近年、国際電話番号を悪用した特殊詐欺や迷惑電話が相次いでおり、警察庁や国民生活センターなども注意を呼びかけています。
最近では、スマートフォンや固定電話に「+66」から始まる見覚えのない電話番号からの着信について、SNSや電話番号検索サイトなどで報告が見られます。
身に覚えのないタイからの着信があった場合、詐欺や迷惑電話に悪用されている可能性があるため、「出ない・かけ直さない」を徹底することが重要です。
📱 スマホでの表示例
「+66」からの着信は、端末や携帯キャリアによって以下のように表示される場合があります。
66XXXXXXXXX+66XXXXXXXXX+66 X XXX XXXXX
🌐 「+66」はどこの国番号?
結論:「+66」はタイの国コード(国番号)です。
タイの電話番号は、国内の番号計画に基づく形式で構成されています。ただし、スマートフォンの着信画面に表示された番号が、実際の発信元を正確に示しているとは限りません(スプーフィング等による番号偽装の可能性が疑われます)。
※現時点で「+66」という国番号の表示だけで特定の詐欺手口と断定することはできませんが、心当たりがない国際電話の場合は応答を避けるのが安全です。
🚨 国際電話を利用した主な詐欺手口とパターン
「+66」をはじめとする国際電話を利用した特殊詐欺では、警察庁などの広報情報をもとに以下のような典型的な手口が確認されています。
1. 自動音声ガイダンスによる電話(自動音声詐欺・ロボコール)
電話に出ると機械音声(自動音声)が流れ、「料金の未納がある」「重要なお知らせがある」などと告げてキーパッドの操作を促し、オペレーター(犯人側)へ繋ごうとします。
2. 警察官や公的機関を名乗る電話(ニセ警察詐欺)
「警察署の〇〇です」「あなたに容疑が掛かっている」などと偽り、不安を煽ってLINEなどのSNSへ誘導したり、資産の確認や資金の移動(送金)を要求してきます。
3. ワンギリによる折り返し誘導
1〜2秒だけ着信を鳴らして切る「ワンギリ」を行い、折り返し電話をさせようとします。折り返すことで高額な国際通話料が発生するケースや、電話番号が「有効な番号」として認識され、別の詐欺に悪用されるリスクが考えられます。
🔒 国際電話詐欺を防ぐ具体的な対策とおすすめツール
不審な国際電話による被害を防ぐためには、事前にブロック設定をしておくことが最も効果的です。
スマホ対策:迷惑電話対策アプリを活用する
スマートフォンでは、迷惑電話や詐欺電話を自動で判別・ブロックしてくれるアプリの導入が有効です。
- 警察庁推奨アプリ:「詐欺対策 by NTTタウンページ」「詐欺バスター Lite」など
- 民間の迷惑電話対策アプリ:「Whoscall(フーズコール)」「電話帳ナビ」など
固定電話対策:国際電話不取扱受付センターに申し込む
固定電話などの対象となる電話サービスでは、「国際電話不取扱受付センター」に申し込むことで、海外からの発着信を無料で休止・拒否できます。
📞 国際電話不取扱受付センター
電話番号:
0120-210364(通話料無料)Webサイトからの申し込みにも対応しています。
※一部のIP電話や一部の直収電話サービスなど、契約内容や事業者によってはサービス対象外となる場合があります。詳細はご契約中の電話会社へご確認ください。
🛡️ 不審な国際電話を着信した場合の状況別対応
万が一、不審な国際電話に出てしまったり、何らかの操作をしてしまった場合は、状況に応じて落ち着いて対処しましょう。
| 状況 | すぐに行うこと |
| 着信があっただけ | 電話に出ない、着信履歴から折り返さない |
| 電話に出てしまった | すぐに電話を切る |
| 自動音声で番号を押した | 以後の指示には一切従わず、電話を切る |
| 個人情報を伝えてしまった | 警察相談専用電話(#9110)や最寄りの警察署へ相談 |
| 金銭を送ってしまった | 振込先・送金先の金融機関と警察へ至急連絡・相談 |
| SNSへ誘導された | やり取りの履歴や画面のスクリーンショットを保存し、警察へ相談 |
❓ FAQ(よくある質問)
- Qタイ(+66)に知り合いがいません。電話に出ても大丈夫ですか?
- A
心当たりがない場合は電話に出ないのが最も安全です。誤って出てしまった場合でも、相手の指示には従わず、すぐに電話を切ってください。
- Qうっかり着信履歴から折り返し電話をしてしまいました。どうすればいいですか?
- A
通話が繋がっている場合はすぐに切ってください。折り返してしまうと予期しない通話料金が発生するリスクがあります。また、金銭の振込指示や個人情報の提示を求められても絶対に応じないでください。
- Q海外の国際電話番号から、日本の警察官を名乗る電話が来ました。本物ですか?
- A
海外の国際電話番号から日本の警察官を名乗り、「あなたが捜査対象になっている」などと告げてきた場合は、詐欺を強く疑ってください。相手の指示には従わず、電話を切ったうえで最寄りの警察署や警察相談専用電話(
#9110)に相談してください。
- Q不審な国際電話を完全にブロックする方法はありますか?
- A
スマートフォンであれば迷惑電話対策アプリの利用、固定電話(対象サービス)であれば「国際電話不取扱受付センター」への無料登録が有効です。
📌 まとめ
- 「+66」から始まる着信はタイからの国際電話ですが、見覚えがない場合は詐欺や迷惑電話に悪用されている可能性があります。
- 最近の特殊詐欺では国際電話が悪用されるケースが増加しているため、「出ない」「折り返さない」を徹底しましょう。
- 防犯対策として、スマホの迷惑電話対策アプリや固定電話の「国際電話不取扱受付センター(無料)」などの防止策を積極的に活用しましょう。
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参照・出典
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- 消費者庁|大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声や国際電話番号等を用いて架空の利用料金請求を行う事業者に関する注意喚起
- 郵便局|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
- 国際電話不取扱受付センター
免責事項
本記事は、国際電話や特殊詐欺に関する一般的な注意喚起および情報提供を目的として作成されています。記事の内容は情報の正確性や最新性の維持に努めておりますが、すべての事例や事象に対する絶対的な保証をするものではありません。万が一、不審な電話を受けたり詐欺被害の恐れがある場合は、直ちに最寄りの警察署、または警察相談専用窓口(#9110)、消費者ホットライン(188)へご相談ください。
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