*この記事は、国際電話詐欺の手口を周知し、被害を未然に防ぐことを目的としています。
「知らない国際電話番号だったけど、つい出てしまった…」
「折り返したあと、詐欺かもしれないと気づいた…」
そんな不安を感じていませんか?
この記事では、国際電話詐欺に出てしまった/折り返してしまった方に向けて、今すぐ確認すべきこと・やるべき対応・相談窓口について詳しく解説します。
結論:出ただけ・留守電を再生しただけなら基本的に問題なし
まず安心していただきたいのが、電話に出ただけ、留守電を再生しただけなら、通話料や金銭的な被害は基本的に発生しません。
ただし…
- 折り返し電話をしてしまった
- 指示に従って個人情報を話した/入力した
という場合には、被害の恐れがあるため早めの対応が重要です。
【1】今すぐ確認すべきこと
■ 通話履歴を確認
- 「通話時間」「発信先の番号」「発信・着信の有無」などをメモしておきましょう。
- 詐欺が疑われる電話は「+1」「+80」「+295」などの+が付く番号で始まることが多いです。
■ 通話料が発生していないかを確認
- 通信キャリアのマイページやアプリで料金明細を確認。
- 通常、折り返しや長時間通話をしなければ高額請求にはなりません。
【2】不審な会話・個人情報を話した場合の対処
もし、以下のような内容を話してしまった場合は要注意です。
- 名前/住所/生年月日
- クレジットカード番号
- 銀行口座情報
- SMSに届いた認証コード
■ 対応方法
状況 | 対応方法 |
---|---|
クレカ番号を教えた | すぐにカード会社に連絡して利用停止 |
銀行口座情報を話した | 銀行に連絡し、口座利用の一時停止を依頼 |
パスワード・認証コードを教えた | 該当サービスのパスワードをすぐに変更 |
【3】やってはいけないこと
- 不安だからと電話に折り返さない
- 相手からの指示に従わない(例:「1番を押してください」「こちらに電話してください」など)
- 怪しいSMS内のリンクを開かない
【4】相談先まとめ(困ったらまず連絡を)
📞 通信会社(携帯キャリア)
キャリア | 連絡先 |
---|---|
docomo インフォメーションセンター | 0120-800-000(9:00〜20:00) |
au お客様センター | 0077-7-111(9:00〜20:00) |
SoftBank カスタマーセンター | 0800-919-0157(9:00〜20:00) |
料金明細の確認、国際電話の制限設定などの相談が可能です。
🛡 消費生活センター(全国共通)
電話番号:188(いやや!で覚える)
「消費者ホットライン」につながり、地域の相談窓口を案内してくれます。
🕵 警察のサイバー犯罪相談窓口
警察庁サイバー犯罪対策本部
→ 警察庁のサイト:サイバー事案に関する相談窓口 にて窓口を確認可能。
個人情報の悪用や、詐欺犯罪に関する情報提供も可能です。
【5】再発防止のためにやっておくと安心なこと
✅ スマホの設定で国際電話をブロック
→ キャリアや端末の設定で「国際電話着信拒否」が可能な場合あります。
✅ 迷惑電話対策アプリを導入
「Whoscall」「電話帳ナビ」などのアプリで、不審な番号の着信を警告・ブロックできます。
✅ 家族や高齢の親にも共有
同じような被害を防ぐため、LINEやメールで注意喚起しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 電話に出ただけでもお金がかかるの?
A. 基本的にかかりません。
日本の電話回線では「発信側が料金を負担」する仕組みです。電話に出た・留守電を再生しただけでは、基本的に課金対象になりません。
Q. 折り返してしまった場合は?
A. 短時間で切れば大きな請求は少ない可能性があります。
ただし、海外への国際通話は1分数百円と高額な場合もあるため、念のため通話履歴と明細を確認してください。
Q. メッセージの指示通りにアプリを入れてしまった…
A. すぐに削除し、セキュリティアプリでウイルススキャンをしてください。
不安であれば携帯会社や専門窓口に相談を。
まとめ:焦らず、今すぐ確認&相談を
国際電話詐欺は、電話に「出た」「折り返した」という行為をきっかけに、不安をあおって行動させるのが手口です。
電話に出てしまったからといって、すぐに被害を会うわけではありません。
大切なのは、冷静に確認して、必要な対応をすることです。
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*本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の国・団体・通信事業者を非難する意図はありません。
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