はじめに
2025年現在、クレジットカード会社「JCB」を名乗る国際電話を使った詐欺電話が各地で報告されています。
「カードの不正利用を検知しました」などと不安を煽り、自動音声ガイダンスで番号入力を促し、オペレーターに接続する手口が典型的です。
詐欺が疑われる電話番号の例:
- +181116145671
- +183373111515
- +979989126063
👉 いずれも日本国内のJCB公式番号ではなく、国際番号を悪用した「スプーフィング(なりすまし)」の可能性が高いと考えられます。
SNS等で投稿されている会話例
- 「あなたのクレジットカードが不正に使われています」
- 「カードの不正利用を検知しました。詳細を確認するには0を押してください」
番号を押すと、JCBを名乗るオペレーターにつながり、次のような対応がされるケースがあります。
- 「本人確認が必要」として、氏名・住所・生年月日・カード番号などを尋ねられる
- 「周囲に誰もいない場所に移動してください」などと指示される
- 「被害届を出す必要がある」として、警察への転送を装う
👉 これは「ニセ警察電話」と同様の手口で、個人情報や金銭を狙う詐欺です。
JCB公式の注意喚起と事実
- JCBやカード会社が国際番号から自動音声で連絡することは通常ありません
- 本当に不正利用が疑われる場合は、国内の電話番号やメール・SMSなどから通知が来ます
- 国際電話の自動音声で「番号を押してください」や「個人情報を教えてください」と指示されることはありません
JCB FAQサイト|よくあるご質問・不審な利用を検知したとSMSが届きましたが、本当にJCBから送られたものですか?
出てしまった/折り返してしまった場合の対応
出てしまった場合
- 会話は続けず、すぐに切る
- 自動音声の指示に従わない(番号を押さない)
- 個人情報は一切伝えない
折り返してしまった場合
- すぐに切る
- その後は着信拒否・迷惑電話アプリでブロック
- 情報を伝えてしまった場合は、すぐにJCBのお問い合わせ窓口へ連絡し、必要なら利用停止や再発行を依頼
安全に確認する方法
- カード裏面に記載された公式番号に自分から電話して確認する
- 不安な場合は JCB公式サイトの「よくあるご質問」ページをチェック
- 決して着信表示の番号だけで信用しない
安全に対応するためのポイント
- 国際番号の不審な着信には出ない
- 自動音声で「0を押してください」は詐欺のサイン
- 個人情報を電話で伝えない
- スマホ → 迷惑電話対策アプリを導入
- 固定電話 → 国際電話不取扱受付センターに登録
- 被害に遭った/不安がある → 警察相談専用電話「#9110」または消費生活ホットライン「188」へ相談
よくある質問(FAQ)
Q1. +181や+979からの電話は本当にJCBからですか?
A. 違います。JCBが国際電話の自動音声で個人に連絡することはありません。
Q2. 電話に出てしまったら?
A. すぐに切ってください。番号を押したり、個人情報を伝えると危険です。
Q3. 本物かどうか確かめるには?
A. カード裏面に記載された公式番号に、自分から連絡して確認してください。
Q4. 警察に転送すると言われました。信用していいですか?
A. 信用できません。カード会社から警察に電話は転送できません。詐欺グループが「ニセ警察」役に切り替えている可能性があります。
まとめ
- +181・+183・+979など国際番号からの「JCBを名乗る電話」は詐欺の可能性が高い
- 出てしまったら → すぐに切る
- 折り返してしまったら → 情報を伝えない・カード会社に確認
- 本物かどうかは → 必ずカード裏面の公式番号に自分から確認
- 冷静に「出ない・押さない・信じない・公式確認」を徹底することが重要
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免責事項
本記事はインターネット上の報告や一般的な知見に基づき作成した注意喚起です。
特定の団体・個人を断定するものではなく、記事内容の正確性・完全性を保証するものではありません。
不審な電話や被害の可能性がある場合は、必ずカード会社や公的機関に直接確認してください。
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