2026年3月現在、名古屋銀行を名乗るメールについて、不審だと感じた利用者による報告がインターネット上で見られています。
これらのメールは、銀行の公式手続きのように装い、利用者を偽サイトへ誘導する手口のフィッシング詐欺メールの可能性が指摘されています。
特に、「お客さま情報の定期確認」「取引目的の確認」といった名目でリンクをクリックさせようとする内容には注意が必要です。
また、名古屋銀行の公式サイトでも、金融機関を装った不審なメールについて注意喚起が掲載されています。
名古屋銀行では、電子メールを使ってお客さまの暗証番号やインターネットバンキングのパスワードを照会することは一切ありません。
参考
名古屋銀行公式サイト
https://www.meigin.com/news/static/000526.html
実際に届いたメールの内容例
確認されているメールの主な構成は以下の通りです。
件名
【重要】お客さま情報・取引目的等の定期確認のお願い(名古屋銀行)
送信元アドレス
members_info[@]or[.]knt[.]co[.]jp
※メールアドレスは偽装されている可能性があり、実在する企業のドメインが悪用されているケースもあります。
メール本文(抜粋)
【重要】お客さま情報・取引目的等の定期確認のお願い
お客さま各位
平素より名古屋銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当行では、マネー・ローンダリング対策および法令遵守の観点から、すべてのお客さまを対象に、下記リンク先にてお客さま情報および取引目的等の定期確認をお願いしております。
お手数ですが、以下の「ご回答はこちら」ボタンをクリックし、画面の案内に沿って必要事項のご確認・ご回答をお願いいたします。変更点がない場合でも、所要時間は約1分です。
▶ ご回答はこちら
誘導先URL
https://bnkme1g1nj[.]com(と表示される外部サイト)
※URLやメールアドレスはセキュリティ対策のため一部加工しています。
名古屋銀行を名乗るフィッシングメールの特徴
今回確認されているメールには、いくつか注意すべきポイントがあります。
① 送信元ドメインが銀行と一致しない
送信元アドレスは
members_info[@]or[.]knt[.]co[.]jp
となっており、名古屋銀行の公式ドメインとは一致していません。
メールアドレスは偽装されている可能性もあり、第三者により悪用されているケースも考えられます。
② 不自然なURLへ誘導される
メール内のリンクは
bnkme1g1nj[.]com
というドメインになっています。
これは名古屋銀行の公式サイトのドメインとは一致していません。
銀行を装ったメールでは、公式サイトに似せた偽サイトへ誘導する手口が報告されています。
③ 「取引制限」を強調して焦らせる
メールには
「一定期間ご対応がない場合、口座取引を一部制限させていただく場合がございます」
といった文章が含まれています。
このように期限や制限を強調して利用者を焦らせる手法は、フィッシングメールでよく見られる傾向とされています。
名古屋銀行の公式注意喚起
名古屋銀行の公式サイトでは、金融機関を装った電子メールについて次のように注意を呼びかけています。
金融機関を装った電子メールによって、偽りのサイトに誘導し、お客さまの口座番号や暗証番号などを入力させて、不正にお客さまの情報を入手しようとするケースが海外で発生しています。
また、
名古屋銀行では、電子メールで暗証番号やインターネットバンキングのパスワードを照会することはありません。
と明記されています。
参考:名古屋銀行・金融機関を装った電子メールにご注意ください
金融機関を装う不審メールへの注意
金融機関を装うメールによる被害は、国内外で報告されています。
例えば
- 国民生活センター
- フィッシング対策協議会
などの機関でも、銀行やカード会社を装ったフィッシングメールへの注意が呼びかけられています。
メールに記載されたリンクから個人情報を入力する前に、必ず公式サイトや公式アプリから状況を確認することが重要です。
名古屋銀行の詐欺メールかもしれないと感じたら
不審なメールを受け取った場合は、以下の対応を心がけましょう。
メールのリンクはクリックしない
リンク先は偽サイトである可能性があります。
公式サイトから確認する
ブラウザで「名古屋銀行」と検索し、公式サイトからログインするようにしてください。
不審なメールは銀行へ相談する
不安な場合は、名古屋銀行の公式窓口や店舗へ相談することも検討してください。
よくある質問(FAQ)
Q1:本当に口座取引が制限されることはありますか?
銀行によっては本人確認手続きが必要になることもありますが、メールのリンクから即座に個人情報入力を求める場合は慎重な確認が必要です。まずは公式サイトや窓口で状況を確認してください。
Q2:リンクをクリックしてしまいました。
すぐに個人情報を入力していなければ、深刻な問題にならないケースもあります。ただし不安な場合は、セキュリティソフトによるチェックや銀行窓口への相談を検討してください。
Q3:メールアドレスやURLが記事と違います。
フィッシングメールでは、セキュリティ対策を回避するために送信元アドレスやURLが頻繁に変更される傾向があります。内容が似ている場合は注意が必要です。
まとめ
名古屋銀行を名乗るメールの中には、利用者を偽サイトへ誘導するフィッシングメールの可能性が指摘されているものもあります。
特に以下のポイントには注意してください。
- 送信元メールアドレスが銀行の公式ドメインと一致しない
- 不自然なURLへ誘導される
- 口座制限などを強調して回答を急がせる
メール内のリンクをクリックする前に、必ず公式サイトや公式アプリから確認することが重要です。
あわせて読みたい
- ETCサービスを名乗る不審な「お支払い情報更新メール」に注意|フィッシング詐欺の可能性も
- アマゾンを名乗る不審なメール「【重要】Amazon.co.jpアカウント確認の」はフィッシング詐欺の可能性
- e-Tax税務署からの「未払い税金のお知らせ」は詐欺?怪しいメールの見分け方
参照・出典
- 警察庁|フィッシング対策
- 国民生活センター|そのメール、フィッシング詐欺!(発表情報)
- 全国銀行協会|フィッシング詐欺
免責事項
本記事は、インターネット上で報告されているメール情報および公開されている情報をもとに、注意喚起を目的として作成しています。特定の送信者やドメインの違法性を断定するものではありません。詐欺の手口は日々変化するため、最終的な判断や対応については必ず名古屋銀行の公式サイトや公式窓口にてご確認ください。

コメント