スマホの画面に見慣れない「+94」から始まる電話番号が表示され、「これってどこからの電話?」「出ても大丈夫?」と不安に思ったことはありませんか?
近年、日本国内では「海外から電話がかかってきた」「知らない海外番号から着信があった」という報告が増加しています。
この記事では、「+94」の着信の正体や、万が一怪しい電話に出てしまった場合の対処法、そして今すぐできる効果的な防犯対策を分かりやすくご紹介します。
【結論】
「+94」はスリランカの国番号です。ただし、日本国内では海外番号を悪用した国際電話詐欺や電話番号偽装(スプーフィング)が報告されているため、心当たりのない着信には慎重な対応をおすすめします。
1. 「+94」はどこの国番号?
国番号は国際的なルールにより、世界中の国や地域には固有の番号(国番号)が割り振られています。
- +9から始まる番号帯:主に南アジア、東南アジア、中東などに割り当てられています。
- +94:スリランカの電話番号
スリランカに家族や友人が住んでいる、あるいは仕事で現地とやり取りがあるという場合、この番号からの着信は正規の連絡である可能性が考えられます。
「電話番号偽装(スプーフィング)」とは?
一方で、現地に全く心当たりがないにもかかわらず着信があった場合、注意が必要かもしれません。
電話番号偽装(スプーフィング)とは?
本来とは異なる電話番号を相手の画面に表示させる技術です。一部ではこの仕組みが悪用され、実際の発信元とは異なる海外番号が表示されるケースが報告されています。
そのため、「+94」が表示されているからといって、必ずしも本当にスリランカからかかってきているとは限らない、という点に留意する必要があります。
2. 国際電話を悪用した主な不審な電話の手口
国際電話詐欺や不審な着信には、主に以下のような手口が報告されています。
① 自動音声詐欺
電話に出ると、機械的な自動音声(アナウンス)が流れる手口です。郵便局、税関、厚生労働省、NTTなどを名乗り「重要なお知らせがあります」「料金の未納があります」などと言って不安を煽り、ガイダンスに従ってボタンを操作させようとするケースが目立ちます。
② ニセ警察詐欺・公的機関をかたる詐欺
警察官を名乗り、「あなたの名義の携帯電話が犯罪に使われている」「あなたの口座が悪用されている」「事件の容疑者になっている」などと嘘をついて金銭を要求したり、個人情報を聞き出そうとしたりする手口です。
3. シチュエーション別・もしもの時の対処法
不審な電話に対応してしまった場合、どのように行動すればよいのでしょうか。状況別の一般的な対処のポイントをまとめました。
| あなたの状況 | 推責される一般的な対応 |
| 国際電話に出てしまった | すぐに電話を切りましょう。相手が名前や住所、生年月日などを確認しようとしても、その場で答えず電話を終了しましょう。最近の詐欺は個人情報収集も多いためです。 |
| 自動音声でボタンを押してしまった | ボタンを押しただけで即座に被害が出るわけではないケースが多いですが、すぐに通話を終了してください。その後、怪しい要求には応じないよう注意しましょう。 |
| 個人情報を話してしまった | 悪用される恐れがあるため、警察の相談専用ダイヤル(#9110)や消費生活センター等へ速やかに相談することをおすすめします。 |
| 留守電に残っていた | 基本的にはそのまま削除して問題ありません。メッセージの内容がどれほど緊急性を煽るものであっても、慌てて電話に出ないことが大切です。 |
| 国際電話の折り返しをした方が良いか? | 折り返し電話はしないことを強く推奨します。 高額な国際通話料金が発生するリスクや、自分の番号が「つながる番号」として名簿に登録されてしまう懸念があります。 |
4. スマホの迷惑電話対応アプリで先手を打つ!
このような国際電話からの不審な着信を防ぐには、スマホの迷惑電話対策アプリを導入するのが非常に効果的です。現在、警察庁の推奨認定(特殊詐欺対策アプリに係る推奨制度)を受けている代表的な無料アプリをご紹介します。
① 「詐欺対策 by NTTタウンページ」
NTTタウンページ社が提供するアプリです。警察庁などが把握している要注意番号リストに加え、トビラシステムズ社の膨大なデータベースを活用し、詐欺の可能性が高い電話からの着信を自動で警告・遮断(※OSのバージョンにより挙動が異なります)してくれます。また、約500万件の事業者データをもとに、正規のお店や企業からの着信時には名前を表示してくれる機能もあります。
② 「詐欺バスター Lite」
トレンドマイクロ社が提供する、詐欺電話のブロックに特化した無料アプリです。公的機関の連携情報などをもとに、特殊詐欺の疑いがある番号からの発着信に警告を表示したり、自動で着信拒否を設定したりできます。特にAndroid版では、海外からの国際電話を一括して自動ブロックする機能も備わっています。
どちらのアプリも警察庁推奨の信頼性の高いツールですので、ご自身のスマホのOSに合わせて活用を検討してみてはいかがでしょうか。
FAQ(よくある質問)
- Q心当たりのない「+94」からの着信は、すべて詐欺ですか?
- A
必ずしもすべてが詐欺とは断定できません。間違い電話や、現地からの正規の国際電話の可能性もあります。ただし、現地にお知り合いやビジネスの関わりがない場合は、念のため応答を控えるのが無難と考えられます。
- Q国際電話を着信しただけでお金はかかりますか?
- A
一般的に、国内にいる状態で国際電話を「着信(受電)」しただけであれば、通話料を着信側が負担することはありません(※コレクトコールなどを除く)。ただし、こちらから海外へ「折り返し発信」をすると高額な国際通話料が発生します。
- Q迷惑電話に出てしまったら、その後どうすればいいですか?
- A
以降、同じ番号や類似の番号から再度かかってくる可能性があるため、端末の着信拒否設定を行うか、前述の迷惑電話対策アプリを導入して対策することをおすすめします。
まとめ
「+94」はスリランカの国番号ですが、全く心当たりがない場合は、電話番号偽装などを悪用した不審な電話の可能性を考慮することが大切です。
「知らない海外番号だから危険」と決めつける必要はありませんが、心当たりがない場合は「出ない・折り返さない・個人情報を伝えない」を基本に落ち着いて対応しましょう。万が一のトラブルに備え、警察庁も推奨する防犯アプリを取り入れるなど、日頃からの対策を整えておくとさらに安心です。
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参照・出典
免責事項
本記事に掲載されている情報は、国際電話の仕組みや一般的に報道・報告されている詐欺手口の傾向をもとに作成したものであり、特定の電話番号からの着信がすべて犯罪行為や詐欺であると断定するものではありません。また、各個別の事案における安全性を保証するものではありません。万が一、実際の被害や不審な勧誘によるトラブルが生じた場合は、速やかに最寄りの警察署、警察相談専用ダイヤル(#9110)、または消費者生活センター等にご相談ください。本記事の情報を利用したことによって生じた損害等について、当ブログは一切の責任を負いかねます。
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