「総合通信管理局からの最終通知です」
このようなメッセージが流れる自動音声ガイダンスの電話について、SNSでの報告が見られます。さらに、着信画面を見ると「+373」から始まる海外の電話番号が表示されているケースが散見されます。
一見すると公的機関からの重要な連絡に見えますが、不審な電話である可能性が高いため、各公的機関や通信事業者などから注意が呼びかけられています。
📌 話題の自動音声ガイダンスとは?
最近報告されている主な電話のパターンは以下の通りです。
🎙 自動音声の内容(再現例)
「総合通信管理局からの最終通知です。
そちらの電話番号に異常が見られるため、2時間後に回線サービスを停止いたします。
詳細を確認するには、1を押してください。」
内容はシンプルですが、「通信停止」や「最終通知」「2時間後」といった言葉で、電話を受けた人の不安や焦りを誘う構成になっているのが特徴です。
🌍 「+373」とはどこの国?(国番号の仕組み)
着信画面に表示される「+」から始まる番号は、国際電話の「国番号(国コード)」です。
- 「+3」で始まる番号:主にヨーロッパ地域の国々に割り当てられています。
- 「+37」の表記:単体では国番号として完結せず、後続の数字を含めて国番号が構成されます。
+373:東ヨーロッパの「モルドバ共和国(モルドバ)」の国番号です。
+373の国番号の仕組みや、一般的な不審電話への対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
🗺 周辺国の国番号一覧
「+37」から始まる番号帯には、モルドバのほかにも以下のような東欧・近隣諸国が割り当てられています。
| 国番号 | 国名 |
| +370 | リトアニア |
| +371 | ラトビア |
| +372 | エストニア |
| +373 | モルドバ |
| +374 | アルメニア |
| +375 | ベラルーシ |
モルドバに知人や親戚、ビジネス上の取引先などの心当たりがない場合、日本国内の電話へ国際電話を使って、このような重要連絡が来るのは不自然と言えます。
❓ 「総合通信管理局」という公的機関は存在する?
「総合通信管理局」という名称は、総務省の正式な行政機関名として確認できません。
| 調査項目 | 確認結果 |
| 国の正式な行政機関名か? | ❌ 確認できない |
| 公式サイトや正規の連絡先があるか? | ❌ なし |
| 類似する正規の公的機関 | 総務省 総合通信局(※正規) |
実在するのは、総務省の地方支分部局である「総合通信局」です。
不審な電話の発信者が、実在する「総合通信局」によく似た「総合通信管理局」という名称を使うことで、公的機関からの連絡であるかのように勘違いさせようとしている可能性があります。
⚠️ 「総合通信管理局」を名乗る電話に注意すべき3つの理由
- プッシュ操作で外部へ転送される懸念
「1を押してください」などの案内に従うと、不審なオペレーターへ通話が転送されるおそれがあります。そこで「口座が犯罪に使われた」「警察に繋ぐ」などと説明され、暗証番号の聞き出しや送金を求められる事例が報告されています。 - 架空の団体名で不安を煽る手口
実在しない(または混同しやすい)機関名を名乗り、「回線停止」などの言葉で脅すことで冷静な判断力を奪う手法が見られます。 - 電話番号偽装(スプーフィング)の可能性
「+373」と表示されていても、実際にモルドバから発信されているとは限りません。最近では、番号偽装技術(スプーフィング)やIP電話を悪用し、発信元を海外の国番号に見せかけているケースも指摘されています。
📱 報告されている電話番号の例
当サイトに寄せられた情報や公開情報などをもとにした報告例として、以下のような「+373」から始まる番号からの着信が確認されています。
+373 69 466 885(+37369466885) など
※この番号は不審な着信の報告例として掲載しています。番号表示だけで発信者の違法行為や詐欺行為を公的機関が認定したことを示すものではありません。また、これ以外の「+373」から始まる番号であっても、心当たりがない場合は同様の慎重な対応が必要です。
✅ 被害を防ぐための対処法チェックリスト
- ☑ 知らない海外番号(+から始まる番号)には出ない
- ☑ 自動音声の指示(「1を押す」など)には絶対に従わない
- ☑ 不在着信があっても絶対に折り返し電話をかけない(高額な国際通話料が発生するリスクがあります)
- ☑ 不安に感じてもその場で判断せず、一旦電話を切る
- ☑ 着信拒否・迷惑電話ブロック機能を設定する
🛠 スマホの着信拒否設定手順
iPhoneの場合
- 「電話」アプリを開き、「履歴」をタップ
- 該当する番号の横にある「i」マークをタップ
- 画面下部の「この発信者を着信拒否」を選択
Androidの場合
- 「電話」アプリを開き、「通話履歴」をタップ
- 該当する番号を長押し
- 「ブロック」または「迷惑電話に設定」を選択
📎 困ったときの相談窓口一覧
万が一、相手に個人情報を話してしまったり金銭を要求された場合は、速やかに以下の窓口へご相談ください。
| 相談内容 | 連絡先 |
| 消費者トラブル全般 | 消費者ホットライン「188」(イヤヤ) |
| 詐欺被害・脅迫・不安な場合 | 警察相談専用電話「#9110」 |
| 公的機関か確認したいとき | 各省庁の公式サイトに記載された正規の窓口 |
✅ まとめ|「+373」からの「総合通信管理局」電話は即切りが安全!
- 「総合通信管理局」は正式な行政機関名として確認できない(正規は「総合通信局」)
- 「+373」はモルドバの国番号(心当たりがない国際電話は無視が基本)
- 「回線停止」や「ガイダンスのボタン操作」には絶対に応じない
- 折り返し電話は絶対にNG!
不安な場合は一人で抱え込まず、警察相談専用ダイヤル(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談してください。
海外からの知らない電話番号全般に共通する対処法や、国番号ごとの不審電話の特徴については、以下の記事も参考にしてください。
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参照・出典
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 消費者庁|大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声や国際電話番号等を用いて架空の利用料金請求を行う事業者に関する注意喚起
- 総務省|総務省職員を名乗る不審電話にご注意ください
- 国際電話不取扱受付センター
🔒 免責事項
本記事は一般的な注意喚起および情報提供を目的として作成しています。掲載している事例や電話番号の形式は公開情報等をもとに紹介しており、特定の国や通信事業者、番号の保有者による違法行為を断定するものではありません。実際の対応についてはご自身の判断で行い、トラブルが疑われる場合は警察などの関係機関へ直接ご相談ください。
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