2025年6月現在、大阪府警生活安全課を名乗る特殊詐欺の電話が全国で相次いでいます。
この詐欺は、国際電話番号（+が付く番号、かつ末尾が110）からの着信が多く、被害者を不安にさせたうえでLINEなどのビデオ通話アプリに誘導し、個人情報や金銭をだまし取る非常に悪質な手口です。
🔹 詐欺の電話内容（会話例）
実際の会話は、以下のような内容が報告されています：
「もしもし、○○さんでしょうか？」
「大阪府警生活安全課の○○です。今お時間の方はよろしいでしょうか」
「先日、大阪で起きた事件についてお伺いしたいのですが…」
その後、次のように不安をあおる発言が続きます：
- 「逮捕した容疑者の自宅から、あなた名義の○○銀行のカードが見つかった」
- 「あなた名義の口座が資金洗浄（マネーロンダリング）に使われた可能性がある」
- 「あなたに出頭命令が出ている」「逮捕状が出ている」
- 「大阪府警まで来ていただけますか？」
- 「大阪府警に出頭してください」
🔹 通話アプリに誘導し、ビデオ通話で詐欺行為
多くの場合、被害者が「行けない」と断ると、詐欺師はこう言ってきます：
「では、通話アプリ（LINEなど）で確認を進めましょう」
その後、ビデオ通話に切り替えて顔を確認したり、個人情報（免許証・キャッシュカードなど）を画面越しに提示させたりし、最終的には金銭の送金を要求してくるケースもあります。
🔹 特徴的なポイント
- 国際電話番号（+数字）からかかってくる
- 警察を名乗るが、公的な連絡に通話アプリは使わない
- 警察への出頭を断るとLINEなどでのビデオ通話を強要する
- ビデオ通話で個人情報（免許証・顔など）を撮られる
🔸 本物の警察は絶対にお金を要求しません！
警察や行政機関が、電話やLINEなどで金銭を要求することは絶対にありません。
少しでも不審に思ったら、一旦電話を切り、正式な連絡先（警察相談専用ダイヤル #9110 など）に確認してください。
🔗 関連リンク・相談窓口
- 警察相談専用ダイヤル：#9110（全国共通）
- 消費者ホットライン：188（いやや！）
*本記事は被害防止のための注意喚起を目的としており、実在する組織・個人とは一切関係ありません。
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