「0106で始まる電話番号から着信があったけれど、どこの国からの電話なのだろう?」
見慣れない番号から電話がかかってくると、発信元や電話に出ても問題ないのか気になる方もいるのではないでしょうか。
日本から国際電話をかける際には、国際電話の発信番号「010」の後に国番号を付ける方法があります。例えば、マレーシアの国番号は「+60⇒01060」、オーストラリアの国番号は「+61⇒01061」です。
ただし、着信履歴に表示された番号が「0106」で始まっているからといって、必ずしも特定の国からの電話とは判断できません。番号の表示形式や、どこまでの数字が国番号に当たるのかを確認する必要があります。
また、海外からの電話の中には、警察官や公的機関、通信事業者などを装い、金銭や個人情報をだまし取ろうとする詐欺電話もあります。
この記事では、0106で始まる電話番号の見方や、関連する国番号・地域の一覧、不審な国際電話への対処法について解説します。
0106で始まる電話番号とは?
「0106」という数字だけでは、電話の発信元となる国や地域を特定できません。
日本から国際電話を発信する際に使用する「010」と、海外の国番号を区別する必要があるためです。
日本の国際電話発信番号「010」とは
日本から国際電話をかける際には、一般的に次の形式を使用します。
010+国番号+相手先の電話番号
例えば、マレーシアの国番号は60、オーストラリアの国番号は61です。そのため、日本から発信する場合の番号の先頭部分は、次のようになります。
- マレーシア:01060
- オーストラリア:01061
- インドネシア:01062
- フィリピン:01063
- ニュージーランド:01064
なお、携帯電話などでは「010」の代わりに「+」を使って国際電話を発信できる場合もあります。
一方、海外から日本にかかってきた電話は、着信画面に「+60」や「+61」など、+(プラス)と国番号を含む形式で表示されることがあります。
このため、着信履歴が「0106」で始まっている場合は、番号全体を確認し、どの部分が国番号に当たるのかを判断することが重要です。
+60〜+69で始まる国番号一覧
国番号が「+6」で始まる国・地域には、東南アジアやオセアニアなどに位置する国・地域が含まれています。
以下に、国番号と日本から国際電話を発信する場合の番号形式をまとめました。
| +国番号形式 | 国際プレフィックス形式 | 国・地域・割り当て状況 |
|---|---|---|
| +60 | 01060 | マレーシア |
| +61 | 01061 | オーストラリア、クリスマス島、ココス諸島 |
| +62 | 01062 | インドネシア |
| +63 | 01063 | フィリピン |
| +64 | 01064 | ニュージーランド |
| +65 | 01065 | シンガポール |
| +66 | 01066 | タイ |
| +67 | 01067 | この形式の国番号は割り当てられていない |
| +68 | 01068 | この形式の国番号は割り当てられていない |
| +69 | 01069 | この形式の国番号は割り当てられていない |
※「01060」などは、日本から国際電話を発信する場合の形式を示しています。着信画面に必ず同じ形式で表示されるわけではありません。
また、「+67」「+68」「+69」は、それぞれの2桁の番号を単独の国番号として扱った場合の表記です。実際には「+670」「+673」「+680」など、3桁の国番号が割り当てられているものがあります。
+670以降の国番号・地域一覧
「+6」で始まる国番号には、3桁のものもあります。国番号の網羅性を高めるため、こちらも一覧にまとめます。
| +国番号形式 | 国際プレフィックス形式 | 国・地域・割り当て状況 |
|---|---|---|
| +670 | 010670 | 東ティモール |
| +671 | 010671 | 予備番号(国番号として未使用) |
| +672 | 010672 | オーストラリア領の一部地域など |
| +673 | 010673 | ブルネイ |
| +674 | 010674 | ナウル |
| +675 | 010675 | パプアニューギニア |
| +676 | 010676 | トンガ |
| +677 | 010677 | ソロモン諸島 |
| +678 | 010678 | バヌアツ |
| +679 | 010679 | フィジー |
| +680 | 010680 | パラオ |
| +681 | 010681 | ウォリス・フツナ |
| +682 | 010682 | クック諸島 |
| +683 | 010683 | ニウエ |
| +684 | 010684 | 予備番号(国番号として未使用) |
| +685 | 010685 | サモア |
| +686 | 010686 | キリバス |
| +687 | 010687 | ニューカレドニア |
| +688 | 010688 | ツバル |
| +689 | 010689 | フランス領ポリネシア |
| +690 | 010690 | トケラウ |
| +691 | 010691 | ミクロネシア連邦 |
| +692 | 010692 | マーシャル諸島 |
| +693 | 010693 | 未割り当て |
| +694 | 010694 | 未割り当て |
| +695 | 010695 | 未割り当て |
| +696 | 010696 | 未割り当て |
| +697 | 010697 | 未割り当て |
| +698 | 010698 | 未割り当て |
| +699 | 010699 | 未割り当て |
※国番号の割り当て状況は変更される可能性があります。国際電気通信連合(ITU)の最新資料も確認してください。ITUの国番号資料では、+60〜+66や+670以降の各国・地域の割り当てを確認できます。
※「010671」などは日本から国際電話を発信する場合の形式を表したものです。予備番号や未割り当て番号を使った着信が、通常の国際電話として正規に接続できることを意味するものではありません。
未割り当ての国番号から電話がかかってくることはある?
国番号一覧を確認していると、国や地域が割り当てられていない番号が見つかる場合があります。
こうした見慣れない番号を着信画面で確認した場合は、注意が必要です。
ただし、着信画面に表示された番号が未割り当ての国番号に見えるからといって、その番号が実際に未割り当て番号を使って発信されたと断定することはできません。
電話番号の偽装や通信経路、表示形式などの影響が考えられるためです。
また、未割り当て番号らしき表示があったという理由だけで、すべての着信を詐欺と判断するのも適切ではありません。
知らない番号からの着信は、番号の表示だけで安全性を判断せず、心当たりがなければ安易に応答や折り返しをしないことが大切です。
国際電話を利用した詐欺電話に注意
海外からの着信の中には、詐欺を目的とした電話が含まれている可能性があります。
例えば、次のような内容には注意が必要です。
警察官や公的機関を装う電話
警察官や公的機関の職員を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されている」「逮捕状が出ている」などと不安をあおる手口があります。
相手の説明をうのみにせず、個人情報や口座情報を伝えないようにしましょう。
未納料金や通信サービスを装う電話
通信事業者や公的機関を装い、料金の未納やサービスの停止を理由に、金銭の支払いや個人情報の提供を求める手口にも注意が必要です。
自動音声で案内された番号を押すように指示されても、安易に操作しないでください。
金銭や個人情報を要求する電話
電話の相手から、銀行口座、暗証番号、クレジットカード情報、SMS認証コードなどを聞かれた場合は、伝えないようにしましょう。
また、電子マネーや暗号資産による支払いを要求された場合も、すぐに応じないことが重要です。
国際電話であることだけで詐欺とは断定できませんが、相手が不安をあおったり、急いで金銭を支払うよう求めたりする場合は、特に注意してください。
見慣れない国際電話に出てしまった場合の対処法
知らない国際電話に出てしまっても、すぐに詐欺被害が発生するとは限りません。落ち着いて対処しましょう。
- 心当たりのない相手には、氏名や住所などの個人情報を伝えない
- 暗証番号やSMS認証コードを教えない
- 金銭の振り込みや電子マネーの購入を求められても応じない
- 不審な電話は途中で切り、相手が名乗った機関の公式窓口に自分で確認する
- 不審な番号には安易に折り返さない
電話に出ただけでなく、個人情報を伝えたり、金銭を支払ったりした場合は、利用した金融機関や関係するサービスに速やかに連絡してください。
詐欺の疑いがある場合は、警察相談専用電話「#9110」や、消費者ホットライン「188」への相談も検討しましょう。
まとめ
「0106で始まる電話番号」という情報だけでは、発信元の国や地域を特定できません。
日本から国際電話を発信する際の「010」と、海外の国番号を区別し、着信画面に表示された番号全体を確認することが大切です。
国番号「+60」はマレーシア、「+61」はオーストラリア、「+62」はインドネシアなど、国・地域によって異なります。また、国番号には割り当て済みのものだけでなく、予備番号や未割り当ての番号もあります。
ただし、番号の表示だけで発信者の所在地や詐欺電話かどうかを断定することはできません。
心当たりのない国際電話には安易に出ない・折り返さない。金銭や個人情報を求められた場合は応じないようにしましょう。
見慣れない番号からの着信には慎重に対応し、不安を感じた場合は公的な相談窓口に相談してください。
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免責事項
本記事は、国際電話番号の仕組みや不審な着信への対処法について一般的な情報を提供することを目的としています。記載した国番号や割り当て状況は変更される場合があるため、最新の情報は国際電気通信連合(ITU)や各通信事業者の公式情報をご確認ください。
電話番号の表示だけで発信元や詐欺の有無を確定することはできません。実際に被害が疑われる場合は、警察や関係する公的機関にご相談ください。
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