「656から始まる電話番号から着信があったけれど、どこの国から?」
「+656……と表示されているけれど、656という国番号はある?」
「656から始まる国際電話は詐欺電話なの?」
スマートフォンに見慣れない「656」から始まる電話番号が表示されると、海外からの電話なのか、迷惑電話や詐欺電話なのか気になる方も多いでしょう。
結論からいうと、「656」は国番号ではありません。
「+656……」という電話番号の場合、先頭の「+65」がシンガポールの国番号で、その後に続く「6」はシンガポール側の電話番号の一部です。
シンガポールの国番号は「+65」です。日本からシンガポールへ国際電話をかける場合も「65」を使用します。
ただし、「+65から電話が来た=詐欺」と断定することはできません。
しかし近年、日本では国際電話番号を悪用した特殊詐欺が増えているため、心当たりのない「+65」などの国際電話には慎重に対応することが大切です。警察庁によると、2025年(令和7年)中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。
この記事では、「656から始まる電話番号」の意味や表示の仕組み、詐欺電話の可能性、着信があった場合の安全な対処法を詳しく解説します。
「656から始まる電話番号」はどこの国?
「656から始まる電話番号」を国際電話番号として見る場合、まず確認したいのが「+」の直後にある数字です。
国際電話では、「+」に続く数字が国番号(国コード)を表します。
たとえば、
- +81 → 日本
- +65 → シンガポール
- +66 → タイ
- +82 → 韓国
- +86 → 中国
などです。
そのため、「+656……」という番号を見た場合、
+65|6……
と区切って考えます。
つまり、
「656」という3桁の国番号ではなく、「+65」=シンガポールの国番号+その後の電話番号の一部
という構成です。
シンガポールの国番号「65」は、国際電話の案内でも確認できます。
「656」という国番号があるわけではない
ここは非常に重要です。
「656から始まる電話番号」という検索ワードだけを見ると、「656という国番号があるのでは?」と思ってしまいます。
しかし、「+656」という独立した国番号ではありません。
「+656……」なら、基本的には、
+65(シンガポール)+6……
と考えます。
したがって、「656はどこの国?」という質問に対しては、
「656」という国番号があるわけではありません。「+656……」という表示なら、国番号「+65」はシンガポールを意味します。
と考えるのが正確です。
「656から始まる電話番号」の表示例
スマートフォンでは、国際電話番号がさまざまな形式で表示されることがあります。
たとえば、次のような表示です。
- 656XXXXXXX
- +656XXXXXXX
- +65 6XXXXXXX
- +65 6XXX XXXX
このうち特に重要なのが、「+65」から始まっているかどうかです。
「+656……」という表示なら、
+65 + その後の数字
という構造になっています。
ただし、実際の表示形式は電話会社や端末、サービスによって異なる場合があります。
「+65」はシンガポールの国番号
「+656……」という番号を見た場合、国番号として確認するべきなのは「656」ではなく「+65」です。
「+65」はシンガポールの国番号です。
日本からシンガポールへ国際電話をかける場合も「65」を使用します。ANAのシンガポール基本情報でも、日本からシンガポールへ電話する場合の国番号として「65」が案内されています。
したがって、
+656…… → シンガポールの国番号「+65」から始まる電話番号
と判断できます。
ただし、ここで注意したいのが、表示された国番号だけで実際の発信者を特定できるわけではないということです。
「+65からの電話=シンガポールから直接かかってきた」とは限らない
電話番号の表示だけで、発信者の所在地や身元を完全に判断することはできません。
特殊詐欺などでは、海外の電話番号を利用したり、発信者番号を偽装して表示させたりする手口が確認されています。
警察庁も、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させる手口を確認していると注意喚起しています。
そのため、
「+65だから、本当にシンガポールから電話が来た」
と判断するのは危険です。
特に、電話の相手が日本の企業・銀行・警察・宅配会社などを名乗っている場合は、表示された電話番号だけで信用しないようにしましょう。
「656から始まる電話番号」は詐欺・迷惑電話?
「656から始まる電話番号だから詐欺」と一律に判断することはできません。
「+65」はシンガポールの国番号であり、シンガポールから日本に電話をかける正当なケースも考えられるためです。
一方で、シンガポールから電話がかかってくる予定がない人に、突然「+65」を含む番号から着信した場合は注意が必要です。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして、「+」から始まる国際電話番号などからの心当たりのない電話に注意するよう呼びかけています。
特に、次のような内容なら警戒してください。
- 「あなたの口座が犯罪に利用されている」
- 「警察です。あなたを捜査しています」
- 「未納料金があります」
- 「荷物を届けられませんでした」
- 「電話料金が未払いです」
- 「本人確認のため個人情報を教えてください」
- 「指定した口座へお金を振り込んでください」
- 「LINEなどのSNSへ移動してください」
- 「ビデオ通話で身分証を見せてください」
このような要求をされた場合は、電話を切ってください。
最近増えている「ニセ警察詐欺」にも注意
国際電話からの着信で特に注意したいのが、警察官などを装って不安をあおる「ニセ警察詐欺」です。
警察庁によると、2025年(令和7年)の特殊詐欺では、警察官などをかたり、捜査などを名目に現金などをだまし取る「ニセ警察詐欺」が大きな割合を占めました。2025年の認知件数は11,014件、被害額は1,005.0億円とされています。
また、2026年から警察庁は「ニセ警察詐欺」を独立した手口として位置付けています。
例えば、
「あなた名義の口座が犯罪に使われています」
「あなたが捜査対象になっています」
「逮捕状が出ています」
などと言って動揺させ、その後、送金や個人情報の提供を要求するケースがあります。
警察官を名乗る電話で不審に感じた場合は、その電話の指示に従わず、いったん電話を切ってください。
「656から始まる電話番号」から着信があったときの対処法
知らない「+65」や「+656……」から電話がかかってきた場合は、次のように対応しましょう。
1.心当たりがなければ電話に出ない
シンガポールに知人・家族・取引先などがない場合や、海外から電話がかかってくる予定がない場合は、無理に電話に出る必要はありません。
警察庁も、心当たりのない国際電話には出ないことや、携帯電話では見知らぬ番号からの着信を無視することなどを対策として案内しています。
2.電話に出ても、すぐに個人情報を伝えない
もし電話に出てしまっても、相手が何者なのか分からない状態で、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- マイナンバー
- 本人確認書類の情報
などを伝えないでください。
相手が「警察」「銀行」「カード会社」「行政機関」などを名乗っていても同じです。
3.「1を押してください」などの指示に従わない
自動音声による不審電話では、
「確認する場合は1を押してください」
などと案内される場合があります。
しかし、知らない海外番号からの電話でこのような操作を求められた場合は、安易にボタンを押さないようにしましょう。
そのまま電話を切るのが安全です。
4.折り返し電話をしない
「656から始まる番号から着信があったけれど、誰からだったのか確認したい」と思っても、着信履歴からその番号へ直接折り返すのは避けましょう。
本当に用件のある相手であれば、別の正式な連絡手段から確認できる場合があります。
例えば、
- 銀行 → 公式サイト・公式アプリ
- クレジットカード会社 → カード裏面の番号
- 宅配会社 → 公式サイト
- 警察 → 自分で調べた警察署の公式電話番号
- 公的機関 → 公式サイトに掲載された連絡先
というように、相手が電話で教えてきた番号ではなく、自分で確認した公式の連絡先を利用することが重要です。
「656から始まる電話番号」に折り返してしまった場合
もし間違えて折り返してしまった場合でも、慌てずに対応してください。
相手が不審な人物だった場合は、すぐに電話を終了しましょう。
その後、
- 個人情報を伝えていないか
- SMSが送られてきていないか
- URLを案内されていないか
- アプリのインストールを求められていないか
- 金銭の支払いを求められていないか
を確認します。
特に、電話の後にSMSやメッセージアプリへ誘導された場合は注意が必要です。
個人情報やお金を伝えてしまった場合は?
すでに相手へ個人情報を伝えてしまった場合や、金銭を支払ってしまった場合は、放置しないことが大切です。
状況に応じて、できるだけ早く関係する機関へ相談してください。
銀行口座の情報を伝えた場合
利用している金融機関へ連絡し、不正利用の可能性について相談します。
クレジットカード情報を伝えた場合
カード会社へ連絡し、カードの利用停止・再発行などについて相談します。
お金を振り込んでしまった場合
振込先の金融機関へ速やかに連絡するとともに、警察へ相談してください。
警察へ相談したい場合
警察相談専用電話「#9110」を利用できます。
緊急性がある場合や、現在進行形で被害を受けている場合は、110番への通報を検討してください。
警察庁も、不安を感じた場合の相談先として「#9110」や消費者ホットライン「188」を案内しています。
「656から始まる電話番号」を着信拒否する方法
今後も「+65」などの国際電話からの着信が不要であれば、着信拒否機能を利用する方法があります。
スマートフォンでは、機種や携帯電話会社によって、
- 特定の電話番号をブロックする
- 迷惑電話を拒否する
- 非通知着信を拒否する
- 電話帳に登録していない番号を制限する
- 国際電話の着信を制限する
などの機能を利用できる場合があります。
警察庁も、携帯電話について着信設定の見直しや、国際電話の着信規制が可能なアプリの利用を対策として挙げています。
固定電話なら国際電話の利用休止も検討
普段、海外との電話をまったく利用しない場合は、固定電話の国際電話利用休止を検討する方法もあります。
警察庁によると、国際電話の利用休止は「国際電話不取扱受付センター」で申し込むことができます。
警察庁が案内している受付先は以下のとおりです。
0120-210-364
オペレーター案内:平日9時~17時
自動音声案内:平日・土日祝24時間
海外との電話を利用しないご家庭では、こうした対策を利用することで、不審な国際電話を直接受ける機会を減らせます。
「656」と「+65」はどう違う?
ここまでの内容を整理すると、次のようになります。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 65 | シンガポールの国番号として使われる数字 |
| +65 | シンガポールの国番号 |
| +656…… | 「+65」+その後の電話番号 |
| 656 | 3桁の独立した国番号ではない |
つまり、「656から始まる電話番号」という検索をしたい場合、最初に確認すべきなのは「+65」が含まれているかどうかです。
「656から始まる電話番号」は危険なの?
「656」という数字だけを理由に、危険な電話番号だと判断することはできません。
しかし、「+656……」という国際電話番号から、日本国内にいる人へ突然電話がかかってきた場合は警戒したほうがよいでしょう。
特に、
- 海外に知人がいない
- シンガポールから電話が来る予定がない
- 電話番号に心当たりがない
- 自動音声が流れる
- 警察や銀行などを名乗る
- 個人情報を要求される
- 金銭を要求される
- SNSやビデオ通話へ誘導される
- 「今日中」「至急」などと急かされる
といった状況なら、詐欺を疑ってください。
警察庁によると、2026年上半期の特殊詐欺認知件数は22,031件、被害額は1,816.2億円に達しており、前年同期と比べて認知件数・被害額ともに増加しています。
国際電話を利用した特殊詐欺への警戒は、2026年現在も重要です。
「656から始まる電話番号」についてよくある質問
- Q656はどこの国番号ですか?
- A
「656」という国番号はありません。
「+656……」と表示されている場合は、「+65」がシンガポールの国番号で、その後ろに電話番号が続いていると考えます。
- Q+656から電話が来たらシンガポールからですか?
- A
「+65」はシンガポールの国番号です。
ただし、電話番号の表示だけで、実際の発信者や所在地を確実に判断できるとは限りません。
不審な電話では、表示された番号だけを信用しないようにしましょう。
- Q656からの電話は詐欺ですか?
- A
656から始まるという理由だけで、詐欺と断定することはできません。
ただし、心当たりのない国際電話で、個人情報や金銭を要求された場合は詐欺を疑ってください。
- Q656から電話が来たら出ても大丈夫ですか?
- A
海外から電話がかかってくる予定がなく、番号にも心当たりがない場合は、出ないことをおすすめします。
警察庁も、心当たりのない国際電話には出ないことを対策として案内しています。
- Q656からの電話に出てしまいました。どうすればいいですか?
- A
何も情報を伝えていないのであれば、電話を切って着信拒否などの対策をしてください。
もし氏名・住所・口座情報・カード情報などを伝えてしまった場合は、関係する金融機関やカード会社、警察などへ相談してください。
- Q656からの電話に折り返してしまいました。大丈夫ですか?
- A
折り返しただけで必ず被害に遭うとは限りません。
ただし、その後に個人情報を求められたり、SMSやSNSへ誘導されたり、金銭を要求されたりした場合は注意が必要です。
不審なやり取りがあれば、それ以上対応せず、必要に応じて警察や消費生活センターなどへ相談しましょう。
まとめ:「656」は国番号ではなく、「+65」はシンガポール
「656から始まる電話番号」を見たときに覚えておきたいポイントは次のとおりです。
- 「656」という3桁の国番号はありません
- 「+656……」なら、先頭の「+65」がシンガポールの国番号です
- 「+65」の後ろに電話番号が続いています
- 「+65からの電話=詐欺」とは限りません
- ただし、心当たりのない国際電話には注意が必要です
- 個人情報や口座・カード情報を電話で伝えないようにしましょう
- 不審な電話には折り返さないようにしましょう
- 自動音声の指示でボタンを押さないようにしましょう
- 警察官や銀行などを名乗られても、電話だけで信用しないようにしましょう
- 不安な場合は「#9110」や「188」へ相談できます
警察庁によると、国際電話番号を利用した特殊詐欺は多発しており、国際電話番号からの着信をブロックすることも被害防止策の一つです。
「656」という数字だけで慌てる必要はありません。
まずは「+65」という国番号の部分を確認し、海外から電話が来る心当たりがなければ、電話に出ない・折り返さない・個人情報を伝えない、という基本的な対策を取りましょう。
なお、より具体的に「6565から始まる電話番号」について知りたい場合は、「+65」とその後の数字をさらに分けて確認する必要があります。
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参照・出典
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- でんわんセンター
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- NTT Docomo|不審な国際電話の着信、着信への折り返し、発信にご注意ください!
- ANA|都市基本情報(海外)>シンガポール
免責事項
本記事は、「656」から始まる電話番号の国番号や仕組み、詐欺・迷惑電話への対処法などを紹介する注意喚起を目的としています。
「+65」はシンガポールの国番号ですが、「656」から始まることだけを理由に、特定の電話番号や発信者を詐欺・迷惑電話と断定するものではありません。
また、発信者番号の表示だけでは、実際の発信者を特定できない場合があります。不審な電話を受けた際は、個人情報や金銭に関する情報を伝えず、必要に応じて警察や消費生活センターなどの公的な窓口へご相談ください。
本記事の情報は掲載時点のものであり、最新の公式情報をご確認のうえ、ご自身で判断してください。
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