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折り返し電話で「現在使われておりません」と流れる理由|その正体は「発信専用番号」かもしれません

「着信履歴にあった番号へ折り返したのに、『おかけになった電話番号は、現在使われておりません』とアナウンスが流れた……」

つい先ほど着信があったはずなのに、折り返すと「存在しない番号」と案内され、不安になった経験はありませんか?

「心霊現象?」「もしかして詐欺?」「番号偽装?」と感じる人も多いようですが、実はこの現象には、企業の電話システムで一般的に利用されている“ある仕組み”が関係している場合があります。

今回は、

  • なぜ折り返すと「現在使われておりません」と流れるのか
  • 「発信専用番号」とは何か
  • 注意すべきケースはあるのか

について、NTT西日本の公式情報も踏まえて解説します。


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なぜ「現在使われておりません」と流れるのか?

結論から言うと、着信時に表示された番号が「発信専用番号」として利用されているケースがあるためです。

実際に折り返した際には、

「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」

というNTTの音声ガイダンスが流れることがあります。


NTT西日本の公式FAQでも案内されている

この現象について、NTT西日本のFAQでは、次のように案内されています。

通知された相手の番号が発信専用として使われている場合、電話をかけてもつながりません。

つまり、相手側の企業やコールセンターが「発信のみ可能な番号」として利用している場合、折り返しても受信先が存在せず、「現在使われておりません」というアナウンスになることがあるのです。


原因は「発信専用番号」

通常、私たちのスマートフォンは、

  • 電話をかける(発信)
  • 電話を受ける(着信)

の両方ができます。

しかし、企業のコールセンターや自動発信システムでは、「発信だけを行う専用回線」が利用されることがあります。

このような番号は、利用者からの折り返し電話を受け付けない設定になっているため、電話網側では「受信先が存在しない状態」として処理される場合があります。

その結果、

「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」

というアナウンスが流れるケースがあるようです。


「現在使われておりません」=本当に未使用番号とは限らない

「現在使われておりません」と流れると、“完全な欠番”のように感じますが、必ずしもそうとは限りません。

実際には回線自体が存在していても、

  • 受信契約がない
  • 折り返し受付をしていない
  • 発信専用設定になっている

などの理由から、電話網側で「現在使われておりません」というアナウンスが流れるケースがあります。

そのため、

「さっき着信があったのに繋がらない」

という矛盾したような現象が起きることがあります。


発信専用番号とは?

発信専用番号とは、その名の通り「電話を発信するためだけ」に利用される番号のことです。

発信専用番号そのものは、企業のコールセンター業務などで一般的に利用されている仕組みです。

特に、

  • コールセンター
  • 自動音声案内
  • アンケートシステム
  • 督促連絡
  • 予約確認システム

などでは、多数の相手へ効率的に電話をかける必要があるため、発信専用回線が利用されることがあります。


発信専用番号が使われる主なケース

コールセンターからの案内

企業のコールセンターでは、アンケート・営業案内・確認連絡などを大量に発信することがあります。

こうした業務では、「自動架電」や「オートコール」と呼ばれるシステムが使われる場合があります。

これらは、コンピュータが大量の電話番号へ自動発信するシステムのことで、コールセンターや営業電話などで広く利用されています。

大量発信を効率的に行うため、折り返し受付には対応していないケースもあります。

銀行・カード会社などの事務連絡

銀行やクレジットカード会社、保険会社などの事務センターからの本人確認連絡でも、発信専用番号が利用されることがあります。

自動音声による通知

飲食店・病院・配送業者などの予約確認や自動通知でも、発信専用回線が使われるケースがあります。


スプーフィング(番号偽装)の可能性もある

一方で、注意が必要なケースもあります。

それが「スプーフィング(Spoofing)」と呼ばれる番号偽装です。

迷惑電話や詐欺的な電話の一部では、実在しない番号や他人の番号を偽装表示して電話をかけるケースがあると言われています。

この場合も、折り返すと、

  • 「現在使われておりません」
  • 「この番号は使われていません」

などのアナウンスになることがあります。

ただし、折り返して繋がらない番号すべてがスプーフィングとは限りません。

実際には、前述した「発信専用番号」が原因であるケースも多くあります。


繋がらない番号から着信があった時の対処法

電話番号をネット検索する

まずは、着信番号を電話番号検索サイトなどで調べてみましょう。

企業の発信専用番号であれば、

  • 「〇〇カードの発信専用」
  • 「〇〇銀行の確認電話」
  • 「営業用自動音声」

などの口コミ情報が見つかることがあります。

公式窓口から確認する

心当たりのある企業だった場合は、着信履歴の番号へ直接折り返すのではなく、その企業の公式サイトに掲載されている問い合わせ窓口へ連絡するのが安全です。

不審な場合は深追いしない

検索しても情報が出ない場合や、不自然な自動音声だった場合は、無理に折り返さない方が安心です。

何度も折り返すことで、「反応する番号」として認識される可能性も否定できません。


FAQ(よくある質問)

Q. 折り返したら通話料金はかかりますか?

A. 通常の国内通話として発信した場合は、契約プランに応じた通話料金が発生する可能性があります。特に長時間接続された場合などは注意が必要です。

Q. 発信専用番号は違法なのですか?

A. 発信専用番号そのものは、企業のコールセンター業務などで一般的に利用されている仕組みであり、それ自体が違法というわけではありません。

Q. なぜ企業は折り返し不可にしているのですか?

A. 大量発信を効率化するためや、問い合わせ窓口を一本化するためなど、業務上の理由で発信専用番号を利用しているケースがあります。

Q. 「現在使われておりません」と流れる番号は全部危険ですか?

A. 必ずしも危険とは限りません。実際には企業の発信専用番号であるケースも多くあります。ただし、心当たりのない番号や不自然な自動音声には注意が必要です。

Q. 折り返しできない番号は詐欺ですか?

A. 現時点で、そのように断定はできません。正規のコールセンターでも発信専用番号を利用するケースがあります。一方で、一部の迷惑電話や番号偽装が含まれる可能性もあるため、慎重に対応することが推奨されます。


まとめ

着信履歴の番号へ折り返した際に、

「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」

と流れる原因としては、「発信専用番号」が利用されているケースがあります。

特に企業のコールセンターや自動音声システムでは、発信専用回線が一般的に利用されることもあり、折り返し(着信)を受け付けていない場合があります。

一方で、不審な電話の番号偽装(スプーフィング)が関係している可能性もゼロではありません。

そのため、

  • まず番号を検索する
  • 公式窓口を確認する
  • 不審な場合は深追いしない

といった慎重な対応を心がけることが大切です。


参考資料


免責事項

本記事は、公開時点で確認できる公開情報や通信事業者の案内等をもとに作成しています。掲載内容は特定の企業・団体・電話番号の違法性を断定するものではありません。通信サービスの仕様や運用方法は変更される場合があります。最終的な判断はご自身の責任にてお願いいたします。

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