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【詐欺メール】「【重要・必読】年次有休休暇の取得計画および残日数確認のお願い」は偽物?Yahoo!メールと不審な申請フォームに注意

「人事部」や「ヘルプデスク」を名乗り、有給休暇の残日数確認や取得予定日の登録を求めるメールが届いた場合は注意してください。

今回確認したのは、「【重要・必読】年次有休休暇の取得計画および残日数確認のお願い」という件名のメールです。

本文では、労働基準法や社内規定を理由に有給休暇の取得計画を登録するよう求め、「今月末までに申請がない場合、自動的に保留扱いとなる」と説明しています。

しかし、差出人として表示されているのは desk@yahoo.co.jp で、リンク先は muwobaben.z33.web.core.windows.net というドメインです。会社の人事システムであることを確認できる情報は、提示されたメール本文にはありません。

このようなメールは、偽の申請フォームへ誘導して個人情報などを入力させるフィッシングの可能性があります。勤務先からの正式な連絡かどうかを、メール内のリンクを使わずに確認しましょう。

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受信したメールの概要

今回確認したメールの内容は、次のとおりです。

  • 差出人表示: desk@yahoo.co.jp
  • 件名: 【重要・必読】年次有休休暇の取得計画および残日数確認のお願い
  • 本文の名乗り: 人事部
  • 要求内容: 有給休暇の残日数確認と取得予定日の登録
  • 期限に関する説明: 今月末までに申請がない場合、自動的に保留扱いになる
  • リンクの表示文言: 有給残日数の確認・申請フォームはこちら
  • リンク先: hxxps://muwobaben[.]z33[.]web[.]core[.]windows[.]net/?phone=050-3095-4311

差出人の表示は「人事部」ですが、実際のメールアドレスはYahoo!メールのアドレスです。また、リンク先は会社名や組織名が分かる独自ドメインではありません。

ただし、フリーメールのアドレスやクラウドサービスのドメインが使われていることだけで、詐欺と確定できるわけではありません。メールの文面、送信元、リンク先を総合的に確認することが重要です。

メールの不審なポイント

1.「人事部」を名乗っているのに、会社名や担当者名がない

メール本文は「社員各位」「お疲れ様です。人事部です」という書き出しになっています。

しかし、今回提示された内容には、会社名、担当者名、具体的な部署の連絡先などが記載されていません。

社内連絡であれば、通常は会社で利用しているメールアドレスや社内ポータル、既知の人事担当者などを通じて、連絡の正当性を確認できます。

差出人が desk@yahoo.co.jp であることも踏まえ、勤務先からの正式な連絡だと決めつけないようにしましょう。

2.「今月末までに申請がない場合、自動的に保留扱い」と急がせている

本文では、次のように案内しています。

「未消化の有休につきましては、今月末までに申請がない場合、自動的に保留扱いとなりますのでご注意ください。」

このような期限付きの説明は、受信者に「有給休暇が使えなくなるのではないか」という不安を感じさせ、リンクをクリックさせるきっかけになる可能性があります。

年次有給休暇の取得や管理は、労働基準法や勤務先の就業規則などに関わる事項です。メールに書かれた「保留扱い」という説明だけで、実際の有給休暇の扱いが決まるわけではありません。

不安を感じても、メール内のフォームからすぐに申請せず、社内で普段使っている連絡手段から人事担当者に確認してください。

3.有給休暇の残日数確認を口実にフォームへ誘導している

メールでは、「有給残日数の確認・申請フォームはこちら」というリンクを設置しています。

有給休暇の残日数や取得予定日は、従業員の勤務状況に関わる情報です。偽のフォームに誘導された場合、氏名、会社名、社員番号、メールアドレス、ログイン情報などの入力を求められるおそれがあります。

今回のメールでは、リンク先が勤務先の公式システムであることを確認できません。

フォームにアクセスする前に、勤務先の正式な人事システムや社内ポータルで同じ案内が出ているか確認しましょう。

4.リンク先が勤務先の公式ドメインとは確認できない

今回のリンク先は、次のURLです。

hxxps://muwobaben[.]z33[.]web[.]core[.]windows[.]net/?phone=050-3095-4311

web.core.windows.net は、Microsoft Azure Storageの静的ウェブサイトで利用されるホスト名の形式です。Microsoftの公式ドキュメントでも、この形式のURLが説明されています。

参考:
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/storage/blobs/storage-blob-static-website-host

ただし、Azureは正規のクラウドサービスであり、このドメイン形式が使われているだけで不正なサイトと断定することはできません。

今回のメールでは、リンク先が勤務先の公式システムだと確認できず、差出人も会社の人事部であることを裏付けられていません。そのため、安易にアクセスしないことが重要です。

5.電話番号のような情報がURLに含まれている

今回のURLには、phone=050-3095-4311 という文字列が含まれています。

これはURLのパラメーターとして記載されているものですが、その意味や実際の用途は、URLだけでは判断できません。

この番号が問い合わせ先として機能するのか、特定の利用者を識別するためのものなのか、あるいは別の用途なのかは確認できていません。

不審なメールに含まれる電話番号へ、確認のために安易に連絡することは避けましょう。勤務先の連絡先は、社内ポータルや既知の公式資料から確認してください。

このメールが届いた場合の対処法

メール内のリンクをクリックしない

「有給残日数の確認・申請フォームはこちら」というリンクは、勤務先の正式なシステムだと確認できるまで利用しないでください。

リンク先で社員番号やパスワードなどを入力したり、ファイルをダウンロードしたりしないことが重要です。

人事担当者に別の方法で確認する

実際に有給休暇の申請時期である場合でも、メール内のリンクから手続きを進める必要はありません。

普段使用している社内ポータルや人事システムを開くか、既知の社内電話番号・メールアドレスから人事担当者に確認しましょう。

メールに記載された連絡先だけを使って確認するのは避けてください。

個人情報やログイン情報を入力しない

不審なフォームでは、次のような情報を入力しないでください。

  • 氏名、住所、電話番号
  • 会社名、部署名、社員番号
  • 会社のメールアドレス
  • 社内システムのIDやパスワード
  • その他の認証情報

すでに入力してしまった場合は、勤務先のIT担当者や情報セキュリティ担当者に速やかに連絡してください。パスワードを入力した場合は、正規の社内システムから変更し、同じパスワードをほかでも使っている場合はそちらも変更しましょう。

すでにリンクを開いてしまった場合

リンクを開いただけで何も入力していない場合は、ページを閉じてください。ファイルをダウンロードしたり、アプリをインストールしたりしていないかも確認しましょう。

不審なファイルを実行した場合や、社内アカウントの情報を入力した場合は、勤務先のIT担当者へ速やかに相談してください。

まとめ:有給休暇の申請を求めるメールは送信元とリンク先を確認

今回のメールには、次のような不審な点があります。

  • 「人事部」を名乗っているが、差出人は desk@yahoo.co.jp
  • 会社名や担当者名など、正式な社内連絡と確認できる情報がない
  • 「今月末までに申請がない場合は保留扱い」と期限を強調している
  • 有給休暇の残日数確認を口実にフォームへのアクセスを促している
  • リンク先が勤務先の公式システムであることを確認できない

これらの特徴から、フィッシングを疑い、メール内のリンクは利用しないことをおすすめします。

有給休暇の残日数や取得予定を確認したい場合は、普段利用している社内システムから確認するか、人事担当者へ直接問い合わせてください。

「人事部」「重要」「必読」といった言葉だけで信用せず、送信元とリンク先を確認することが大切です。

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参照・出典

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