「+975」や「9750」から始まる見慣れない電話番号から着信があり、「どこの国から?」「詐欺電話ではない?」「折り返しても大丈夫?」と不安になっていませんか?
結論からいうと、「+975」はブータンの国番号(国コード)です。
一方で、「9750」という数字だけを見て、すぐに「ブータンからの国際電話」と判断することはできません。「+975」と表示されているのか、それとも国内電話番号の一部として「9750」が含まれているのかによって意味が異なります。
また、心当たりのない海外からの電話には、出ない・折り返さない・個人情報を伝えないことが重要です。
この記事では、「+975」「975」「9750」から始まる電話番号の意味や、考えられる詐欺の手口、電話がかかってきたときの安全な対処法について詳しく解説します。
- 「+975」はどこの国?ブータンの国番号です
- 「9750」から始まる電話番号はブータン?
- 「+975」から電話がかかってきたら詐欺?
- 「+975」からの電話で注意したい詐欺の手口
- 「+975」から電話が来たときの正しい対処法
- 「+975」に折り返すと料金がかかる?
- 「+975」と「9750」の違い
- 「+975」の電話番号を検索しても大丈夫?
- 警察や税関などを名乗っても、電話だけで信用しない
- もし「+975」の電話に出てしまったら?
- 困ったときの相談先
- 国際電話そのものを止めたい場合
- 「+975」「9750」からの電話についてよくある質問
- まとめ:「+975」はブータンの国番号。心当たりのない国際電話には注意
- あわせて読みたい関連記事
- 参照・出典
- 免責事項
「+975」はどこの国?ブータンの国番号です
「+975」は、ブータン(Bhutan)の国番号です。
国際電話番号では、電話番号の先頭に「+」と国番号が表示されることがあります。
たとえば、
+975 XXXXXXX
のような番号であれば、「+975」がブータンを示す国番号です。
そのため、スマートフォンなどに「+975」から始まる電話番号が表示された場合、番号上はブータンの国番号を使用した国際電話と考えられます。
ただし、「+975から着信した=詐欺」という意味ではありません。
海外に家族や知人がいる人、海外企業と取引している人などの場合、正当な電話である可能性もあります。
問題なのは、ブータンから電話がかかってくる心当たりがまったくない場合です。
そのような場合は、安易に電話に出たり、折り返したりしないほうが安全です。
「9750」から始まる電話番号はブータン?
ここは特に注意が必要です。
「9750」という数字だけでは、ブータンの国際電話番号だとは判断できません。
ブータンの国番号は「+975」です。
つまり、
- 「+975」→ ブータンの国番号
- 「+975 XXXXXXX」→ ブータンの国番号を使用した国際電話形式
- 「9750 XXXXXXX」→ 「9750」という国番号を意味するわけではない
という違いがあります。
「9750から始まる電話番号」という検索だけでは、電話番号の表示形式や前後の数字が分からないため、実際にどこからの電話なのかを判断することはできません。
「9750」という国番号があるわけではありません
「9750」という数字を見て、
「9750という国番号の国から電話が来た」
と考えるのは正確ではありません。
国番号として重要なのは、「+975」という部分です。
そのため、「9750から始まる電話番号」を調べるときは、まず着信履歴を確認し、
「+975」なのか、「9750」なのか、それとも日本国内の電話番号の一部なのか
を確認してください。
「+975」から電話がかかってきたら詐欺?
「+975」はブータンの国番号ですが、+975からの電話を一律に詐欺と判断することはできません。
一方、日本国内にいる人にとって、突然まったく心当たりのない海外から電話がかかってくる場合は注意が必要です。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。
国際電話を利用した詐欺では、自動音声を利用して番号を押させたり、警察官や通信会社などを装って金銭や個人情報を要求したりするケースがあります。
そのため、
「海外からの電話だから必ず詐欺」ではないが、心当たりのない国際電話には警戒する
という考え方が重要です。
「+975」からの電話で注意したい詐欺の手口
国際電話を利用した詐欺では、さまざまな手口が考えられます。
① 自動音声で「1」などを押すよう要求する
電話に出ると、
「重要なお知らせがあります」
「詳細を確認すには1を押してください」
「オペレーターにつなぐ場合は1番を押してください」
などの自動音声が流れるケースがあります。
指示された番号を押すと、オペレーターを名乗る人物につながり、個人情報や金銭を要求される可能性があります。
心当たりのない国際電話で番号を押す必要はありません。
そのまま電話を切りましょう。
② 「あなたの荷物に問題がある」と言う
日本郵便や税関を名乗り「海外から届いた荷物に問題がある」「違法な荷物が見つかった」などと説明し、不安をあおる手口にも注意が必要です。
その後、
「確認のため個人情報を教えてください」
などと言って、氏名や住所などを聞き出そうとする可能性があります。
③ 警察や公的機関を名乗る
最近は、警察官などを装って、
「あなたの口座が犯罪に使われています」
「あなたが捜査対象になっています」
「逮捕状が出ています」
などと伝え、不安にさせる手口にも注意が必要です。
電話口で突然このような話をされた場合、慌てて相手の指示に従ってはいけません。
④ 未納料金があると告げる
通信会社や公的機関などを装い、
「料金が未納です」
「このままではサービスが停止します」
などと伝え、支払いを要求するケースにも注意してください。
電話で突然支払いを要求された場合は、相手が伝えた電話番号やURLではなく、自分で公式サイトなどを確認して問い合わせることが重要です。
⑤ 個人情報や認証コードを聞き出す
詐欺電話では、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- SMSで届いた認証コード
などを聞かれることがあります。
これらの情報を電話で安易に伝えないようにしてください。
⑥ ワン切りで折り返しを誘う
短時間だけ電話を鳴らしてすぐに切り、着信履歴を残す「ワン切り」のような手口にも注意が必要です。
「今の電話は何だったのだろう?」と気になって、着信履歴から折り返してしまうことを狙ったものです。
特に、海外の電話番号に心当たりがない場合は、着信が一度だけだったとしても、安易に折り返さないでください。
国際電話への折り返しによって、意図しない通話料金が発生する可能性があります。
「一度しか電話が来なかったから大丈夫」と考えず、知らない海外番号からの着信はそのまま無視するのが安全です。
「+975」から電話が来たときの正しい対処法
心当たりのない「+975」などの国際電話がかかってきた場合は、次のように対応してください。
1.電話に出ない
海外から電話がかかってきても、心当たりがなければ無理に応答する必要はありません。
特に、何度も繰り返し着信する場合は注意してください。
2.折り返さない
最も重要なのが、知らない国際電話番号に折り返さないことです。
「誰からの電話なのか確認したい」と思っても、着信履歴からそのまま折り返すのは避けましょう。
3.自動音声の指示に従わない
「1を押してください」「5を押してください」などと言われても、心当たりのない電話なら操作しないでください。
4.個人情報を伝えない
相手が警察、税関、配送会社、通信会社などを名乗ったとしても、電話口で個人情報や金融情報を伝えないようにしましょう。
5.SMSのリンクを開かない
電話の後にSMSが届き、
「確認はこちら」
などとしてURLが送られてきても、安易にリンクを開かないでください。
6.着信拒否・迷惑電話設定を利用する
同じ番号から何度も電話がかかってくる場合は、スマートフォンの着信拒否機能や通信会社の迷惑電話対応サービスなどを利用できます。
iPhoneの場合
着信履歴から不審な電話番号を確認し、番号の詳細画面から「発信者を着信拒否」などの項目を選択します。
iOSのバージョンによって表示や操作方法が異なる場合があります。
Androidの場合
電話アプリの着信履歴から不審な電話番号を選択し、「ブロック」「着信拒否」などの項目を選択します。
Androidはメーカーや機種、OSのバージョンによって操作方法が異なるため、表示される項目を確認してください。
また、スマートフォンによっては、迷惑電話や不審な電話を自動的に識別・警告する機能を利用できる場合があります。
ただし、機能や名称は機種によって異なるため、詳しい設定方法については端末メーカーや通信会社の公式情報を確認してください。
「+975」に折り返すと料金がかかる?
心当たりのない国際電話には、折り返さないことをおすすめします。
国際電話は国内通話とは料金体系が異なるため、海外の電話番号へ折り返すことで、意図しない国際通話料金が発生する可能性があります。
特に注意したいのが、短時間だけ電話を鳴らして切り、着信履歴を残して折り返しを誘う「ワン切り」です。
「今の電話は何だったのだろう?」と気になって折り返してしまうと、思わぬ料金が発生する可能性があります。
ただし、
「+975から着信しただけで高額料金が発生する」
という意味ではありません。
電話に出ていない、折り返していないのであれば、まずは慌てず、着信番号を確認して必要に応じてブロックしてください。
重要なのは、心当たりのない海外番号には不用意に折り返さないことです。
「+975」と「9750」の違い
「+975」と「9750」は、同じものではありません。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| +975 | ブータンの国番号 |
| +975~ | ブータンの国番号を使用する国際電話形式 |
| 975~ | 「+」がないため、それだけではブータンとは判断できない(古い固定電話では、+が表示されない事もある) |
| 9750~ | 「9750」という国番号を意味するものではない |
「9750から始まる電話番号」という情報だけでは判断材料が不足しています。
まず着信履歴で、電話番号の先頭に「+」が付いているか確認してください。
「+975」の電話番号を検索しても大丈夫?
電話番号について検索すること自体に問題はありません。
ただし、検索結果に表示された情報をそのまま信用して、電話番号へ折り返すのは避けてください。
電話番号検索サイトに掲載されている口コミなどは、あくまで参考情報です。
特に、
「この番号は安全です」
という情報だけを見て折り返すのではなく、電話をかけてきた相手に心当たりがあるかどうかを基準に判断しましょう。
警察や税関などを名乗っても、電話だけで信用しない
詐欺電話では、実在する機関の名前を使って信用させようとすることがあります。
たとえば、
- 警察(警視庁、県警)
- 税関
- 郵便・配送会社(ヤマト運輸、佐川急便)
- 通信会社(NTTファイナンス)
- 金融機関(フィナンシャルグループ、銀行、カード会社)
- 官公庁(厚生労働省)
などを名乗るケースです。
「警察だから」「税関だから」と言われたからといって、電話口の相手を本物だと判断してはいけません。
本当に確認が必要な場合は、相手から教えられた電話番号ではなく、自分で公式サイトなどから連絡先を調べて確認するようにしてください。
もし「+975」の電話に出てしまったら?
電話に出てしまっただけなら、まず落ち着いてください。
その後、
- 電話を切る
- 相手に折り返さない
- 着信履歴を確認する
- 必要に応じて着信拒否する
という対応をしてください。
個人情報や金融情報を伝えていない、番号操作をしていない、折り返していない、送金していないのであれば、慌てて相手に連絡し直す必要はありません。
個人情報を伝えてしまった場合
もし、
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- SMS認証コード
- マイナンバーなどの重要な情報
を伝えてしまった場合は、放置せず、関係する金融機関やカード会社などへ速やかに相談してください。
金銭を支払ってしまった場合や、詐欺の可能性がある場合は、警察や消費生活センターへの相談も検討してください。
困ったときの相談先
国際電話や特殊詐欺について不安がある場合は、次の公的な相談窓口を利用できます。
警察相談専用電話「#9110」
犯罪や詐欺などについて警察へ相談したい場合は、警察相談専用電話「#9110」が利用できます。
緊急性がある場合は、通常の警察への緊急通報を利用してください。
消費者ホットライン「188」
契約や料金請求など、消費者トラブルについて相談したい場合は、消費者ホットライン「188」を利用できます。
国際電話そのものを止めたい場合
海外からの電話をほとんど利用しない場合、固定電話では国際電話の利用休止を検討する方法もあります。
警察庁は、特殊詐欺対策として国際電話の利用休止について案内しています。
固定電話を利用していて海外からの電話が不要な場合は、こうした対策を利用するのも一つの方法です。
「+975」「9750」からの電話についてよくある質問
Q1.「+975」はどこの国ですか?
A.ブータンです。
「+975」はブータンの国番号です。
Q2.「975」はどこの国番号ですか?
A.「+975」であればブータンの国番号です。
国際電話では通常、国番号の前に「+」などが表示されます。
Q3.「9750から始まる電話番号」はブータンですか?
A.「9750」という数字だけでは判断できません。
「+975」と表示されている場合は、ブータンの国番号を使用した国際電話と考えられます。
一方、「9750」という数字だけでは、電話番号の一部である可能性もあります。
Q4.「+975」から電話が来たら詐欺ですか?
A.+975だからといって、必ず詐欺というわけではありません。
ただし、海外からの電話に心当たりがない場合は、出たり折り返したりせず、慎重に対応してください。
Q5.「+975」に折り返しても大丈夫ですか?
A.心当たりがない場合は、折り返さないことをおすすめします。
国際電話への不要な折り返しは避けましょう。
Q6.「+975」から電話が何度もかかってきます。どうすればいい?
A.電話に出ず、着信拒否などを利用してください。
同じ番号から繰り返し着信する場合は、スマートフォンや通信会社の迷惑電話対策機能を利用するのも有効です。
Q7.電話に出てしまいました。大丈夫ですか?
A.電話に出ただけで直ちに被害が発生するとは限りません。
ただし、相手から個人情報や金融情報を聞かれた場合は絶対に伝えず、電話を切ってください。
まとめ:「+975」はブータンの国番号。心当たりのない国際電話には注意
「+975」は、ブータンの国番号です。
一方、「9750」という数字だけではブータンからの国際電話とは判断できません。
重要なのは、電話番号の表示を確認し、
「+975」なのか、それとも単に「9750」という数字が電話番号の途中に含まれているのか
を区別することです。
また、海外からの電話に心当たりがない場合は、
- 電話に出ない
- 折り返さない
- 自動音声の指示に従わない
- 番号ボタンを押さない
- 個人情報を伝えない
- SMSのリンクを開かない
- 必要に応じて着信拒否する
という対応を心がけてください。
「警察」「税関」「配送会社」「通信会社」などを名乗っていても、電話だけで信用してはいけません。
少しでも不審に感じた場合は、相手が伝えた連絡先ではなく、公式サイトなどで確認した正規の窓口から問い合わせることが大切です。
国際電話を利用した特殊詐欺は、特定の国番号だけに限られた問題ではありません。
「知らない海外番号には出ない・折り返さない」
という習慣を身につけることが、
被害を防ぐための基本的な対策になります。
※本記事は、特定の国番号からの電話を一律に詐欺と断定するものではありません。電話番号だけで安全性を判断せず、不審な内容の電話には慎重に対応してください。
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参照・出典
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 消費者庁|大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声や国際電話番号等を用いて架空の利用料金請求を行う事業者に関する注意喚起
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- NTTやNTT東日本などを名乗る特殊詐欺(自動音声電話やショートメッセージサービス)や、NTTを騙る電話勧誘にご注意ください。
- 郵便局|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
免責事項
本記事では、「+975」「975」「9750」などの電話番号について、公開されている情報や公的機関の注意喚起をもとに解説しています。
「+975」はブータンの国番号ですが、「+975」から電話がかかってきたことだけを理由に、その電話を詐欺と断定するものではありません。
また、「9750」という数字だけでは、ブータンからの国際電話であるかどうかを判断できません。電話番号の表示形式や番号全体を確認したうえで判断してください。
国際電話を利用した詐欺の手口や電話番号の利用状況は、今後変化する可能性があります。本記事の情報がすべてのケースに当てはまることを保証するものではありません。
不審な電話を受けた場合は、相手に個人情報や金融情報を伝えたり、指定された番号へ折り返したりせず、必要に応じて警察、消費生活センター、通信会社などの正規の窓口へ相談してください。
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