はじめに
見覚えのない国際電話番号から着信があったり、自動音声で不安をあおる電話を受けたという声が増えています。
この記事では、国際電話を使った詐欺の特徴や注意点、実際にどう対応すればいいのかを分かりやすくまとめました。
国際電話詐欺とは
国際電話詐欺とは、海外の電話番号(+の付く番号)を使って日本の人に電話をかけ、金銭や個人情報をだまし取ろうとする詐欺です。
最近では、自動音声ガイダンスを使った電話も目立っています。
最近増えている詐欺の手口
自動音声ガイダンス
「総務省からの重要なお知らせです」や「あと2時間で通信が止まります」などと、機械音声で不安をあおる手口が確認されています。
電話に出ると、「オペレーターに繋ぐには1を押してください」といった誘導がある場合があります。
見慣れない国番号からの着信
以下のような見慣れない番号からの着信が報告されています:
- 「+1」や「+80」、「+88」などで始まる番号
- 「+800」などの国際フリーダイヤル形式の番号
こうした番号は、日本国内の電話番号とは異なります。
なぜ国際電話を使った詐欺が増えているのか(H2)
なぜこうした電話が増えているのかは明確ではありませんが、近年SNSや電話番号の投稿サイトでの報告が急増していることは事実です。また警察の発表している特殊詐欺被害額が年々増加していることからも増加が伺われます。
国際電話を使うことで、発信元の特定が難しくなったり、日本の法律の適用が及びにくくなるという側面があるとも言われています。
被害に遭わないための対策
知らない番号には出ない
知らない番号からの着信には出ないようにしましょう。特に「+」がついている国際番号や、「050」「0800」など不審な番号からの電話には注意が必要です。
折り返さない
不審な国際番号に折り返し電話をかけてしまうと、高額な通話料金が発生する可能性もあります。
少しでも不安を感じたら、折り返す前に電話番号を検索することをおすすめします。
着信拒否設定をする
スマホの機能や、各携帯キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)のサービスで「国際電話の着信拒否設定」ができます。
一度でも不審な番号から着信があった場合、ブロック設定を検討しましょう。
不安な場合の相談先
被害にあった、または被害が心配なときは、以下の公的機関に相談できます。
- 最寄りの警察署
- 消費者ホットライン:188(いやや)
- 警察相談専用電話:#9110
よくある質問・疑問(Q&A)
Q1. 国際電話から着信があっただけで料金はかかるの?
A. いいえ、着信だけで通話しなければ料金は発生しません。ただし、折り返し発信した場合には、高額な通話料金がかかることがあります。
Q2. 自動音声が流れたけど、指示に従って「1」などを押してしまった。大丈夫?
A. 現時点でそれだけで被害に遭うとは限りませんが、今後詐欺電話やSMSを通じて連絡がくる可能性があります。不審な着信には反応しないようにしましょう。
Q3. 自分のスマホが詐欺に使われていないか心配です。
A. 不安な場合は、契約している通信会社に問い合わせてみるのが一番安心です。特に料金明細に見覚えのない国際通話がある場合は要注意です。
まとめ
国際電話詐欺は誰でもターゲットになる可能性があります。
知らない番号には出ない、折り返さない、不安なときはまず調べる。そして、困ったときには、家族や警察・相談窓口を活用しましょう。
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