スマートフォンの画面に「+218(リビア)」という表示。恐る恐る出てみると、「郵便局です」という自動音声が流れてきた……。
そんな経験をされた方が今、急増しています。
現在、「+218」のような海外番号を使い、日本の公的機関や大手企業を装う国際電話詐欺が増加しています。
結論から言うと、日本の郵便局やNTTが+218のような国際電話番号から自動音声で連絡してくることは通常あり得ません。
この記事では、巧妙化する「なりすまし」の手口と、焦って操作する前にすべき「正しい確認方法」を解説します。
1. なぜ「郵便局」や「NTT」を名乗るのか?
詐欺グループが郵便局やNTTといった実在する組織を名乗る理由は、「信頼」と「焦り」を同時に利用するためです。
- 信頼:誰もが知る名前を出すことで、「+218」という不審な番号への警戒心を一瞬緩ませる
- 焦り:「料金未払い」「荷物の期限切れ」などで冷静な判断力を奪う
👉 この2つを組み合わせることで、ユーザーに考える時間を与えず操作させるのが狙いです。
2. +218から流れる「自動音声」の具体例
実際に報告されている「+218」からの自動音声は、以下のような内容です。
郵便局・配送業者を装うパターン
「日本郵便です。お荷物をお預かりしています。本日中に連絡がない場合は返送されます。詳細は1番を押してください」
NTT・通信事業者を装うパターン
「NTTファイナンスです。未払い料金があります。このままでは2時間以内に利用停止となります。オペレーターに繋ぐ場合は1番を押してください」
これらはすべて、ボタン操作をさせて詐欺の入り口へ誘導するためのテンプレートです。
3. 「1番」を押した後に待ち構える危険
自動音声に従ってボタンを押すと、以下のような被害に繋がる可能性があります。
- ニセ警察・ニセ職員に繋がる
「あなたの口座が犯罪に使われている」などと不安を煽り、個人情報や資産情報を聞き出す - 個人情報の収集
入力した情報が別の詐欺に利用される - 金銭被害
あなたに容疑が掛かっているなど告げ、金銭を要求される
👉 ボタン操作をした時点でリスクが一気に高まります。
4. +218に折り返すのは危険?
このような自動音声に不安を感じて折り返してしまうケースもありますが、非常に危険です。
- 高額な国際通話料が発生する可能性
- 「応答する番号」と認識され、さらに詐欺電話が増える
- 不審なオペレーターに繋がるリスク
👉 心当たりがない場合は、絶対に折り返さないでください。
5. 本物が「+218」で電話してくることはない
重要なポイントです。
- 郵便局:不在時は「不在票」が基本。電話でも国内番号を使用
- NTT:未払い連絡は封書や公式通知が先。国際電話は使わない
👉 +218で連絡が来る時点で、ほぼ詐欺と判断して問題ありません。
6. 本当に不安な場合の「正しい確認方法」
「本当に荷物があるかも…」などと感じた場合は、着信には触れず必ず自分から公式ルートで確認してください。
- 郵便局:追跡番号を使って公式サイトで確認・最寄りの郵便局に相談
- NTT:公式マイページやお客様窓口で確認
👉 着信元の番号ではなく、自分で調べた公式情報を信頼することが重要です。
7. 最も確実な防御策(国際電話ブロック)
今後、固定電話で同様の電話を完全に防ぎたい場合は、
👉 国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)
に連絡することで、無料で国際電話の発着信を停止できます。
まとめ:+218の自動音声は「無視+公式確認」が正解
- +218の郵便局・NTTはすべて詐欺と考えてOK
- 自動音声でボタン操作を促す時点で危険
- 折り返しは高額請求のリスクあり
- 不安な場合は「公式サイト」で自分から確認
👉 迷ったら「無視+公式確認」が最も安全です
なお、「出てしまった後の対処」や「料金の仕組み」について詳しく知りたい方は、
👉 +218からの電話に出てしまった場合の対処法
👉 +218の電話は料金がかかる?折り返しの危険性
もあわせて確認しておきましょう。
免責事項
本記事は公開情報をもとに構成されています。すべての着信が詐欺であると断定するものではありませんが、国際電話を用いたなりすまし詐欺が多発しているため注意喚起を目的としています。最終的な判断はご自身の責任にて行ってください。
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