に海外との電話を普段利用していない場合は、国際電話からの着信には注意しましょう。
2.折り返し電話をしない
心当たりのない国際電話には、安易に折り返さないことが重要です。
「着信があったから確認しよう」と折り返すのではなく、必要な連絡であれば、相手が名乗った企業・サービスなどの公式サイトに掲載されている電話番号から確認しましょう。
3.個人情報を伝えない
電話の相手が公的機関や企業を名乗ったとしても、電話だけで本人確認を済ませようとせず、必要な場合は公式窓口に自分から問い合わせましょう。
4.自動音声の指示に従わない
「1を押してください」「担当者につなぎます」などと案内されても、相手が誰なのか分からない場合は操作しないほうが安全です。
5.不安な場合は相談する
不審な電話を受けた場合や、詐欺かどうか判断できない場合は、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」などに相談できます。警察庁もこれらの相談窓口を案内しています。
国際電話を使わない場合は利用休止も検討
普段、海外との電話を利用しない人は、固定電話の国際電話利用を休止する方法もあります。
警察庁は、固定電話について、国際電話の着信を受けないための対策として「国際電話の利用休止」を案内しています。国際電話不取扱受付センターの電話番号は0120-210-364です。
政府広報オンラインも、普段国際電話を利用しない場合は、固定電話の国際電話を休止することが特殊詐欺対策として有効だと案内しています。
でんわんセンターも、海外と電話することがない場合には、国際電話の発着信を規制(ブロック)することを勧めています。
なお、国際電話の利用休止には条件があるため、申し込み前に対象となる電話回線などを確認しましょう。
「+800」と「0800」は別の番号なので注意
国際電話について調べていると、「+800」と「0800」を混同することがあります。
この2つは似ていますが、同じものではありません。
でんわんセンターによると、「+800」は国際電話用のフリーダイヤル(International Freephone Number)です。一方、「0800」は日本国内で使われている無料通話番号で、0120と同様のサービスです。
つまり、
- +800 → 国際電話用のフリーダイヤル
- 0800 → 日本国内のフリーダイヤル
という違いがあります。
見た目が似ているため、番号を確認するときには注意してください。
13ケタの電話番号に関するよくある質問
- Q13ケタの電話番号は海外からの電話ですか?
- A
13ケタという桁数だけでは、海外からの電話かどうかを判断できません。
国際電話の場合は国番号などを確認する必要があります。また、固定電話では「+」が表示されない場合があるため、スマートフォンと同じ感覚で判断しないことも重要です。
- Q13ケタの電話番号は詐欺ですか?
- A
13ケタだからといって、すべてが詐欺というわけではありません。
ただし、警察庁は国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。心当たりのない国際電話からの着信には注意しましょう。
- Q固定電話で「+」が付いていないなら国内電話ですか?
- A
必ずしもそうとは限りません。
でんわんセンターによると、固定電話では番号の先頭に「+」が表示されません。そのため、「+がないから国内電話」と判断することはできません。
- Q13ケタの電話番号から電話が来たら折り返してもいいですか?
- A
心当たりのない番号であれば、安易に折り返さないことをおすすめします。
必要な連絡だと思われる場合でも、着信した番号ではなく、相手が名乗った企業や組織の公式サイトなどに掲載されている連絡先を自分で確認して問い合わせる方法が安全です。
- Q電話で警察や銀行を名乗られた場合はどうすればいいですか?
- A
一度電話を切り、相手から伝えられた番号ではなく、公式サイトなどで確認した正規の窓口に自分から問い合わせてください。
詐欺かもしれないと不安に感じた場合は、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」への相談も検討できます。
まとめ|13ケタというだけで判断せず、心当たりのない国際電話には注意
「13ケタの電話番号だから危険」と決めつけることはできません。
一方で、国際電話番号を利用した特殊詐欺が確認されているため、心当たりのない番号から電話がかかってきた場合は慎重な対応が必要です。
今回の記事のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 日本国内の一般的な電話番号は10桁または11桁
- 国際電話では国番号などが加わるため、国内電話とは異なる表示になる
- 13ケタという桁数だけでは発信元の国や安全性を判断できない
- 国際電話かどうかを確認するときは国番号などを見る
- 固定電話では「+」が表示されない場合がある
- 「+が表示されない=国内電話」とは限らない
- 心当たりのない国際電話には折り返さない
- 電話で個人情報や暗証番号などを求められても伝えない
- 不安な場合は「#9110」や「188」などに相談する
- 国際電話を利用しない場合は、固定電話の国際電話利用休止も検討できる
特に重要なのは、「13ケタ」という数字だけで判断しないことです。
電話番号の表示だけでなく、電話の相手が誰なのか、何を要求しているのかを確認し、不審な点があれば電話を切って正規の窓口へ確認するようにしましょう。
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免責事項
本記事は、電話番号や国際電話に関する一般的な情報および公的機関等が公開している情報をもとに、注意点を解説することを目的としています。
電話番号の表示方法や通信サービスの仕様は、電話機・通信事業者・サービスなどによって異なる場合があります。また、電話番号の桁数や表示形式だけで、発信元や詐欺の有無を確実に判断できるものではありません。
不審な電話を受けた場合や被害が疑われる場合は、警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188」などの公的な相談窓口にご相談ください。

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