結論:+87からの知らない国際電話には要注意。出たり折り返したりしない
+87から始まる電話番号は、一般的な国番号として特定の国を示しているわけではありません。国際衛星通信などに関連して使用される番号帯があります。
ただし、「+87だから詐欺」「+87からの電話はすべて衛星電話」と番号だけで判断することはできません。
一方で、心当たりのない+87などの国際電話から突然着信があり、ワンギリされたり、自動音声が流れたり、警察を名乗られたりした場合は注意が必要です。
国際電話では、利用するサービスによっては、通常の国内通話とは異なる料金が発生する可能性があります。
特に、
- 知らない+87から始まる番号から突然電話がかかってきた
- 「重要な連絡がある」と不安をあおられた
- 「〇番を押してください」などと指示された
- 1~2回だけ鳴って切れた
- 留守番電話に折り返しを促すメッセージが残っている
- SMSなどで電話をかけ直すよう求められた
- 金銭や個人情報を要求された
といった場合は、安易に折り返さないことが重要です。
この記事では、+87の番号の仕組みや国際電話を利用した不審電話、高額な通話料金につながる可能性のあるケース、電話に出てしまった場合・折り返してしまった場合の対処法を解説します。
- 本記事の信頼性について
- +87から始まる電話番号はどこから?
- +87は衛星電話なの?
- +87の表示だけでは詐欺かどうか判断できない
- +87などの国際電話を利用したワンギリに注意
- +87から電話がかかってきた場合の対処法
- +87の電話に出てしまった場合
- +87に折り返してしまった場合
- 高額な通話料金が心配な場合
- 個人情報を伝えてしまった場合
- カード情報・口座情報を伝えてしまった場合
- スマートフォンで+87を着信拒否する方法
- 固定電話の国際電話対策
- +870などの番号も同じ衛星電話なの?
- +87から何度も電話がかかってくるのはなぜ?
- +87からSMSが届くことはある?
- 本物の電話か確認する方法
- +87からの電話に出た場合の危険度
- まとめ:+87からの知らない電話は折り返さない
- 免責事項
本記事の信頼性について
本記事では、国際電話番号の仕組みや不審電話への対策について、通信・行政機関などが公表している情報を確認しながら解説しています。
また、国際電話を利用した詐欺や迷惑電話は手口が変化するため、情報を更新する際には、できるだけ新しい公的機関・通信事業者などの情報を優先しています。
なお、SNSや電話番号投稿サイトなどに掲載された利用者の報告については、個別の体験談・参考情報として扱い、投稿内容だけを根拠に特定の電話番号や発信者を詐欺と断定することはありません。
+87から始まる電話番号はどこから?
「+87」という表示を見ると、「87という国番号の国から電話が来た」と思うかもしれません。
しかし、+87だけで特定の国を示しているわけではありません。
国際電話番号には、国や地域だけでなく、衛星通信など特定の通信サービスに関連して使用される番号帯があります。
そのため、
「+87=○○という国」
と単純に判断することはできません。
また、+87から始まる番号であっても、表示された番号だけで実際の発信場所や発信者を特定できるとは限りません。
+87は衛星電話なの?
+87は、国番号として一つの国を表すものではなく、国際衛星通信に関連する番号帯が存在する領域です。
衛星電話は、地上の携帯電話基地局が利用できない場所でも通信できることから、船舶、航空、山岳地帯、災害現場などさまざまな用途で利用されています。
そのため、衛星電話そのものが怪しいサービスというわけではありません。
衛星電話=詐欺ではありません。
問題になるのは、こうした特殊な番号を利用して、知らない人に折り返しをさせたり、金銭や個人情報を要求したりするケースです。
+87の表示だけでは詐欺かどうか判断できない
ここは非常に重要なポイントです。
電話番号の先頭が+87だからといって、その電話が詐欺だと断定することはできません。
例えば、海外サービスや衛星通信サービスなどを利用している場合には、正規の連絡である可能性もあります。
一方、自分には海外との接点がまったくなく、心当たりのない+87から突然電話がかかってきた場合は、慎重に対応する必要があります。
さらに、発信者番号が偽装されるケースもあるため、
「表示された番号=実際の発信者」
とは限りません。
そのため、番号そのものだけではなく、
- 電話がどのような内容だったのか
- 折り返しを要求されたか
- 金銭を要求されたか
- 個人情報を聞かれたか
- SMSやURLへのアクセスを求められたか
などを確認することが重要です。
+87などの国際電話を利用したワンギリに注意
国際電話を利用した不審電話では、電話を短時間だけ鳴らして切る「ワンギリ」にも注意が必要です。
例えば、
- 知らない国際電話から着信
- 数回鳴ったところで切れる
- 「誰からだろう?」と気になって着信履歴を確認
- 相手の番号へ折り返す
- 国際電話として通話料金が発生する可能性
という流れが考えられます。
そのため、
「1回しか鳴っていないから折り返して確認しよう」
と考えるのは避けた方が安全です。
心当たりのない国際電話には、基本的に折り返さないようにしましょう。
折り返すと高額な通話料金が発生する可能性がある
国際電話は、国内の一般的な電話とは料金体系が異なります。
また、利用する通信サービスや接続先によって料金が異なるため、
「+87だから必ず1分○百円かかる」
などと一律に判断することはできません。
元々の料金プランや利用したサービスによって異なるため、具体的な金額については契約している通信会社の料金案内を確認してください。
ただし、知らない国際電話へ折り返すことで、想定外の通話料金が発生する可能性があることは覚えておきましょう。
「+87=特殊詐欺」とは限らない
ここも誤解しやすいポイントです。
+87という番号帯そのものが特殊詐欺というわけではありません。
また、「衛星電話を使った電話=特殊詐欺」と判断することもできません。
警察庁が使用する「特殊詐欺」という言葉には、一定の犯罪類型があります。
電話などを利用して相手をだまし、現金などをだまし取る行為であれば特殊詐欺に該当する可能性がありますが、単に知らない+87から電話がかかってきただけで「特殊詐欺」と断定することはできません。
例えば、
- 「あなたの口座が犯罪に使われている」
- 「逮捕状が出ている」
- 「未納料金を支払ってください」
- 「還付金を受け取るためATMを操作してください」
- 「電子マネーを購入して番号を教えてください」
などと金銭をだまし取ろうとする内容であれば、特殊詐欺などの犯罪を強く疑う必要があります。
+87などの国際電話で注意したい詐欺の手口
警察・行政機関を名乗る
「あなたの口座が犯罪に利用されている」
「捜査対象になっている」
「逮捕状が出ている」
などと不安をあおり、個人情報や金銭を要求する手口です。
警察などを名乗る電話であっても、電話だけで本人確認や送金を求められた場合は注意してください。
通信会社を名乗る
「未納料金があります」
「電話が利用停止になります」
「法的措置に移行します」
などと告げ、自動音声やオペレーターにつなげようとするケースがあります。
「確認するには1を押してください」などのボタン操作を求められても、心当たりがなければ操作しないようにしましょう。
配送業者を名乗る
「荷物を届けられない」
「住所を確認してください」
「〇番を押してください」
などと告げ、数字を押させたり、折り返し電話やSMSに記載されたURLへのアクセスを誘導するケースにも注意が必要です。
荷物に心当たりのある場合でも、相手から案内された連絡先ではなく、配送会社の公式サイトや公式アプリから確認しましょう。
中国語などの自動音声
国際電話では、日本語以外の自動音声が流れるケースもあります。
日本の入国管理局(現:出入国在留管理庁)、中国の大使館や公安局などを名乗り
「重要な書類があります」
「パスポートに問題があります」
などと不安をあおり、オペレーターへの接続や折り返しを促す場合があります。
内容が理解できない場合でも、安易にボタンを押したり折り返したりしないようにしましょう。
+87から電話がかかってきた場合の対処法
基本的な対応は、
出ない・押さない・話さない・折り返さない
です。
心当たりのない国際電話であれば、着信履歴を確認したうえで、そのまま無視するのが安全です。
必要に応じて、スマートフォンの着信拒否機能や迷惑電話対策機能を利用しましょう。
+87の電話に出てしまった場合
電話に出てしまっただけで、必ず被害が発生するわけではありません。
不審な内容だった場合は、相手と話し続けず、電話を切りましょう。
特に、
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 銀行口座
- クレジットカード情報
- 暗証番号
などを聞かれても答えないことが重要です。
+87に折り返してしまった場合
もし誤って折り返してしまった場合は、気づいた時点ですぐに通話を終了してください。
その後、
- 通話履歴・通話時間を確認する
- 通信会社の利用明細を確認する
- 高額な料金が発生していないか確認する
- 不審な請求があれば通信会社へ相談する
- 金銭被害や詐欺が疑われる場合は警察・消費生活センターなどへ相談する
といった対応を取りましょう。
高額な通話料金が心配な場合
折り返し電話をしてしまった場合は、まず落ち着いてください。
すぐに通信会社の公式サイトやアプリなどから、通話履歴・料金明細を確認しましょう。
高額な請求が発生していた場合は、通信会社に状況を説明して相談してください。
また、詐欺目的だった可能性がある場合は、請求金額だけでなく、
- 着信日時
- 電話番号
- 通話時間
- 相手が話した内容
- SMSや留守番電話の内容
などを記録しておくと、相談する際に役立ちます。
個人情報を伝えてしまった場合
氏名や住所などを伝えてしまった場合は、今後の不審な電話・SMSに注意してください。
一度情報を伝えた相手が、
「先ほどの電話の件です」
などと以前の会話を知っているように装い、再び連絡してくる可能性もあります。
不審な連絡が続く場合は、警察や消費生活センターなどへの相談を検討してください。
カード情報・口座情報を伝えてしまった場合
クレジットカード番号や銀行口座情報、暗証番号などを伝えてしまった場合は、できるだけ早くカード会社・金融機関へ連絡してください。
不正利用の可能性がある場合は、カードの利用停止や口座の安全確認など、必要な対応について相談しましょう。
スマートフォンで+87を着信拒否する方法
iPhoneの場合
一般的には、
電話アプリ → 履歴 → 対象番号の「i」 →「発信者を着信拒否」
という流れで着信拒否できます。
iPhoneの機種やiOSのバージョンによって表示が異なる場合があります。
Androidの場合
Androidスマートフォンでは、機種や電話アプリによって操作方法が異なります。
一般的には、
電話アプリ → 履歴 → 対象番号 → ブロック/迷惑電話として報告
などの機能を利用できます。
固定電話の国際電話対策
固定電話を利用していて、海外からの迷惑電話が多い場合は、国際電話の発着信を利用休止する対策もあります。
海外との通話をほとんど利用しない場合は、迷惑電話対策の一つとして検討できます。
具体的な申し込み方法や対象となる電話サービスについては、公式の案内を確認してください。
+870などの番号も同じ衛星電話なの?
+87から始まる番号を調べていると、
- +870
- +871
- +872
- +873
- +874
などの番号を見かけることがあります。
これらは同じ「+87」という文字列から始まっているように見えても、番号帯やサービスの種類が異なる場合があります。
そのため、
「+87だから全部同じ料金」
「+870だから必ず詐欺」
などと判断しないようにしてください。
実際の料金やサービスについては、利用している通信会社や番号サービスの公式情報を確認することが重要です。
+87から何度も電話がかかってくるのはなぜ?
知らない国際電話から繰り返し着信がある場合、迷惑電話業者などが複数回発信している可能性があります。
ただし、着信回数だけで発信者や目的を特定することはできません。
心当たりがない場合は、
折り返さない → 着信拒否 → 必要なら通信会社へ相談
という対応を取りましょう。
+87からSMSが届くことはある?
国際電話番号からSMSが届く可能性はあります。
「電話をしてください」
「重要な連絡があります」
「荷物を確認してください」
などと案内されても、心当たりがなければ安易に電話をかけないようにしましょう。
SMSにURLが記載されている場合も、不用意にリンクを開かないことが重要です。
必要な確認は、公式アプリや公式サイトから直接行いましょう。
本物の電話か確認する方法
相手から、
「この番号へ折り返してください」
と案内された場合でも、その番号にそのまま電話する必要はありません。
企業や行政機関からの連絡だと思った場合は、
公式サイト・公式アプリ・請求書などに掲載されている正規の連絡先
から確認してください。
これが、不審電話に対応するうえで非常に重要なポイントです。
+87からの電話に出た場合の危険度
| 状況 | 危険度 | 対応 |
|---|---|---|
| 着信があっただけ | ★☆☆☆☆ | 無視・着信拒否 |
| 電話に出ただけ | ★☆☆☆☆ | 不審なら切る |
| 自動音声を聞いただけ | ★☆☆☆☆ | 折り返さない |
| ボタンを押した | ★★☆☆☆ | 以後の要求に応じない |
| 折り返した | ★★★☆☆ | すぐ切り、料金を確認 |
| 氏名・住所を伝えた | ★★★☆☆ | 不審な連絡に警戒 |
| カード・口座情報を伝えた | ★★★★☆ | 金融機関へ連絡 |
| 暗証番号・認証コードを伝えた | ★★★★★ | 直ちに関係先へ連絡 |
| 振込・電子マネー送金をした | ★★★★★ | 金融機関・警察へ相談 |
※危険度は本記事独自の目安です。実際の被害状況は、電話の内容や伝えた情報、支払った金額などによって異なります。
まとめ:+87からの知らない電話は折り返さない
+87は特定の国を表す単純な国番号ではなく、国際衛星通信などに関連する番号帯があります。
ただし、+87という表示だけで電話が詐欺だと断定することはできません。
一方で、心当たりのない+87などの国際電話から突然着信があり、ワンギリや折り返しを促すメッセージ、金銭・個人情報の要求などがあった場合は注意が必要です。
特に、
- 知らない国際電話には出ない
- 折り返さない
- 自動音声の指示に従わない
- 個人情報を伝えない
- カード・口座情報を伝えない
- SMSのURLを不用意に開かない
- 不審な請求があれば通信会社へ確認する
ことを心がけましょう。
大切なのは、
出ない・押さない・話さない・折り返さない
です。
もし金銭を支払ってしまったり、カード情報・口座情報・暗証番号などを伝えてしまったりした場合は、できるだけ早く金融機関やカード会社、警察、消費生活センターなどへ相談してください。
免責事項
※本記事は、+87などの国際電話番号や不審電話について、公開されている情報をもとに一般的な注意喚起を目的として作成しています。
※**+87からの電話すべてが詐欺電話であると断定するものではありません。**番号帯だけでは、実際の発信者や電話の目的を特定できない場合があります。
※国際電話の料金は、通信事業者、契約プラン、利用する電話サービス、接続先などによって異なります。「+87だから必ず高額料金が発生する」などと一律に判断することはできません。
※電話番号が偽装される場合もあるため、着信画面に表示された番号だけで発信者を判断しないでください。
※本記事の情報は執筆・更新時点のものであり、通信会社や行政機関などのサービス・制度が変更される場合があります。最新の情報については、各公式機関・通信事業者の発表を優先してください。
※実際に金銭を支払った、カード情報・口座情報・暗証番号・認証コードなどを伝えてしまった場合は、速やかに関係する金融機関、カード会社、サービス提供会社、警察などへ相談してください。
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