「+60から始まる電話がかかってきたけれど、どこの国から?」
「三井住友フィナンシャルグループを名乗る自動音声が流れた」
「クレジットカードの未払いがあると言われた」
「『8番を押してください』『1番を押してください』と案内された」
このような電話を受けて、不安になっている方もいるのではないでしょうか。
最近は、金融機関やカード会社などを名乗り、「未払い」「重要なお知らせ」などの言葉で不安をあおり、電話機のボタン操作を促す自動音声電話に注意が必要です。
今回確認されているケースでは、次のような自動音声が流れる場合があります。
「こちらは三井住友フィナンシャルグループです。クレジットカードの未払い金に関する重要なお知らせです。詳細をご確認する場合は8番を押して下さい。オペレーターにお繋ぎします」
また、別のケースでは、
「こちらは三井住友フィナンシャルグループです。お客様のクレジットカードの未払いについて未確認の情報があります。詳細については、1番を押してください」
などと案内されることがあります。
なお、これらは一例です。
日々新しい自動音声が作られており、同じメッセージとは限りません。
+60はマレーシアの国番号ですが、+60から着信したことだけで詐欺と断定することはできません。
一方、心当たりのない国際電話から「三井住友フィナンシャルグループ」を名乗り、未払いを理由に「1番」や「8番」などのボタン操作を求められた場合は、十分に警戒してください。
この記事では、「+60」の意味と、三井住友フィナンシャルグループを名乗る自動音声電話の特徴、安全な対処法を解説します。
- この記事のポイント
- 「+60」から始まる電話はどこの国?
- +60から三井住友フィナンシャルグループを名乗る電話に注意
- 「未払い」と言われると焦ってしまうので注意
- 「1番」「8番を押してください」と言われても押さない
- 三井住友カードにも正規の自動音声サービスはある
- 「+60だから詐欺」とは限らないが、三井住友を名乗る国際電話には注意
- 発信者番号偽装(スプーフィング)の可能性にも注意
- このような自動音声には特に注意
- +60から三井住友を名乗る電話が来たらどうする?
- 三井住友カードからの連絡か確認する方法
- +60からの電話に折り返しても大丈夫?
- 電話に出てしまった場合はどうする?
- 「1番・8番を押してしまった」場合
- クレジットカード情報を伝えてしまった場合
- +60などの国際電話をブロックする方法
- 相談先
- +60からの電話で覚えておきたいこと
- まとめ|+60から三井住友を名乗る自動音声電話に注意
- 関連記事
- 免責事項
この記事のポイント
- +60はマレーシアの国番号
- +60からの着信だけで詐欺電話とは断定できない
- 「三井住友フィナンシャルグループ」を名乗る自動音声には注意が必要
- 「未払い」「重要なお知らせ」などで不安をあおるケースがある
- 「1番」「8番を押してください」と電話操作を求められても押さない
- クレジットカード番号や暗証番号、認証コードなどを伝えない
- 心当たりのない国際電話には折り返さない
- 本当にカード会社からの連絡なのかは、公式サイトから確認する
- 電話に出てしまった場合は、落ち着いて状況を確認する
「+60」から始まる電話はどこの国?
「+60」は、マレーシアの国番号(国コード)です。
国際電話では、電話番号の先頭に「+」と国番号が付くことがあります。
例えば、
- +81 → 日本
- +60 → マレーシア
- +61 → オーストラリア
- +86 → 中国
- +880 → バングラデシュ
などです。
したがって、スマートフォンに「+60」から始まる電話番号が表示された場合、番号体系上はマレーシアの国番号が使われています。
ただし、着信画面に表示された番号だけで、実際の発信者や発信場所を確定できるとは限りません。
国際電話番号を悪用した特殊詐欺も確認されており、警察庁は国際電話番号からの着信を受けないための対策を呼びかけています。警察庁によると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号の約75.5%が国際電話番号でした。
「+60」について詳しく知りたい方はこちら
「+60はどこの国なのか」「+60から電話が来る理由」「+60の迷惑電話への対処法」などを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
「+60」から始まる電話番号はどこから?国番号・詐欺電話の可能性を解説【2026年最新版】
+60から三井住友フィナンシャルグループを名乗る電話に注意
今回特に注意したいのが、+60などの国際電話から、三井住友フィナンシャルグループを名乗る自動音声が流れるケースです。
例えば、電話に出ると、
「こちらは三井住友フィナンシャルグループです」
と名乗ったうえで、
「クレジットカードの未払い金に関する重要なお知らせです」
などと伝え、さらに、
「詳細をご確認する場合は8番を押してください」
と電話機の操作を求める場合があります。
別のパターンとして、
「お客様のクレジットカードの未払いについて未確認の情報があります」
と伝え、
「詳細については、1番を押してください」
などと誘導するケースもあります。
このような電話を受けた場合、案内された番号を安易に押さないでください。
「未払い」と言われると焦ってしまうので注意
「クレジットカードの未払い」という言葉を突然聞くと、
「支払いを忘れていたのかもしれない」
「カードが止められてしまうのではないか」
と不安になってしまうかもしれません。
そこで詐欺電話では、「重要なお知らせ」「未払い」「利用停止」などの言葉を使って、焦らせ冷静に考える時間を与えないようにすることがあります。
特に、
- 未払い金がある
- 重要なお知らせがある
- カードに問題がある
- すぐに確認する必要がある
- オペレーターにつなぐため番号を押す
といった流れになった場合は警戒しましょう。
電話の内容だけを信じて、その場で手続きを進めないことが重要です。
「1番」「8番を押してください」と言われても押さない
今回の自動音声で特に注意したいのが、電話機のボタン操作を求められることです。
例えば、
「詳細をご確認する場合は8番を押してください」
「詳細については1番を押してください」
「オペレーターにおつなぎします」
などと案内されることがあります。
しかし、知らない国際電話からの着信であれば、相手が本当に三井住友フィナンシャルグループなのか確認できていません。
そのような状態でボタンを押す必要はありません。
不審な自動音声だった場合は、
何も操作せずに電話を切る
のが安全です。
三井住友カードにも正規の自動音声サービスはある
ここは非常に重要なポイントです。
「自動音声だから全部詐欺」と考えるのも正確ではありません。
三井住友カードは、実際に支払いに関する案内などで自動音声による電話連絡を行う場合があることを公式サイトで案内しています。また、公式ページでは、支払いに関する自動音声の発信元電話番号として複数の「050」番号を掲載しています。
また、三井住友カードには、カードの利用制限や身に覚えのない請求、支払いに関する確認などを自動音声で案内する仕組みもあります。
そのため、
「自動音声=必ず詐欺」
ではありません。
重要なのは、電話番号・電話内容・本人の利用状況などを総合的に確認することです。
心当たりがない+60からの電話なら慎重に
一方で、今回のように、
- +60などの国際電話
- 三井住友フィナンシャルグループを名乗る
- クレジットカードの未払いを突然告げる
- 「1番」「8番」を押すように求める
という状況であれば、電話だけを信用して手続きを進めないことをおすすめします。
本当にカードについて確認が必要なのかは、自分で公式サイトや公式アプリから確認するのが安全です。
「+60だから詐欺」とは限らないが、三井住友を名乗る国際電話には注意
「+60」はマレーシアの国番号です。
そのため、「日本の金融機関が+60から電話をかけてくるのはおかしいのでは?」と感じる方もいるでしょう。
三井住友銀行でも、「+」から始まる海外発信の電話番号から、三井住友銀行を騙る詐欺電話が発生しているとして注意喚起しています。
また、三井住友銀行は、「三井住友総合サポート」を名乗る不審な電話について、着信時の電話番号を国際電話表示に設定している場合を除き、「+」から始まる番号で連絡することはないと案内しています。
したがって、
「+60だから必ず詐欺」
と決めつけるのではなく、
「+60などの国際電話から、三井住友フィナンシャルグループを名乗り、クレジットカードの未払いを理由に番号操作を求めてきた」
という点を重視することが大切です。
特に、
- 「クレジットカードの未払い」と告げる
- 「重要なお知らせ」と不安をあおる
- 「1番」「8番を押してください」と操作を求める
- オペレーターにつなごうとする
- 個人情報やカード情報を求める
といった要素が重なっている場合は、不審な電話を疑い、指示に従わず電話を切ることをおすすめします。
発信者番号偽装(スプーフィング)の可能性にも注意
電話では、実際の発信元とは異なる番号を着信画面に表示させる発信者番号偽装(スプーフィング)が悪用される場合があります。
そのため、
着信画面に表示された番号=実際の発信者
とは限りません。
もし「+60」という番号が表示されても、その表示だけで、
本当に
「マレーシアの会社から電話が来た」
「マレーシアにいる人物から電話が来た」
と断定することはできません。
不審な電話では、番号よりも電話の内容と相手の要求に注目することが大切です。
このような自動音声には特に注意
次のような内容が含まれていた場合は、警戒してください。
「未払いがあります」
「クレジットカードの未払いがあります」
「支払いが確認できていません」
など、金銭に関する話を突然される場合です。
「重要なお知らせです」
「重要なお知らせなので最後まで聞いてください」
など、不安をあおって電話を切りにくくするケースにも注意しましょう。
「1番を押してください」「8番を押してください」
電話機の番号操作を求められた場合は、安易に従わないでください。
「オペレーターにつなぎます」
「詳しい説明は担当者から行います」などと言って、電話を継続させようとするケースにも注意が必要です。
+60から三井住友を名乗る電話が来たらどうする?
基本的には、次の順番で対応してください。
1.番号を押さない
「1番」「8番」などを押すよう案内されても、操作しないでください。
2.個人情報を伝えない
以下の情報は電話で安易に伝えないようにしましょう。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- カード番号
- セキュリティコード
- 暗証番号
- インターネットサービスのID・パスワード
- SMSなどで届く認証コード
3.電話を切る
不審だと感じたら、相手の説明を最後まで聞く必要はありません。
4.着信履歴から折り返さない
「確認のため、この番号へ折り返してください」と言われても、その番号にそのまま電話しないようにしましょう。
5.公式サイト・公式アプリから確認する
本当にカードに未払いがあるのか確認したい場合は、電話相手から教えられた連絡先ではなく、自分で公式サイトや公式アプリを開いて確認してください。
三井住友カードからの連絡か確認する方法
「本当に三井住友カードからの電話だったのでは?」と不安になることもあるでしょう。
その場合は、電話相手に確認するのではなく、公式の窓口から確認することが重要です。
三井住友カードは公式サイトで、支払いに関する自動音声システムの電話番号を公開しています。掲載番号は変更される場合があるため、最新情報は公式ページで確認してください。
三井住友カード公式「お支払いに関するご連絡の自動音声システム電話番号のお知らせ」
電話で案内された番号を検索するより、公式サイトから正規の問い合わせ先を確認する方が安全です。
+60からの電話に折り返しても大丈夫?
心当たりのない+60からの電話には、折り返さないことをおすすめします。
特に、
「未払いについて確認するため、この電話に折り返してください」
などと案内された場合も、すぐに折り返さないでください。
本当にカード会社からの連絡なのか確認したい場合は、三井住友カードの公式サイトや公式アプリから確認しましょう。
警察庁も、特殊詐欺対策として、知らない番号からの着信を受けない、必要な場合は正規の窓口から確認するなどの対策を呼びかけています。
電話に出てしまった場合はどうする?
+60からの電話に出てしまったとしても、電話に出ただけで必ず詐欺被害に遭うわけではありません。
まず落ち着いてください。
次の点を確認しましょう。
- 電話をすぐに切ったか
- 「1」「8」などのボタンを押していないか
- カード番号を伝えていないか
- 暗証番号を伝えていないか
- 認証コードを伝えていないか
- 氏名や住所などを伝えていないか
- 相手に折り返していないか
何も伝えていない、何も操作していないのであれば、電話を切った後は、着信やSMSなどに注意してください。
「1番・8番を押してしまった」場合
もし指示されて「1番」や「8番」を押してしまった場合でも、慌てないでください。
その後、オペレーターにつながった場合は、個人情報やカード情報を伝えずに電話を切りましょう。
そのうえで、
- どの番号から電話が来たか
- 何番を押したか
- 何を聞かれたか
- 何を答えたか
を整理してください。
個人情報や金融情報まで伝えてしまった場合は、金融機関などの正規窓口や警察相談窓口「#9110」などへ速やかに相談することをおすすめします。
クレジットカード情報を伝えてしまった場合
もし、
- カード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
- 暗証番号
- SMS認証コード
などを伝えてしまった場合は、放置しないでください。
三井住友カードなど、利用しているカード会社の公式窓口へ速やかに相談してください。
必要に応じてカードの利用停止などの対応を検討します。
また、不正利用が確認された場合は、警察や消費生活センターへの相談も検討してください。
+60などの国際電話をブロックする方法
海外からの電話を普段利用しない場合は、国際電話の着信をブロックする方法もあります。
警察庁は、国際電話番号を利用した特殊詐欺被害が多発しているとして、国際電話の着信ブロックを推進しています。固定電話では国際電話の利用休止を申し込む方法があり、携帯電話では端末の着信設定や国際電話の着信規制に対応したアプリなどが紹介されています。
また、警察庁は特殊詐欺対策として、国際電話番号や特殊詐欺に利用された番号のブロック・警告などに対応する推奨アプリも紹介しています。
相談先
「+60から電話が来たけれど、本物か詐欺か分からない」
「三井住友を名乗る電話に出てしまった」
「カード情報を伝えてしまった」
「ボタンを押してしまった」
といった場合は、一人で判断せず相談しましょう。
警察相談専用電話「#9110」
詐欺の可能性がある電話について警察へ相談したい場合は、警察相談専用電話 「#9110」があります。
警察庁も、特殊詐欺について不安を感じた場合の相談先として#9110を案内しています。
消費者ホットライン「188」
消費生活に関するトラブルや、不審な請求などについて相談したい場合は、消費者ホットライン「188」を利用できます。
警察庁の特殊詐欺対策ページでも相談先として案内されています。
でんわんセンター
迷惑電話や特殊詐欺など、電話に関する相談については、総務省請負事業の迷惑電話対策相談センター「でんわんセンター」も相談先の一つです。警察庁も特殊詐欺対策ページで案内しています。
+60からの電話で覚えておきたいこと
今回のような電話では、次の5点を覚えておくと安心です。
①「+60」はマレーシアの国番号
「+60」自体はマレーシアの国番号であり、+60という番号だけで詐欺とは判断できません。
②「三井住友」を名乗っても信用しない
電話で名乗っている会社名だけで、本物だと判断しないようにしましょう。
③「未払い」と言われても焦らない
本当に支払いが必要なのか、公式サイトや公式アプリから確認してください。
④「1番」「8番」を押さない
心当たりのない自動音声電話で操作を求められた場合は、電話を切るのが安全です。
⑤折り返さない
着信履歴に残った番号へ、そのまま折り返すことは避けましょう。
まとめ|+60から三井住友を名乗る自動音声電話に注意
「+60から始まる電話はどこの国?」という疑問に対して、+60はマレーシアの国番号です。
ただし、今回のように、
「こちらは三井住友フィナンシャルグループです」
と名乗り、
「クレジットカードの未払い金に関する重要なお知らせです」
などと伝え、
「8番を押してください」
「1番を押してください」
と電話操作を求める自動音声が流れた場合は、十分に警戒してください。
ポイントをまとめると、
- +60はマレーシアの国番号
- +60からの着信だけで詐欺とは断定できない
- 三井住友フィナンシャルグループを名乗る電話にも注意する
- 「未払い」という言葉で焦らない
- 「1番」「8番を押してください」と言われても操作しない
- カード番号や暗証番号、認証コードなどを伝えない
- 心当たりのない国際電話には折り返さない
- 本当にカード会社からの連絡なのかは公式サイト・公式アプリから確認する
- 国際電話の着信ブロックも被害防止策になる
- 不安な場合は#9110、188、でんわんセンターなどに相談する
特に覚えておきたいのは、
「+60から電話が来た」ことよりも、「誰を名乗り、何を要求してきたか」に注目することです。
三井住友カードには実際に自動音声による正規の案内も存在するため、自動音声だから即詐欺というわけではありません。一方、公式に確認できない番号から突然「未払い」を告げられ、電話操作や個人情報の提供を求められた場合は、電話を切って公式窓口から確認するのが安全です。
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本記事は、「+60」から始まる電話番号や、三井住友フィナンシャルグループを名乗る自動音声電話について、公開情報や公的機関・関連企業の情報をもとに一般的な注意喚起を行うことを目的としています。
本記事だけをもって、特定の電話番号、発信者、個人、企業、団体などが詐欺を行っていると断定するものではありません。
また、+60はマレーシアの国番号ですが、着信画面に表示された番号だけでは、実際の発信者や発信場所を特定できない場合があります。
三井住友カードには正規の自動音声による案内も存在します。そのため、「自動音声」「+60」という情報だけで正規・不正を判断することはできません。
不審な電話を受けた場合は、電話相手から案内された連絡先ではなく、公式サイトや公式アプリなどから正規の問い合わせ先を確認してください。
本記事の情報は、2026年8月時点で確認できる情報をもとに作成しています。電話番号やサービス内容、詐欺の手口などは変更される可能性があります。
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