2026年現在、スマートフォンや固定電話に、見慣れない国際電話番号から「日本郵便」や「日本郵便局」を名乗る自動音声が流れる不審電話について、注意が呼びかけられています。
「お荷物の配達が完了していない」「保管中のお荷物がある」などと案内したうえで、「9を押してください」などのボタン操作を促すケースが報告されています。こうした電話では、発信者が日本郵便を名乗っていても、電話番号や案内内容だけで正規の連絡と判断せず、慎重に対応することが重要です。
本記事では、日本郵便を名乗る国際電話の共通した特徴、なぜ不審と考えられるのか、安全な対処法を解説します。
📌 本記事の位置づけについて
本記事では、日本郵便を名乗る国際電話全般の共通した手口や対処法を解説しています。 なお、「+1855」や「+967」など、具体的な特定の番号や詳細な国番号の仕組みについては、以下の個別記事で詳しく解説しています。
1. 日本郵便を名乗る「国際電話」の不審電話とは?
近年、海外からの国際電話番号を経由して、日本国内の利用者を狙った不審な自動音声ガイダンスの報告が相次いでいます。
音声ガイダンスの主な内容
報告されている音声ガイダンスの一例は、次のようなものです。
- 「こちらは日本郵便局です。お荷物の配達が完了しておりません。詳細を確認される場合は9を押してください。」
- 「こちら日本郵便局です。ご不在のため保管されているお荷物が1件ございます。詳しくお知りになりたい方は9を押してください。係りにお繋ぎいたします。」
よくある手口の流れ
国際電話着信 ↓ 日本郵便を名乗る自動音声 ↓ 荷物のトラブルを説明(「配達未完了」「保管中」など) ↓ 「9を押してください」などとボタン操作を誘導 ↓ オペレーターを装った人物へ接続 ↓ 個人情報の聞き出しや金銭の要求へ発展する可能性
2. 「日本郵便局」という名称には注意
発信者が名乗る名称についても、注意が必要です。
日本郵便の正式な会社名は「日本郵便株式会社」です。「郵便局」はサービス・施設などを指す名称として使われています。「日本郵便局」と名乗る電話については、発信者が正式な日本郵便関係者なのか、別途確認する必要があります。発信者が名乗った名称だけで正規の連絡と判断せず、慎重に対応することが重要です。
3. なぜ「国際電話」から日本郵便を名乗るの?
国際電話番号だけで詐欺とは断定できない
国際電話番号だからといって、それだけで詐欺と断定することはできません。海外の家族、知人、勤務先、取引先などから正規の電話がかかってくるケースもあります。
そのうえで、「+1」や「+9」などの国際電話番号の仕組みや、日本国内の配送に関して突然国際電話から自動音声がかかってくる状況などを踏まえると、慎重に対応する必要があります。 (※「+1」や「+9」などの国際電話番号や国番号の詳しい仕組みについては、親記事にて詳しく解説しています。)
日本郵便を名乗り、荷物の配送トラブルを口実に、国際電話から自動音声でボタン操作を求める電話には注意が必要です。
4. 日本郵便を名乗る国際電話で注意したい5つの特徴
以下のような特徴が重なっている場合、不審な電話である可能性が高いため注意してください。
- 「荷物が届いていない」と突然告げる
- 「9を押してください」などとボタン操作を促す
- 自動音声からオペレーターにつなごうとする
- 個人情報を確認しようとする
- 金銭や支払いを要求する
5. ボタンを押すとどうなる?
「9を押してください」などの指示に従ってボタン操作をした場合、以下のようなリスクに発展する可能性があります。
- 偽のオペレーターにつながる可能性 郵便局職員などを装う人物に接続され、「再配達手数料が必要」「本人確認が必要」などと話を持ちかけられるおそれがあります。
- 個人情報を聞き出される可能性 氏名、住所、生年月日、クレジットカード情報、銀行口座情報などを巧みに聞き出そうとする場合があります。
- 金銭を要求される可能性 言葉巧みに金銭の支払いや決済を促されるケースが懸念されます。
※ボタンを押しただけで直ちに多額の被害が発生するとは限りませんが、その後のやり取りでトラブルに発展する恐れがあるため、操作しないことが最も安全です。
6. 日本郵便からの正規の連絡とどう見分ける?
- 電話番号だけで判断しない
- 電話で案内された内容や指示をそのまま信じない
- 配送状況は公式サービスから確認する
- 実際の配送状況を確認したい場合は、電話の案内に従うのではなく、日本郵便の公式サイトや公式サービスから確認しましょう。電話でボタン操作を求め、個人情報や金銭に関わる案内を行う運用は、正規のサービスでは行われていません。
7. 日本郵便を名乗る国際電話が来たときの対処法
万が一、心当たりのない国際電話や不審な自動音声がかかってきた場合は、以下の手順で冷静に対処してください。
- 電話に出ない(見知らぬ国際電話番号には極力応答しない)
- 出てしまってもボタンを押さない
- そのまますぐに電話を切る
- 折り返し電話をしない
- 個人情報を絶対に伝えない
- 着信拒否・ブロック設定をする
- 本当に荷物がある場合は公式サイトから確認する
- 不安なら公的機関へ相談する
- 万が一、個人情報を伝えてしまった場合や金銭的な要求を受けた場合は、速やかに以下の窓口へご相談ください。
- 警察相談専用電話:
#9110 - 消費者ホットライン:
188(局番なし) - 最寄りの郵便局
- 警察相談専用電話:
- 万が一、個人情報を伝えてしまった場合や金銭的な要求を受けた場合は、速やかに以下の窓口へご相談ください。
🔗 具体的な番号について詳しく知りたい方へ
日本郵便を名乗る不審な国際電話では、さまざまな番号が使われていると報告されています。その中には「+1855」や「+967」などの番号も含まれます。
これらの番号の仕組みや具体的な報告例については、以下の個別記事で詳しく解説しています。
- 「+1855」に関する解説記事 👉 【注意喚起】+1855から始まる「日本郵便局」を名乗る自動音声に注意|配送未完了を装う不審電話
- 「+96」「+967」に関する解説記事 👉 【注意喚起】+96や+967から始まる「日本郵便局」を名乗る自動音声に注意|配送未完了を装う不審電話
❓ よくある質問(FAQ)
- Q日本郵便から国際電話がかかってくることはありますか?
- A
日本郵便や郵便局を装った不審電話については、実際に自動音声や国際電話番号を利用した事例が確認されています。日本郵便自身も注意喚起を行っています。荷物について確認したい場合は、電話の案内に従わず、公式サイトなどから配送状況を確認してください。
- Q「日本郵便局」という名前は正式な名称ですか?
- A
正式な会社名は「日本郵便株式会社」です。「郵便局」はサービス・施設などを指す名称として使われています。実在する名称と似せた不審な呼び方に注意してください。
- Q「9を押してください」と言われたらどうすればいいですか?
- A
絶対に押さずに、すぐに電話を切ってください。ボタンを押すことで偽のオペレーターにつながる恐れがあります。
- Q荷物を注文していた場合でも詐欺の可能性がありますか?
- A
多くの人が荷物を受け取る機会があることを利用し、幅広い相手に発信されている可能性も考えられます。偶然タイミングが重なっても、国際電話の自動音声による案内は信用せず、公式アプリやサイトから確認してください。
- Q間違ってボタンを押してしまった場合はどうすればいいですか?
- A
すぐに通話を終了させてください。その上で、個人情報を伝えていないか確認し、不安な場合は警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)にご相談ください。
📌 まとめ
日本郵便を名乗る国際電話では、「荷物が届いていない」「保管されている」などと案内し、ボタン操作を促す自動音声が使われるケースがあります。
国際電話番号そのものだけで不審電話と断定することはできませんが、配送に関する突然の自動音声や、ボタン操作、個人情報・金銭の要求などが重なった場合は注意が必要です。
- 出ない・押さない・折り返さない・個人情報を伝えない
- 荷物について確認したい場合は、電話の案内ではなく、日本郵便の公式サービスから確認する
この原則を守ることで、被害を未然に防ぐことができます。
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🔗 参照・関連情報
- 郵便局|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ 警察庁推奨アプリ
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
🛑 免責事項
本記事は、公開されている情報や公的機関等の注意喚起をもとに、国際電話を利用した不審な電話について一般的な注意点を解説するものです。特定の電話番号や発信者、個人・団体について、その正体や犯罪行為を断定するものではありません。最新情報や個別の判断については、公的機関の発表をご確認ください。
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