2025年6月現在、「+839029583005」や「+839-0295-83005」という国際電話番号から、NTTファイナンスを名乗る自動音声ガイダンスの詐欺電話が多発しています。
SNSなどでも「未納料金」「法的措置」といった不安を煽る内容の通話報告が相次いでいます。
📞 詐欺電話の音声ガイダンス例
以下のような音声が確認されています:
「NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線に未納料金が発生しているため、法的措置に移行いたします。オペレーターに繋げる場合は1を押してください。」
「NTTファイナンスです。料金の未納があるので電話が利用停止となります。オペレーターに繋ぐ場合は2を押してください。」
いずれも共通しているのは、
- 未納料金がある
- 法的措置を取る
- 回線停止になる
などの文言で不安を煽り、番号入力(1や2)を誘導する自動音声詐欺の典型的な手口です。
⚠️ 本物のNTTファイナンスではありません!
NTTファイナンス公式サイトでも、以下のように注意喚起されています:
「NTTファイナンスを名乗る不審なSMS、訪問、または自動音声による電話にご注意ください」
🔗 公式ページ(2022年11月更新)
「NTTファイナンスをかたる架空料金請求詐欺が確認されています」
🔗 詐欺対策ページ
本物のNTTファイナンスが、いきなり自動音声で「法的措置に移行」などと伝えてくることは絶対にありません。
🌍 国番号「+83」は存在しない偽装番号の可能性
今回の電話番号「+839029583005」の国番号+83は、現在の国際電話の正式な国番号には存在しません(2025年6月現在)。
これは、「スプーフィング(spoofing)」という発信元番号を偽装する詐欺的な技術が使われている可能性が高いです。
番号の見た目を見慣れないものにすることで、受信者を不安にさせる狙いがあるとみられます。
✅ 対処法:このような電話が来たらどうする?
- 絶対に「1」や「2」を押さない
- 知らない国際番号には出ない・折り返さない
- 不安を感じたら、公式サイトや電話窓口に自分で確認
- 電話に出てしまった場合も、会話や応答をしないで即切る
🛡 国際電話の着信を無料でブロックする方法
警察庁や各自治体の警察では、詐欺電話対策として以下のサービスを推奨しています。
「国際電話不取扱受付センター」の利用
- 固定電話やひかり電話などで、国際電話の着信そのものを無料で拒否できるサービス
- 通信会社への申し込みで設定可能
▶ 例:大阪府警による案内
🔗 国際電話不取扱受付センター(大阪府警)
🧩 万が一、対応してしまったら?
- 個人情報(氏名・住所・口座番号など)を伝えてしまった場合は、速やかに通信会社・金融機関に連絡
- 不審な操作や通話をした場合は、警察相談専用ダイヤル(#9110)や消費者ホットライン(188)へ相談を
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
発信番号 | +839029583005 |
名乗り | NTTファイナンス(※偽装) |
手口 | 「未納料金」「法的措置」「回線停止」で不安を煽り、1や2を押させる |
国番号 | +83 は正式な国番号ではなく、偽装表示の可能性大 |
対処 | 出ない・押さない・話さない・折り返さない |
対策 | 国際電話の着信ブロックを活用 |
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