「+60から始まる電話番号から着信があったけれど、どこの国?」
「60から始まる電話番号はマレーシアからの電話?」
「+60の電話は詐欺や迷惑電話なの?」
「知らない+60から電話がかかってきたけれど、折り返しても大丈夫?」
このような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、「+60」はマレーシアの国番号(国コード)です。
国際電気通信連合(ITU)の番号計画でも、Malaysia(マレーシア)には「+60」が割り当てられています。
そのため、電話番号が「+60」から始まっている場合、番号体系上はマレーシアの国番号を使った国際電話と考えられます。
ただし、「+60だから詐欺」という意味ではありません。
マレーシアに住んでいる家族や知人からの電話、海外サービスからの正規の連絡など、正当な理由で+60から電話がかかってくる可能性もあります。
一方、日本で暮らしていてマレーシアから電話が来る心当たりがない場合は注意が必要です。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして、国際電話の着信ブロックなどの対策を呼びかけています。
この記事では、「+60」「60」から始まる電話番号について、
- +60はどこの国なのか
- 60から始まる電話番号の見方
- +60から電話がかかってくる理由
- +60からの電話は詐欺なのか
- 不審な電話の特徴
- 電話に出てしまった場合の対処法
- 折り返してはいけないケース
- 国際電話をブロックする方法
などを分かりやすく解説します。
この記事のポイント
- +60はマレーシアの国番号です
- 「+60」は国際電話の番号表示で使われます
- 「60」から始まる番号でも、表示形式によっては+60を含む可能性があります
- +60だから詐欺というわけではありません
- マレーシアに心当たりのない着信には注意が必要です
- 自動音声で「1を押してください」などと操作を求められた場合は警戒しましょう
- 個人情報や資産状況などを電話で伝えないことが重要です
- 心当たりのない+60からの電話には、基本的に出ない・折り返さないことをおすすめします
- 不審な国際電話は、着信拒否やブロック機能を利用する方法もあります
「+60」はどこの国の電話番号?
「+60」は、マレーシアの国番号(国コード)です。
ITU(国際電気通信連合)のNational Numbering Plansでも、Malaysiaには「+60」が割り当てられています。
国際電話では、電話番号の先頭に「+」を付け、その後に国番号を付ける形式が一般的です。
例えば、
| 国・地域 | 国番号 |
|---|---|
| 日本 | +81 |
| 中国 | +86 |
| 韓国 | +82 |
| マレーシア | +60 |
| オーストラリア | +61 |
| インドネシア | +62 |
| シンガポール | +65 |
| タイ | +66 |
このため、
+60から始まる電話番号=マレーシアの国番号を使用した電話番号
と考えることができます。
ただし、表示された番号だけで実際の発信者や発信場所まで断定できるわけではありません。
発信者番号が偽装されている可能性もあるため、電話の内容も含めて判断する必要があります。
「60から始まる電話番号」はマレーシア?
「+60」ではなく、
60XXXXXXXX
のように「60」から始まる番号が表示されることもあります。
スマートフォンや通信サービスによって電話番号の表示形式が異なる場合があるためです。
例えば、
+60XXXXXXXXXX
+60 XX XXXXXXXX
+60 XX XXXXXXXX
60XXXXXXXXXX
60 XX XXXXXXXX
など、さまざまな表示形式が考えられます。
そのため、「60」という数字だけを見て判断するのではなく、「+60」なのか、その後にどのような数字が続いているのかを確認することが大切です。
特に、海外からの着信として「+60」が表示されているのであれば、マレーシアの国番号が使われていると考えられます。
+60から電話がかかってくるのはなぜ?
マレーシアに心当たりがないのに+60から電話が来ると、
「なぜ自分にマレーシアから電話がかかってくるの?」
と疑問に思うでしょう。
考えられる理由はいくつかあります。
マレーシアにいる友人知人や企業からの電話
最も単純なのは、実際にマレーシアにいる人や企業から電話がかかってきているケースです。
例えば、
- マレーシアに住む家族や友人
- 海外旅行・出張先からの連絡
- マレーシアの企業
- 海外サービスのサポート窓口
- 海外通販・配送関連サービス
などが考えられます。
このような場合は、正規の電話である可能性があります。
電話番号を間違えている
海外からの電話でも、単純な番号間違いによって無関係の人に電話がかかってくる可能性があります。
一度だけ着信があり、相手から特に不審な要求がなかった場合には、必ずしも詐欺とは限りません。
不特定多数への迷惑電話
一方で、迷惑電話や詐欺電話の発信元として、海外の電話番号が利用されるケースもあります。
国民生活センターも、海外からの知らない国際電話について注意を呼びかけています。2026年3月の注意喚起では、自動音声で電話操作を促し、氏名や生年月日などを聞き出す事例も紹介されています。
発信者番号が偽装されている可能性
さらに注意したいのが、発信者番号偽装(スプーフィング)です。
着信画面に「+60」と表示されていても、それだけで実際の発信者や発信場所を特定できるとは限りません。
警察庁も、実在する警察署などの電話番号を着信画面に表示させる「偽装電話番号」を利用した詐欺について注意喚起しています。
したがって、
「+60と表示された=必ずマレーシアから電話をかけている」
とまでは断定できない点にも注意してください。
+60からの電話は詐欺なの?
「+60だから詐欺」ではありません
これは非常に重要です。
+60はマレーシアの正式な国番号です。
そのため、
+60=詐欺
と判断するのは正確ではありません。
正規の国際電話でも+60は使用されます。
一方で、
マレーシアに心当たりがない
という人に突然+60から電話があり、さらに金銭や個人情報を要求された場合は、詐欺を疑って慎重に対応する必要があります。
国民生活センターも、心当たりのない国際電話について「電話をかけ直さず、無視」するよう案内しています。
+60からの電話で注意したい内容
特に次のような内容が出てきた場合は警戒してください。
「未払い料金があります」と言われる
例えば、
「未払い料金があります」
「このままではサービスが停止されます」
などと伝え、不安をあおるケースです。
身に覚えのない請求について、その場で支払う必要はありません。
電話を切り、必要であれば自分で公式サイトから正規の問い合わせ先を確認してください。
「1番を押してください」と言われる
不審な自動音声電話では、
「確認する場合は1を押してください」
「オペレーターにつなぐ場合は1を押してください」
などと、電話機の操作を促されることがあります。
心当たりのない国際電話であれば、指示された番号を押さずに電話を切ることをおすすめします。
国民生活センターも、自動音声で「1」を押すよう求められ、その後に個人情報を聞かれた事例を紹介しています。
警察・行政機関などを名乗る
詐欺電話では、
- 警察
- 税関
- 官公庁
- 金融機関
- 通信会社
- 大手企業
などを名乗って信用させようとするケースがあります。
「あなたの名義が犯罪に使われている」「口座を確認する必要がある」などと言われても、電話だけで信用しないようにしてください。
必要なら、相手が名乗った組織の公式サイトに掲載された連絡先から確認しましょう。
個人情報を聞かれる
次のような情報を求められた場合は、特に注意してください。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- 銀行口座情報
- クレジットカード情報
- 暗証番号
- 認証コード
電話で安易に伝えないことが重要です。
送金や電子マネーの購入を要求される
「手続きのために支払いが必要」「未払い料金を払ってください」などと言われ、送金を要求された場合は非常に危険です。
警察庁も、架空料金請求詐欺について、未納料金などの支払いを名目に電子マネーを購入させる手口などを紹介しています。
+60からの電話が怪しいか判断するチェックリスト
次の項目に当てはまるほど注意が必要です。
| 電話の特徴 | 注意度 |
|---|---|
| マレーシアに心当たりがない | 高い |
| 知らない+60から突然着信 | 高い |
| 自動音声が流れる | 高い |
| 「1を押してください」と言われる | 高い |
| 未払い料金を請求される | 非常に高い |
| 個人情報を聞かれる | 非常に高い |
| 口座情報を聞かれる | 非常に高い |
| 暗証番号を聞かれる | 非常に高い |
| 認証コードを聞かれる | 非常に高い |
| 電子マネーの購入を求められる | 非常に高い |
| 送金を求められる | 非常に高い |
| 「今すぐ対応しろ」と急かされる | 非常に高い |
特に、
「電話を切らないでください」
「誰にも相談しないでください」
「今すぐ手続きしてください」
などと言われた場合は、強く警戒しましょう。
+60からの電話に出てしまったらどうする?
知らない+60からの電話に出てしまっても、まずは落ち着いてください。
電話に出ただけで、必ず被害に遭うわけではありません。
不審な電話だった場合は、次のように対応しましょう。
1.電話を切る
相手の話を最後まで聞く必要はありません。
不審に感じた時点で電話を終了しましょう。
2.折り返さない
着信履歴に残っている番号へ、そのまま折り返すのは避けてください。
国民生活センターも、知らない国際電話について「電話をかけ直さず、無視」するよう案内しています。
3.個人情報を伝えない
氏名、住所、生年月日、口座情報、カード情報などを伝えないでください。
4.SMSが届いてもリンクを開かない
電話の後にSMSが届き、
「こちらから確認してください」
などとURLへ誘導されても、安易に開かないようにしましょう。
5.不安なら相談する
「詐欺かどうか分からない」という段階でも、相談窓口を利用できます。
+60からの電話に折り返しても大丈夫?
心当たりのない+60からの電話には、折り返さないことをおすすめします。
特に、
「重要な連絡なので、この番号に折り返してください」
などと言われても、その番号へそのまま電話するのは避けましょう。
企業や行政機関などを名乗っていた場合は、相手が教えた番号ではなく、公式サイトなどから正規の連絡先を自分で確認することが大切です。
国民生活センターも、知らない国際電話には折り返さず、無視するよう案内しています。
個人情報を伝えてしまった場合
もし+60からの電話で個人情報を伝えてしまった場合は、伝えた情報に応じて対応してください。
氏名・住所などを伝えた
今後、不審な電話やSMSが増える可能性も考え、しばらく注意してください。
クレジットカード情報を伝えた
カード会社の公式窓口へ連絡し、利用停止などについて相談してください。
銀行口座情報を伝えた
金融機関へ連絡して、状況を説明してください。
暗証番号や認証コードを伝えた
できるだけ早く、該当する金融機関やサービスの公式窓口へ相談してください。
お金を振り込んでしまった
振込先の金融機関と警察へ、できるだけ早く相談してください。
+60からの国際電話をブロックする方法
海外からの知らない電話が何度もかかってくる場合は、着信拒否やブロック機能の利用も検討しましょう。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして、国際電話の着信ブロックを推進しています。
固定電話の場合
普段、海外との電話を利用していない場合は、国際電話の利用休止を申し込む方法があります。
警察庁によると、国際電話不取扱受付センターでは、固定電話などを対象に国際電話の利用休止を受け付けています。
スマートフォンの場合
スマートフォンでは、
- 知らない番号を着信拒否
- 電話帳に登録していない番号を拒否
- 国際電話の着信規制に対応したアプリを利用
- 留守番電話を活用する
などの方法があります。
警察庁は、国際電話番号や特殊詐欺に利用された番号のブロック・警告などに対応する「警察庁推奨アプリ」も案内しています。
マレーシアに心当たりがないなら「出ない・折り返さない」
+60からの電話がすべて危険というわけではありません。
しかし、
「マレーシアから電話が来る理由がない」
という場合は、無理に電話に出る必要はありません。
特に、
- +60から突然電話が来た
- 相手に心当たりがない
- 自動音声が流れた
- ボタン操作を求められた
- 未払い料金を請求された
- 個人情報を聞かれた
- 送金を要求された
という場合は、電話を切るのが安全です。
国民生活センターも、知らない国際電話について「無視」「折り返さない」といった対応を案内しています。
「+60」「60」から始まる電話番号に関するFAQ
- Q+60はどこの国の番号ですか?
- A
マレーシアの国番号です。
ITUの国番号一覧でも、Malaysiaには「+60」が割り当てられています。
- Q60から始まる電話番号はマレーシアですか?
- A
「+60」として表示されている場合は、マレーシアの国番号を使用した電話番号です。
ただし、「60」という数字だけでは、電話番号全体を判断できない場合があります。
着信画面に「+60」と表示されているか、番号全体を確認してください。
- Q+60からの電話は詐欺ですか?
- A
+60だから詐欺というわけではありません。
+60はマレーシアの正式な国番号です。
ただし、マレーシアに心当たりがない状態で突然電話があり、個人情報や金銭を要求された場合は、詐欺を疑ってください。
- Q+60から電話が来るのはなぜですか?
- A
マレーシアにいる知人や企業からの正規の電話、番号間違い、迷惑電話など、さまざまな可能性があります。
また、着信画面の番号が偽装されている可能性もあるため、表示番号だけで実際の発信者を断定することはできません。
- Q+60からの電話に出てしまいました。大丈夫ですか?
- A
電話に出ただけで必ず被害に遭うわけではありません。
不審な内容だった場合は電話を切り、個人情報や金融情報を伝えていないか確認してください。
その後、不審なSMSなどが届いても、リンクを開かないようにしましょう。
- Q+60からの電話に折り返してもいいですか?
- A
心当たりのない電話であれば、折り返さないことをおすすめします。
企業や行政機関などを名乗っていた場合は、着信履歴の番号ではなく、公式サイトなどから正規の連絡先を確認してください。
- Q+60の電話をブロックできますか?
- A
スマートフォンの着信拒否機能や、通信事業者・セキュリティアプリなどの迷惑電話対策機能を利用できる場合があります。
警察庁も国際電話の着信ブロックを推奨しています。
まとめ|+60はマレーシアの国番号。心当たりのない電話には注意
「+60」「60」から始まる電話番号について、重要なポイントをまとめます。
- +60はマレーシアの国番号
- 「60」から始まる表示でも、国際電話番号の表示形式によっては+60を含む場合がある
- +60からの電話がすべて詐欺というわけではない
- マレーシアに心当たりがない場合は慎重に対応する
- 自動音声で「1を押してください」などと操作を求められたら注意
- 個人情報や口座情報、暗証番号、認証コードを伝えない
- 心当たりのない+60からの電話には折り返さない
- 電話の後に届いたSMSのリンクも安易に開かない
- 不審な国際電話は着信拒否・ブロックを検討する
- 不安や被害がある場合は警察や消費生活センターへ相談する
特に覚えておきたいのは、
「+60=詐欺」ではありません。
+60はマレーシアの正式な国番号です。
一方で、
「マレーシアに心当たりがない」「自動音声」「ボタン操作」「個人情報や金銭の要求」
といった条件が重なる場合は、十分注意してください。
知らない国際電話については、出ない・折り返さない・個人情報を伝えないことを基本にしましょう。
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相談先
不審な電話を受けて不安になった場合や、個人情報・金融情報を伝えてしまった場合は、専門窓口へ相談してください。
警察相談専用電話「#9110」
犯罪や特殊詐欺について警察に相談したい場合は、警察相談専用電話 「#9110」を利用できます。
警察庁も特殊詐欺について、不安を感じた場合の相談先として#9110を案内しています。
消費者ホットライン「188」
消費者トラブルや悪質商法などについて相談したい場合は、消費者ホットライン(188)を利用できます。
国民生活センターも、不審な国際電話について不安がある場合の相談先として188を案内しています。
でんわんセンター
迷惑電話や特殊詐欺など、電話に関する相談については「でんわんセンター」も利用できます。
免責事項
本記事は、「+60」「60」から始まる電話番号やマレーシア発の国際電話について、公開されている通信関連情報や公的機関の注意喚起をもとに、一般的な情報を提供することを目的としています。
本記事だけをもって、特定の電話番号が詐欺であること、または特定の個人・企業・団体が電話の発信者であることを断定するものではありません。
+60はマレーシアに割り当てられた国番号ですが、着信画面に表示された番号だけでは、実際の発信者や発信場所を特定できない場合があります。
また、電話番号の表示方法、通信サービスの仕様、国際電話を利用した詐欺の手口などは変更される可能性があります。
企業、金融機関、警察、行政機関などを名乗る電話を受けた場合は、相手から案内された電話番号ではなく、公式サイトなどで確認した正規の連絡先を利用して確認することをおすすめします。
不審な電話によって個人情報や金融情報を伝えてしまった場合、または金銭的な被害が発生した場合は、関係する金融機関や警察などへ速やかに相談してください。
本記事の情報は2026年8月時点で確認できる情報をもとに作成しています。
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