「お預かりしている落とし物の保管期限が迫っています」
「個人の方は1を、法人の方は3を押してください」
このような自動音声が流れる電話について、注意が必要です。
現在、国際電話番号から、落とし物の保管期限を知らせるような内容の自動音声が流れ、電話の受信者に番号操作を促すケースが報告されています。
実際に落とし物をした覚えがある場合には、「自分の落とし物についての連絡かもしれない」と考えて、音声の指示に従ってしまう可能性があります。
しかし、見覚えのない国際電話から突然このような案内が流れた場合は、すぐに「1」や「3」を押さず、慎重に対応することが重要です。
本記事では、確認されている自動音声の内容や、国際電話から着信した場合の注意点、電話を受けたときの対処法について解説します。
※本記事は、利用者から報告された着信事例や公開されている注意喚起情報をもとに作成しています。個別の電話について発信者や発信目的を断定するものではありません。
実際に確認されている自動音声
現在報告されている自動音声の一例は、次のような内容です。
「お預かりしている落とし物の保管期限が迫っている方にご案内しております。保管場所について、個人の方は1を、法人の方は3を押してお待ちください」
「落とし物」という身近な話題を使い、さらに「保管期限が迫っている」と伝えることで、早急な対応が必要だと思わせる内容になっています。
そのうえで、
- 個人の場合は「1」
- 法人の場合は「3」
という番号操作を求めています。
知らない電話番号から、このような案内があった場合は、音声の内容だけで正規の連絡だと判断しないよう注意が必要です。
国際電話から「落とし物」の自動音声が流れるケースに注意
今回の事例では、国内の電話番号ではなく、「+」から始まる国際電話番号から着信したという報告があります。
国際電話から突然、
「落とし物を預かっている」
「保管期限が迫っている」
「1または3を押してください」
などと案内された場合、心当たりがなければ番号操作をしないことが重要です。
特に、電話番号や発信元が確認できない状態で、音声の指示だけを頼りに操作するのは避けましょう。
なぜ「落とし物」を装った電話に注意が必要なのか
「落とし物」という内容は、受信者が確認したくなるテーマの一つです。
たとえば、
「以前、駅で何か落としたかもしれない」
「財布やカードをなくしたことがある」
「家族が落とし物をしたのかもしれない」
などと思い、電話の案内を信用してしまう可能性があります。
さらに、「保管期限が迫っている」と伝えられることで、
「今すぐ確認しなければならない」
という心理になりやすくなります。
しかし、正規の連絡かどうかを電話口の自動音声だけで判断する必要はありません。
心当たりがある場合でも、電話をいったん切り、落とし物をした可能性のある施設や警察などの公式窓口を自分で調べて確認する方法があります。
「1」や「3」を押さない
今回の自動音声では、
個人の方は1を、法人の方は3を押してお待ちください
と案内されます。
しかし、身に覚えの無い国際電話からの着信であれば、指示された番号を押さないことをおすすめします。
番号を押した後にオペレーターへ転送される仕組みの場合、電話の相手と直接会話することになる可能性があります。
その後、
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 生年月日
- 勤務先
- 銀行口座
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- SMSで届いた認証コード
などの情報を聞かれた場合は、絶対に伝えないようにしてください。
「法人の方は3を押してください」と案内される理由は?
今回の音声では、個人だけでなく「法人の場合は3」と案内される点も特徴です。
ただし、なぜ法人を対象にしているのかについては、この自動音声だけでは判断できません。
法人宛ての正規連絡を装う目的なのか、単純に幅広い受信者を対象としているのかなど、電話の発信目的を外部から断定することはできません。
そのため、「法人なら3を押す」という案内があること自体を根拠に、特定の企業や団体からの電話だと判断しないようにしましょう。
本当に落とし物をした場合はどうすればいい?
実際に落とし物をした心当たりがある場合でも、着信した国際電話にそのまま対応する必要はありません。
たとえば、
- 駅で落とした可能性がある → 利用した鉄道会社の公式窓口を確認
- 店舗で落とした可能性がある → 店舗の公式連絡先を確認
- タクシーで落とした可能性がある → 利用した会社の公式窓口を確認
- 道路や公共施設などで落とした可能性がある → 警察や施設の公式窓口を確認
というように、自分から正規の窓口へ確認する方法があります。
検索エンジンで電話番号を検索する場合も、広告や第三者サイトだけで判断せず、公式サイトに掲載されている連絡先を確認するようにしましょう。
国際電話から着信した場合の対処法
1.電話に出ても慌てない
自動音声が流れても、すぐに番号を押す必要はありません。
内容を確認し、不審に感じた場合はそのまま通話を終了しましょう。
2.「1」や「3」を押さない
今回の音声では番号操作が求められますが、心当たりのない国際電話の場合は操作しないようにしましょう。
3.個人情報を伝えない
オペレーターにつながった場合でも、本人確認などを理由に個人情報を求められる可能性があります。
不審な電話では、個人情報やカード情報などを伝えないでください。
4.折り返さない
着信履歴に残った国際電話番号へ、そのまま折り返すのも避けましょう。
本当に落とし物について確認する必要がある場合は、相手が案内した番号ではなく、公式サイトなどから正規の連絡先を確認してください。
5.必要に応じて着信拒否をする
同じ番号から繰り返し着信する場合は、スマートフォンの着信拒否機能などを利用する方法もあります。
すでに「1」や「3」を押してしまった場合
すでに番号を押してしまった場合でも、まずは落ち着いてください。
その後、オペレーターなどにつながった場合は、相手から求められた情報を確認してください。
特に、
- クレジットカード番号
- 銀行口座情報
- 暗証番号
- パスワード
- SMS認証コード
などを伝えてしまった場合は、早めに金融機関やカード会社などの公式窓口へ相談してください。
金銭的な被害が発生している場合や、不審な送金などを行ってしまった場合は、警察への相談も検討してください。
FAQ
- Q「落とし物の保管期限が迫っている」という電話は本物ですか?
- A
電話番号や自動音声の内容だけで、個別の電話が正規の連絡かどうかを断定することはできません。
ただし、身に覚えのない国際電話から突然このような自動音声が流れた場合は、番号操作や個人情報の提供をせず、正規の窓口から確認することが安全です。
- Q落とし物をした覚えがあります。1を押してもいいですか?
- A
電話の案内に従って1を押すのではなく、落とし物をした可能性のある施設や警察などの公式窓口へ、自分から確認する方法をおすすめします。
- Q3を押すと何が起こりますか?
- A
今回確認されている音声では、法人の場合に「3」を押すよう案内されています。
ただし、番号を押した後の具体的な内容については、個々の電話によって異なる可能性があります。
見覚えのない国際電話であれば、3を押さずに通話を終了するのが無難です。
- Q国際電話からの着信はすべて詐欺ですか?
- A
いいえ。国際電話からの着信だからといって、すべてが不審電話とは限りません。
ただし、心当たりのない国際電話から、自動音声で番号操作や個人情報の提供を求められた場合は、慎重に対応する必要があります。
- Q電話に出ただけなら大丈夫ですか?
- A
電話に出ただけで、必ず被害につながるとは限りません。
その後、番号操作をしたり、個人情報や金融情報などを伝えたりしていないのであれば、まずは通話を終了し、必要に応じて着信拒否などの対応を検討してください。
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参照・出典
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 警視庁|警察に偽装した電話番号に注意!
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- 国際電話不取扱受付センター
- 消費者ホットライン(188)
まとめ
「お預かりしている落とし物の保管期限が迫っている方にご案内しております」
という自動音声が流れ、
「個人の方は1を、法人の方は3を押してください」
と番号操作を求められる電話が確認されています。
特に、見覚えのない国際電話番号からこのような案内があった場合は注意が必要です。
電話を受けた場合は、
- 「1」や「3」を押さない
- 個人情報を伝えない
- 金融情報や認証コードを伝えない
- 着信番号へ折り返さない
- 心当たりがある場合も公式窓口から確認する
といった対応を心がけましょう。
本当に落とし物に関する連絡か確認したい場合は、電話の相手が案内した連絡先ではなく、利用した施設や警察などの公式サイトから正規の問い合わせ先を確認することが重要です。
※本記事は、公開情報および利用者から報告された事例をもとにした注意喚起です。特定の電話番号、個人、企業、団体について、発信者や違法行為を断定するものではありません。電話の内容や手口は変更される可能性があります。
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