「聞き覚えのない番号から着信があった」「スマホの履歴に+975と表示されている……」 見慣れない数字の並びに、戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。特に、国内の市外局番と似ている番号の場合、「知人や仕事の電話かも?」と判断に迷ってしまうこともあります。
この記事では、電話番号「975」の正体や、なぜ心当たりのない着信が入るのか、その背景について整理して解説します。
「+975」の正体はヒマラヤの国「ブータン」
まず、番号の先頭に「+」がついている場合、それは日本国内ではなく国際電話であることを示しています。
国別番号「975」は、南アジアにあるブータン王国に割り当てられている番号です。もし表示が「+975」から始まっていれば、その電話は物理的にブータンを経由してかけられている可能性が高いと考えられます。
要注意!「+975」と国内の「0975」は全く別物
ここで多くの方が混乱してしまうのが、大分県大分市や由布市などで使われている市外局番「0975」との類似性です。
- +975(プラスから始まる):ブータンからの国際電話
- 0975(ゼロから始まる):大分県を中心とした市外局番(国内電話)
スマホの画面では「+」の記号が小さく表示されることもあるため、一見すると「大分からの電話かな?」と見間違えてしまうケースが少なくありません。かけ直す前に、先頭が「0」か「+」かを落ち着いて確認することが大切です。
心当たりがないのにブータンから着信がある理由
「ブータンに知り合いなんていないのに、なぜ?」と疑問に思う方もいるでしょう。その理由としては、主に以下の可能性が考えられています。
1. 国際ワン切り詐欺の可能性
近年、海外の番号からあえて短い着信を残し、折り返し電話を誘導する「ワン切り詐欺」の手口が報告されています。折り返してしまうと、高額な国際通話料が発生し、その一部が不正な業者に流れる仕組みになっていることが懸念されています。
2. 自動音声のフィッシング詐欺の可能性
特定の国番号を経由して、自動音声ガイダンスで「未払いの料金がある」といった架空請求を行うケースも確認されています。相手はランダムに番号を生成してかけていることが多く、あなたの個人情報が特定されているとは限りませんが、注意が必要です。
3. 単なる間違い電話
非常に稀なケースですが、現地の人が番号を打ち間違え、日本の番号に繋がってしまった可能性もゼロではありません。
もし着信があったらどうすればいい?
身に覚えのない「+975」からの着信については、「そのまま放置する(折り返さない)」のが、リスクを避けるための一般的な賢い選択と言えるかもしれません。
もし、大分県の知人からの電話かどうか判断がつかない場合は、一度履歴を検索し直したり、相手からメッセージが届くのを待ってみるのも一つの手です。
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