スマートフォンや固定電話に、見慣れない「+1700」や「1700」から始まる電話番号が表示され、不安になったことはありませんか?
たとえば、着信履歴には次のような形式で表示されることがあります。
- 1700XXXXXXX
- +1700XXXXXXX
- +1 700 XXX XXXX
- +1 (700) XXX-XXXX
着信履歴をみて、
「+1700はどこの国からの電話?」
「1700から始まる電話番号は何?」
「+1 700はアメリカの電話番号?」
「折り返しても大丈夫?」
このように疑問を持つ方もいるでしょう。
まず知っておきたいのは、「+1700」は「+17」という国番号ではないということです。
「+1700」は、北米電話番号計画(NANP)の+1と、非地理的な番号帯である700を組み合わせた表示として考えることができます。NANPA(北米番号計画管理機関)の資料では、700は特定の都市や州を示す一般的な市外局番ではなく、通信事業者向けのサービスに使われる番号帯として扱われています。
一方、日本で心当たりのない「+1」などの国際電話が突然かかってきた場合は注意が必要です。国民生活センターや警察庁も、知らない国際電話には出ない・折り返さない、個人情報を伝えないといった対策を呼びかけています。
この記事では、+1700・1700から始まる電話番号の意味、+1 700と700の関係、怪しい着信があった場合の対処法を分かりやすく解説します。
【結論】
+1700は「+17」という国番号ではありません。
「+1 700」という形で見ると、+1は北米電話番号計画(NANP)の国コードで、700は特定の地域を示す一般的な市外局番ではなく、通信事業者向けサービスに使用される非地理的な番号帯です。
ただし、着信画面に+1700などの見知らぬ国際電話番号が表示された場合、番号だけを見て発信者の正当性を判断することはできません。心当たりがなければ、出ない・折り返さない・個人情報を伝えないことを基本に対応しましょう。
+1700・1700から始まる電話番号はどこ?
「+1700」は「+17」という国番号ではありません
電話番号の先頭に「+」が付いている場合、その後には国コード(国番号)が続きます。
「+1700」を見て、
「+17という国番号なのでは?」
と思うかもしれませんが、この見方は適切ではありません。
「+1700」は、基本的には
+1 + 700
と分けて考えることができます。
- +1:北米電話番号計画(NANP)で使用される国コード
- 700:NANPの700番号帯
- 残りの数字:700番号帯に続く番号
NANPAの資料では、700は一般的な地域番号ではなく、Interexchange Carrier Services(通信事業者間の長距離通信サービス)に使用される番号帯として記載されています。
そのため、ニューヨークやロサンゼルスなど、特定の都市や地域を700という数字だけから特定することはできません。
「+1700」と「+1 700」は同じ?
表示方法が違うだけで、同じ番号を指している場合があります。
たとえば、
- 1700XXXXXXX
- +1700XXXXXXX
- +1 700 XXX XXXX
- +1 (700) XXX-XXXX
のように表示されることがあります。
この場合は、数字を区切って考えると分かりやすくなります。
+1|700|XXX XXXX
つまり、検索するときも、
- 「+1700 電話番号」
- 「1700 電話番号」
- 「1700から始まる電話番号」
- 「+1 700 電話番号」
- 「700 電話番号」
など、さまざまな表記になる可能性があります。
一部の固定電話では、+(プラス)が表示されない場合があります。
700から始まる電話番号とは?
「700」は、アメリカやカナダの都市・州を表す一般的な市外局番とは異なります。
NANPAの資料では、700は非地理的な番号帯として扱われ、通信事業者向けのサービスに利用されてきました。一般的な地域番号とは異なり、番号だけから発信地域を特定することはできません。
したがって、
「700だからアメリカの○○州から電話が来た」
というように判断することはできません。
また、700という番号帯が存在すること自体は、その着信が詐欺であることを意味しません。
+1700から電話がかかってきたら詐欺?
+1700という番号だけを理由に、詐欺だと断定することはできません。
700番号自体は実在する番号帯です。
ただし、日本国内で生活していて北米に知人・家族・取引先などの心当たりがないにもかかわらず、突然「+1700」などの国際電話がかかってきた場合は、慎重に対応した方がよいでしょう。
国民生活センターは、2026年3月にも「+1」などから始まる海外からの知らない国際電話について、出ない、折り返さない、個人情報を伝えないよう注意を呼びかけています。
警察庁も、+1や+44などの国際電話番号を利用した特殊詐欺への対策として、知らない番号からの着信を受けないための設定や、国際電話の着信ブロックなどを案内しています。
「+1700だから危険」ではなく「心当たりのない国際電話だから慎重に」
ここは区別して考えることが大切です。
+1700=詐欺
ではありません。
しかし、
心当たりのない国際電話+不審な内容
であれば、警戒する必要があります。
+1700からかかってくる不審な電話で注意したいパターン
海外からの不審な電話では、次のような手口に注意しましょう。
自動音声で「未納料金がある」と伝える
電話に出ると自動音声が流れ、
「料金が未納になっています」
「このままでは電話が使えなくなります」
などと伝え、番号を押すよう促すケースがあります。
国民生活センターにも、自動音声で「電話が使えなくなる」と告げられ、「1」を押した後に名前や生年月日を聞かれた事例が紹介されています。
公的機関や企業を名乗る
電話会社、郵便関連会社、行政機関、警察などを名乗り、
- 未納料金がある
- 重要な手続きが必要
- あなた名義の電話が犯罪に使われている
などと不安をあおるケースがあります。
電話の相手が実在する企業や公的機関を名乗ったとしても、着信した番号だけを信用しないことが重要です。
必要があれば、相手が案内した番号ではなく、公式サイトなどで確認した正規の窓口から問い合わせましょう。
電話番号の「スプーフィング」にも注意
電話番号には、実際の発信元とは異なる番号を表示させる「スプーフィング」と呼ばれる仕組みが悪用されるケースがあります。
そのため、
「+1700と表示されたから、必ず700番号から発信された」
と判断できるとは限りません。
着信画面に表示された番号だけで、相手の身元や安全性を確認することはできません。
知らない国際電話については、番号を検索するだけでなく、電話の内容や相手が求めている行動にも注意しましょう。
+1700から着信したときの対処法
基本的には、次の対応で問題ありません。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 着信したが出ていない | 折り返さず、そのまま無視する |
| 電話に出てしまった | 不審に感じたらすぐに切る |
| 自動音声が流れた | 指示に従わず、電話を切る |
| ボタンを押してしまった | それ以上操作せず、通話を終了する |
| 名前・住所などを聞かれた | 個人情報を伝えない |
| お金を要求された | その場で支払わない |
| 留守番電話が残っている | 内容を確認し、心当たりがなければ折り返さない |
| すでに折り返した | 通話内容や請求状況を確認し、不安があれば相談窓口へ確認 |
国民生活センターも、知らない国際電話について「出ない・折り返さない」「個人情報を伝えない」と案内しています。
+1700に折り返しても大丈夫?
北米に心当たりがないのであれば、基本的に折り返さないことをおすすめします。
着信だけであれば、すぐに料金が発生するとは限りません。
一方、自分から国際電話を発信すると、契約している通信サービスによっては国際通話料金が発生する場合があります。
また、詐欺などが疑われる場合には、電話を折り返すことで不審な相手との接点を持つことになります。
「大事な電話かもしれない」と思っても、着信履歴の番号へ直接折り返すのではなく、必要に応じて相手が名乗った企業・組織の公式窓口を自分で調べて確認するようにしましょう。
国際電話の不審な着信を減らす方法
固定電話の場合
国際電話を利用していない場合は、国際電話不取扱受付センターで利用休止の手続きを確認できます。
国民生活センターによると、固定電話では国際電話の利用休止が可能で、着信休止は固定電話会社を問わず受け付けています。
携帯電話の場合
スマートフォンでは、端末やOS、携帯電話会社のサービスによって、迷惑電話や知らない番号の着信を制限できる場合があります。
国民生活センターも、携帯電話会社が提供する迷惑電話対策サービスや端末の設定を確認するよう案内しています。
また、警察庁も、国際電話番号や知らない番号からの着信を無視することや、国際電話の着信をブロックできるアプリの利用などを案内しています。
FAQ|+1700・1700から始まる電話番号について
- Q+1700からの着信はすべて詐欺ですか?
- A
いいえ。
700は北米電話番号計画に実在する番号帯であり、「+1700」という表示だけで詐欺と判断することはできません。
ただし、北米に心当たりがない人に突然かかってきた国際電話で、料金請求や個人情報の要求などがあった場合は注意が必要です。
- Q+1700はどこの国からの電話ですか?
- A
「+1700」を特定の国や都市を示す番号として判断することはできません。
「+1」は北米電話番号計画で使用される国コードで、700は地域を表す一般的な市外局番ではないためです。
- Q「+1700」と「1700から始まる電話番号」は同じですか?
- A
表示形式によって異なりますが、検索上は同じ「700番号」を指しているケースがあります。
特に「+1 700」と「+1700」は、番号の区切り方が違って表示されている可能性があります。
- Q+1700からの電話に出てしまいました。大丈夫ですか?
- A
電話に出ただけで直ちに被害が発生するとは限りません。
不審な内容だった場合は、通話を終了し、それ以上個人情報を伝えないようにしましょう。
もし氏名・住所・生年月日・口座情報などを伝えてしまった場合や、金銭を支払ってしまった場合は、早めに警察や消費生活センターなどへ相談してください。国民生活センターは、消費者ホットライン188や警察相談専用電話#9110を相談先として案内しています。
- Q+1700に折り返した方がいいですか?
- A
北米に心当たりがない場合は、折り返さないことをおすすめします。
重要な用件だと思っても、着信番号へ直接折り返すのではなく、相手が名乗った企業や組織の公式窓口を自分で確認してください。
- Q700はアメリカの市外局番ですか?
- A
一般的な都市・地域を示す市外局番とは異なります。
NANPAの資料では、700は非地理的な番号帯で、通信事業者向けサービスに使用される番号として扱われています。
まとめ|+1700からの知らない電話はどうすればいい?
+1700は「+17」という国番号ではありません。
「+1 700」と考えると、+1は北米電話番号計画の国コード、700は特定の地域を示さない特殊な番号帯です。
そのため、「+1700だから必ず詐欺」「+1700だから危険な国からの電話」と決めつけることはできません。
一方で、日本国内にいて北米との関係に心当たりがないのに、突然+1700などの国際電話がかかってきた場合は慎重に対応しましょう。
特に、
- 自動音声が流れる
- ボタン操作を要求される
- 未納料金があると言われる
- 警察や企業などを名乗る
- 個人情報を聞かれる
- お金の支払いを要求される
といった場合は注意が必要です。
基本は、
「出ない・折り返さない・個人情報を伝えない」
です。
国民生活センターも、知らない国際電話には出ない・折り返さないことや、個人情報を伝えないことを呼びかけています。
もし不安になったり、個人情報を伝えてしまったり、金銭的な被害が発生した場合は、消費者ホットライン188や警察相談専用電話#9110などに相談してください。
迷ったときのチェックリスト
- +1700・1700からの電話に心当たりがない
- 北米に家族・知人・取引先などがいない
- 相手から料金や個人情報を要求された
- 自動音声でボタン操作を求められた
このような場合は、その場で対応せず、電話を終了するのが安全です。
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- +1866から始まる電話番号の詳しい解説
- +1877から始まる電話番号の詳しい解説
- +1888から始まる電話番号の詳しい解説
参照・出典
- 警察庁「みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ」
- 国民生活センター「海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です」
- NTT Finance「NTTファイナンスを名乗る架空料金請求詐欺にご注意ください」
- 郵便局「日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。」
免責事項
本記事は、北米電話番号計画(NANP)や公的機関が公表している情報をもとに、+1700・700番号に関する一般的な情報と、不審な国際電話への対処方法を解説するものです。
特定の+1700番号からの着信が詐欺や犯罪であることを断定するものではありません。
実際の発信者や電話の目的については、着信した番号だけでは判断できない場合があります。不審な電話による被害やトラブルが発生した場合は、警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188などの公的な相談窓口にご相談ください。
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