2025年6月現在、「北海道警察本部」や「〇〇県警」を名乗る国際電話の詐欺が多発しています。電話では、「あなたの名前でマレーシアへの渡航記録がある」「パスポートが偽造されている」と不安をあおり、個人情報を聞き出したり、ビデオ通話に誘導して金銭を要求するケースも報告されています。
詐欺電話の特徴と会話例
実際にかかってくる詐欺電話は以下のような会話がされています。
詐欺の会話例①
「〇〇さんでしょうか?北海道警察本部の〇〇です。マレーシアへの渡航履歴がある人を調査しています。〇〇さんの名前で3月にマレーシアへの渡航履歴がありますが、どういった目的で行かれたのでしょうか?」
詐欺の会話例②
「北海道警察です。5月にマレーシア行かれましたか?」
→「行っていない」と答えると、
「それはパスポートが偽装されていますね」
詐欺の会話例③
「〇〇県警です。マレーシアへ渡航しましたか?」
このような会話で「犯罪に関与している可能性がある」「パスポートが偽造されている」「至急、確認が必要だ」などと脅し、言葉巧みに個人情報や金銭を引き出そうとします。
この電話は【完全に詐欺】です
警察がこのような方法で渡航履歴を電話で確認することはありません。ましてや、国際電話でいきなり「あなたの名前が使われた」と言ってくることは絶対にありません。
特に、以下のような特徴がある場合は要注意です。
- 電話番号が「+」から始まる国際電話(例:+60、+87、+295など)
- 自動音声ではなく、日本語で直接話しかけてくる
- LINEなどのビデオ通話に誘導される
- パスポートや銀行口座情報を聞き出してくる
対処法:この電話が来たらどうすればいい?
- すぐに電話を切る
- 相手に個人情報を絶対に伝えない
- 警察相談専用ダイヤル「#9110」に通報する
- 電話番号をブロックする
- 高齢者の家族や周囲にも情報共有をする
まとめ
今回のような「北海道警察を名乗る」国際電話は、明らかに詐欺目的の犯罪です。電話でのやりとりに少しでも不安を感じたら、絶対に個人情報を伝えず、すぐに電話を切ってください。そして警察や家族、信頼できる人に相談してください。
あなたの情報とお金を守るために、冷静な対応と周知が大切です。
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