三井住友銀行を名乗り、「お客様の口座に不正な取引が確認されたため、口座を停止します」「お問い合わせは1を押してください」などと案内する不審な自動音声電話に注意してください。
このような電話では、銀行口座が使えなくなると告げて利用者の不安をあおり、番号ボタンを押すよう誘導します。その後、銀行の担当者を名乗る人物につながり、個人情報や口座情報を聞き出されたり、身に覚えのない取引への対応を求められたりするおそれがあります。
「口座を停止する」「不正な取引が確認された」と告げられても、慌てて番号ボタンを押したり、相手に個人情報を伝えたりしないでください。
この記事では、三井住友銀行を名乗る不審な自動音声の内容や注意すべきポイント、電話に出てしまった場合の対処法について解説します。
三井住友銀行を名乗る不審な自動音声電話に注意
現在、三井住友銀行を名乗り、口座の不正利用や利用停止を告げる不審な自動音声電話に注意が必要です。
今回確認されている音声の例は、次のとおりです。
実際に流れる自動音声の例
三井住友銀行です。お客様の口座に不正な取引が確認されたため、ご利用の口座をすべて停止いたします。お問い合わせは1を押してください。
この音声では、口座に不正な取引があったと告げたうえで、すべての口座を停止すると案内し、問い合わせのために「1」を押すよう促しています。
銀行口座が停止されると聞けば、「本当に不正利用されたのではないか」「預金が引き出されてしまうのではないか」と不安になるかもしれません。
しかし、電話の相手が三井住友銀行を名乗っていても、実際に銀行からの連絡であるとは限りません。
突然の自動音声で口座停止を告げられ、番号ボタンの操作を求められた場合は、案内に従わず、まずは電話を切ってください。
なお、今回の音声そのものについて、三井住友銀行が公式に発表した事例であると確認できているわけではありません。ここでは、銀行を名乗る不審な電話の一例として注意を呼びかけています。
「1を押してください」と案内する電話は詐欺?
「三井住友銀行です」「口座に不正な取引が確認されました」といった音声だけでは、発信元を特定することはできません。
ただし、突然、口座の停止や不正利用を告げ、番号ボタンを押すよう誘導する電話には警戒が必要です。
特に、次のような特徴がある場合は注意してください。
- 銀行口座に不正な取引があったと突然告げる
- 「口座をすべて停止します」などと不安をあおる
- 「お問い合わせは1を押してください」と番号操作を促す
- 番号を押すと担当者を名乗る人物につながる
- 口座番号、暗証番号、本人確認情報などを聞き出そうとする
- 身に覚えのない取引や料金を理由に金銭を要求する
こうした電話では、利用者を焦らせて冷静な判断を妨げようとする可能性があります。
実在する銀行や企業の名前を使っていても、それだけで信用してはいけません。
国民生活センターも、実在する事業者を名乗る自動音声電話で未納料金を請求したり、個人情報を聞き出したりする手口について注意喚起しています。
参考:国民生活センター「自動音声の電話で未納料金を請求する詐欺に注意!」
三井住友銀行からの本物の電話と見分けるには?
銀行からの電話をすべて詐欺と決めつけることも避ける必要があります。
三井住友銀行は、不正送金被害の可能性がある取引を検知した場合、取引が本人によるものか確認するために電話をかけることがあると案内しています。
ただし、電話番号の表示だけで相手の正当性を完全に判断できるとは限りません。
不審な電話を受けた場合は、着信履歴に表示された番号へそのまま折り返すのではなく、三井住友銀行の公式サイトや公式アプリから問い合わせ先を確認してください。
口座に不正な取引がないか心配な場合は、公式アプリなどから入出金明細を確認し、身に覚えのない取引があれば銀行の正規窓口へ相談しましょう。
不審な電話を受けた場合の対処法
三井住友銀行を名乗る自動音声電話がかかってきた場合は、次の点を徹底してください。
「1を押してください」と言われても操作しない
自動音声の指示に従って番号を押すと、相手が用意した窓口につながる可能性があります。
不審な電話では、番号を押さずに通話を終了しましょう。
口座番号や暗証番号を伝えない
相手が銀行の担当者を名乗っていても、電話口で安易に個人情報を伝えないでください。
特に、次の情報は慎重に取り扱いましょう。
- 口座番号
- キャッシュカードの暗証番号
- インターネットバンキングのログイン情報
- ワンタイムパスワードや認証コード
- 氏名、住所、生年月日などの個人情報
「不正利用を確認するため」「口座を停止しないため」などと説明されても、相手の指示だけで情報を伝えないことが重要です。
身に覚えのない送金や支払いに応じない
不審な電話の相手から、口座を保護するための送金や、確認名目の支払いなどを求められても応じないでください。
銀行口座に問題があるかどうかは、公式アプリや正規の問い合わせ窓口から確認しましょう。
公式アプリや公式サイトから確認する
本当に口座に問題があるのか心配な場合は、自分で三井住友銀行の公式サイトを開くか、公式アプリを利用して確認してください。
電話の相手から案内された番号やURLだけを頼りにせず、正規の窓口を自分で確認することが大切です。
不審な電話番号を着信拒否する
同じ番号から繰り返し電話がかかってくる場合は、スマートフォンの着信拒否機能や迷惑電話対策サービスを利用する方法もあります。
ただし、相手が別の番号を使う可能性もあるため、着信拒否だけでなく、知らない番号からの電話には慎重に対応しましょう。
電話に出てしまった・1を押してしまった場合は?
不審な電話に出てしまったからといって、必ず被害が発生するわけではありません。落ち着いて、状況に応じて対処してください。
電話に出ただけの場合
不審な内容だと感じたら、通話を終了してください。相手に折り返す必要はありません。
「1」を押してしまった場合
相手につながってしまっても、個人情報や口座情報を伝えず、金銭の要求にも応じないでください。そのまま通話を終了しましょう。
口座番号や暗証番号などを伝えてしまった場合
三井住友銀行の公式窓口へ速やかに連絡し、必要な利用停止などの対応について相談してください。
三井住友銀行は、不審なサイトなどに口座情報を入力してしまった場合の連絡先も案内しています。口座情報などを伝えてしまった場合は、公式の案内を確認してください。
参考:三井住友銀行公式FAQ「不審なサイトで個人情報を入力してしまった場合の対処方法は?」
お金を振り込んでしまった場合
すぐに振込先の金融機関と警察に連絡してください。時間が経過すると対応が難しくなる場合があるため、できるだけ早く相談することが重要です。
相談先に迷った場合は、消費者ホットライン「188」や警察相談専用電話「#9110」も利用できます。
三井住友銀行や三井住友フィナンシャルグループを名乗る不審電話にも注意
三井住友銀行だけでなく、「三井住友フィナンシャルグループ」や「三井住友」と名乗り、未払い料金や口座の問題を告げる不審な自動音声電話にも注意が必要です。
電話の内容が異なっていても、利用者を不安にさせて番号操作を促す場合は、安易に指示に従わないようにしましょう。
関連する手口については、以下の記事でも紹介しています。
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まとめ:口座停止を告げる自動音声電話には慎重に対応しよう
三井住友銀行を名乗り、「口座に不正な取引が確認されたため停止します」「お問い合わせは1を押してください」と案内する自動音声電話には注意が必要です。
今回の音声そのものが公式に詐欺と確認されたとは限りませんが、銀行名を名乗る電話だからといって、すぐに信用するのは危険です。
不審な電話を受けた場合は、次のポイントを守りましょう。
- 「1を押してください」と言われても操作しない
- 口座番号や暗証番号、認証コードを伝えない
- 身に覚えのない送金や支払いに応じない
- 着信履歴の番号へ安易に折り返さない
- 公式アプリや公式サイトから口座の状況を確認する
- 不安な場合は銀行や警察、消費生活センターに相談する
突然「口座を停止する」と告げられると、不安になってしまうかもしれません。しかし、慌てて相手の指示に従う必要はありません。
電話をいったん切り、三井住友銀行の公式窓口から確認することが、被害を防ぐための大切な対策です。

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