「+1800から電話がかかってきたけれど、これは何の電話?」
「+1(800)から着信があり、郵便局物流営業部を名乗る自動音声が流れた」
「荷物に問題があると言われ、『9を押してください』と案内された」
このような電話を受けて、不安になっている方もいるのではないでしょうか?
最近は、日本郵便や郵便局を装い、自動音声で荷物に関する問題を知らせるように見せかけ、電話機のボタン操作を促す不審な電話が複数確認されています。
日本郵便も、日本郵便や郵便局を装った自動音声などによる不審な電話について注意喚起しています。自動音声の案内に従ってプッシュボタンを操作すると、不審なオペレーターにつながるケースもあるとしています。
この記事では、「+1800」「+1 800」からの電話と、郵便局物流営業部を名乗る自動音声電話について解説します。
結論:+1800や+1(800)という番号だけで詐欺と断定することはできません。しかし、「郵便局物流営業部」を名乗り、「9を押してください」などと電話操作を求める自動音声が流れた場合は、不審な電話として警戒してください。
+1800からの電話は詐欺?
まず、「+1800」という表示だけで詐欺電話と判断することはできません。
「800」は、北米番号計画(NANP)で使用されているトールフリー番号の一つです。
そのため、以下のような表示を見かけることがあります。
- +1800XXXXXXXX
- +1 800 XXX XXXX
- +1-800-XXX-XXXX
- +1 (800) XXX-XXXX
つまり、+1800という番号形式そのものが詐欺というわけではありません。
一方で、正規の番号体系が存在することと、実際にかかってきた電話が安全であることは別問題です。
詐欺電話では、実在する企業や公的機関などを名乗り、相手を信用させようとするケースがあります。
今回のように、郵便局物流営業部を名乗り、荷物を理由に自動音声でボタン操作を求めてくる電話には注意が必要です。
+1800の電話番号はどう表示される?
国際電話の番号は、スマートフォンや通信事業者などによって表示形式が異なる場合があります。
例えば、
+1800XXXXXXX
+1 800 XXX XXXX
+1-800-XXX-XXXX
+1 (800) XXX-XXXX
などです。
そのため、「+1800」という表示だけでなく、
「+1」と「800」が含まれているか
を確認すると分かりやすいでしょう。
「+1800」と「+1 800」は同じ?
基本的には、番号の表記方法が違って見えるだけで、同じ「+1 800」系統を指しているケースがあります。
「+1800」は、
+1 + 800
と分けて考えると分かりやすいでしょう。
ここで重要なのは、+1800という表示と、+1 800という番号体系を混同しないことです。
検索するときも、
- 「+1800 電話」
- 「+1800 詐欺」
- 「+1 800 電話」
- 「+1 800 郵便局」
など、複数の表記を使うと情報を探しやすくなります。
+1800から「郵便局物流営業部」を名乗る自動音声に注意
今回特に注意したいのが、+1800などの番号から、郵便局や日本郵便を名乗る自動音声が流れるケースです。
例えば、電話に出ると、
「こちらは郵便局物流営業部です。お客様あての郵便物が1件未配達となっております。詳細をご確認される場合は、9を押してください。物流営業部にお繋ぎいたします」
といった内容の音声が流れる場合があります。
このような電話を受けた場合は、「9」を押さずに電話を切ることをおすすめします。
日本郵便は、郵便局などを装った不審な電話について、自動音声によるガイダンスの後にプッシュボタン操作を促し、オペレーターにつなぐ手口を確認していると案内しています。
「9を押してください」と言われても押さない
特に注意したいのが、
「詳しい内容を確認する場合は9を押してください」
といった案内です。
心当たりのない電話であれば、相手が本当に日本郵便なのか確認できていない状態です。
そのため、
- 9を押す
- オペレーターと話す
- 氏名や住所を伝える
- 荷物の情報を確認する
- 指示された番号へ折り返す
といった対応は避けましょう。
不審な電話は、その時点で切って問題ありません。
郵便局物流営業部を名乗る電話は本物?
電話で「郵便局物流営業部」と名乗られたとしても、それだけで日本郵便からの正規の電話だとは判断できません。
詐欺電話では、実在する企業や公的機関の名称、部署名などを使って信用させようとすることがあります。
日本郵便も、
- 日本郵便や郵便局を装う
- 自動音声を流す
- プッシュボタンの操作を促す
- オペレーターにつなぐ
- 個人情報の取得につながる
といった不審な電話について注意を呼びかけています。
したがって、
「郵便局と言っているから本物」
とは考えないことが重要です。
「+1800=詐欺」ではない点にも注意
ここは非常に重要です。
+1800という番号だけを見て、詐欺電話と断定することはできません。
800は北米番号計画で使用されているトールフリー番号です。
つまり、
+1800だから詐欺
という意味ではありません。
重要なのは、
「+1800から、誰を名乗って、何を要求されたのか」
です。
今回のように、
- 国際電話から着信した
- 郵便局物流営業部を名乗った
- 荷物の未配達を理由にした
- 自動音声が流れた
- 「9を押してください」と案内された
という条件が重なる場合は、十分に警戒してください。
+1800から電話がかかってきたらどうする?
1.「9」を押さずに電話を切る
自動音声の指示に従う必要はありません。
「9を押してください」「1を押してください」などと案内されても、操作せず電話を切りましょう。
2.折り返さない
着信履歴に残った番号や、相手から案内された番号にそのまま折り返すのは避けてください。
警察庁も、偽装された電話番号が表示されるケースについて注意喚起しており、相手から教えられた番号には折り返さないよう呼びかけています。
3.個人情報を伝えない
以下のような情報は伝えないでください。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- SMSなどで届く認証コード
4.本当に荷物があるかは公式サイトから確認する
「荷物が届く予定だった」という場合でも、電話相手の説明を信用して、個人情報などを渡す必要はありません。
日本郵便の公式サイトや正規のサービスから、自分で配送状況を確認しましょう。
日本郵便自身も、不審な電話について判断に迷う場合は電話に応答せず、公式ページに掲載された問い合わせ先へ確認するよう案内しています。
+1800からの電話に出てしまった場合
電話に出てしまっただけで、直ちに被害が発生するとは限りません。
まずは落ち着いてください。
もし、
- 9を押していない
- 個人情報を伝えていない
- 金融情報を伝えていない
- 相手に折り返していない
のであれば、電話を切った後は、念のため今後の不審な電話やSMSには注意しましょう。
一方、
個人情報を伝えた、ボタンを押した、相手に折り返した、金銭を支払った
などの場合は、できるだけ早く相談してください。
詳しい状況別の対処法については、次の記事で解説しています。
詐欺電話に出てしまったらどうする?個人情報を伝えた・1番を押した・折り返した場合の対処法
国際電話の着信そのものを減らす方法
国際電話を普段ほとんど利用しない場合は、着信を受けないための対策も検討できます。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺への対策として、国際電話番号からの着信ブロックを呼びかけています。固定電話では国際電話の利用休止、携帯電話では着信設定や国際電話の着信規制に対応したアプリの利用などが案内されています。
特に海外との通話を必要としない場合は、こうした機能を利用することで、犯人からの電話を直接受ける機会を減らせます。
相談先
不審な電話について不安がある場合は、一人で判断せず誰かに相談しましょう。
警察相談専用電話「#9110」
詐欺の可能性がある電話を受けた場合や、個人情報を伝えてしまった場合などは、警察相談専用電話「#9110」に相談できます。
警察庁も、特殊詐欺について不安を感じた場合の相談先として#9110を案内しています。
消費者ホットライン「188」
契約や悪質商法などについて相談したい場合は、消費者ホットライン「188」を利用できます。
でんわんセンター
迷惑電話や困った電話、特殊詐欺の予防など、電話に関する相談はでんわんセンターでも受け付けています。
電話番号は03-6162-1111、受付時間は平日10時~17時です。相談は無料ですが、通話料は利用者負担です。
なお、犯罪被害が発生している場合は、でんわんセンターではなく警察相談専用電話「#9110」または緊急時には110番への相談が案内されています。
まとめ|+1800から郵便局物流営業部を名乗る電話に注意
今回の記事のポイントをまとめます。
- +1800だけで詐欺電話と断定することはできない
- 「+1 800」「+1-800」「+1 (800)」などの表示形式がある
- 800は北米番号計画で使われるトールフリー番号の一つ
- 日本郵便や郵便局を装った自動音声による不審な電話が確認されている
- 「郵便局物流営業部」を名乗る電話にも注意する
- 「9を押してください」と案内されても操作しない
- 心当たりのない電話には折り返さない
- 個人情報や金融情報を伝えない
- 荷物の確認は、日本郵便の公式サイトなどから行う
- 不安な場合は「#9110」「188」「でんわんセンター」などに相談する
特に覚えておきたいのは、
「+1800だから詐欺」ではなく、「郵便局を名乗り、荷物を理由に自動音声で9などのボタン操作を求める電話には注意する」
ということです。
日本郵便も、郵便局などを装った自動音声による不審な電話について公式に注意喚起しています。
「9を押してください」と案内されても、慌てて操作する必要はありません。
電話を切る → 折り返さない → 公式サイトで確認する
という対応を基本にしましょう。
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参照・出典
- 郵便局|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 国民生活センター|海外からの知らない国際電話が増えています!迷惑な国際電話は無視しましょう ブロックも有効です
- 国際電話不取扱受付センター
免責事項
本記事は、「+1800」「+1 800」などからの着信や、郵便局物流営業部を名乗る自動音声電話について、公開されている情報をもとに一般的な注意点を解説するものです。
+1800という番号だけをもって、特定の電話が詐欺であると断定するものではありません。
また、着信画面に表示された電話番号だけでは、実際の発信者や発信場所を特定できない場合があります。
日本郵便、警察、金融機関、行政機関などを名乗る電話を受けた場合でも、相手から案内された番号へそのまま折り返すのではなく、公式サイトなどで正規の連絡先を確認してください。
不審な電話によって個人情報や金融情報を伝えてしまった場合、または金銭的な被害が発生した場合は、関係する金融機関や警察などへ速やかに相談してください。
本記事の情報は2026年8月時点で確認できる情報をもとに作成しています。
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