冒頭の結論
最近、「+1800」から始まる国際電話番号で 厚生労働省保健局(保険局)を名乗る自動音声電話 が各地で確認されています。
結論から言えば、厚生労働省が+1800の国際電話や音声ガイダンスを発信することは一切ありません。
👉 不審な着信に出てしまった場合は「すぐ切る・押さない・折り返さない」が鉄則です。
+1800とは?国番号と番号帯の正体
- 「+1」=北米(アメリカ・カナダ)の国番号
- 「800」=北米における フリーダイヤル番号(日本でいう0120、0800に相当)
通常、+1800から日本の一般利用者へ直接電話がかかってくることはありません。
つまり「+1800」からの着信は、番号偽装や不審な自動音声の可能性が高い と考えられます。
SNS等で確認されている音声例
ユーザーからの報告や口コミでは、次のような音声ガイダンスが流れるようです。
- 「こちらは厚生労働省保健局です。ご本人確認のため、0を押してください」
- 「お客様の健康保険証が停止されます。詳しく知りたい方は9を押してください」
- 「厚生労働省からのお知らせです。医療保険の利用停止を避けるため、オペレーターにお繋ぎします」
一見すると公的機関の連絡に思えますが、不安をあおって操作を促す典型的な詐欺手口 です。
よくある手口の特徴
- 官公庁名をかたり信頼させる
- 「0」「9」などの番号入力を要求
- 詐欺グループのオペレーターにつなぎ、個人情報や金融情報を聞き出す
- 実際には厚生労働省が使わない 国際電話や自動音声ガイダンスを利用
出てしまった/折り返した場合の安全な対処法
出てしまった場合
- すぐに通話を終了する
- ガイダンスに従って番号を押さない
- 個人情報・口座情報を一切伝えない
折り返してしまった場合
- 通話をすぐ切る
- 着信拒否や迷惑電話ブロックを設定する
- 万一情報を伝えてしまった場合は、金融機関や警察に相談
本物かどうか確認するには
- 厚生労働省の 公式Webサイトに掲載されている代表番号 に、自分から問い合わせる
- 官公庁が +1800やその他の国際番号を使って個人に電話することはない
安全に対応するためのポイント
- 知らない国際番号には出ない
- ガイダンスに従って操作をしない
- 折り返し発信はしない
- 不安なときは → 警察相談専用電話「#9110」や 消費者ホットライン「188」に連絡
- 迷惑電話対策アプリや国際番号ブロックを設定する
詐欺が疑われる電話番号の例
- +1800XXXXXXX +1 (800) XXX-XXXX
- +1800912485 +1 (800) 912-485
よくある質問(FAQ)
Q1. +1800からの着信は厚生労働省からですか?
A. 違います。厚生労働省が国際電話で個人に電話をかけることはありません。
Q2. 自動音声ガイダンスで掛かってくることはありますか?
A. いいえ。厚生労働省が直接国民に電話をすることはありません。
Q3. 誤って番号を押してしまったら?
A. 個人情報を伝えない限り被害は防げる可能性があります。不安なら警察や金融機関に相談してください。
Q4. 折り返してしまった場合は?
A. 折り返しは不要です。すぐ切り、着信拒否設定をしてください。
まとめ
- 「+1800」からの電話で厚生労働省保健局を名乗るのは 詐欺の可能性が高い
- 出てしまったら → すぐ切る
- 番号を押さない・折り返さない
- 本物か確認する場合は → 必ず 公式番号へ自分から連絡
- 鉄則:「出ない・押さない・折り返さない・公式確認」
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参照・出典
- 厚生労働省|職員や機関を装った不審な電話・メールにご注意ください。
- 関東信越厚生局|厚生労働省や地方厚生局の職員を装った不審な電話やメール等にご注意ください
- 奈良市|「保険局」や「厚生労働省」の職員をかたる不審な電話に注意しましょう!
免責事項
本記事は、2025年時点での公開情報や利用者の報告をもとに作成した、一般的な注意喚起コンテンツです。
- 記載の電話番号や発信者、通話内容は、実際の状況によって異なる場合があります。
- 特定の個人・団体・企業を断定的に非難するものではありません。
- 記事内容の正確性や完全性は保証しておらず、掲載情報に基づく行動による損害については責任を負いません。
- 不審な電話に関しては、必ず公的機関(警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」など)に確認してください。
- 個人情報や金銭の取り扱いは自己責任で安全対策を行ってください。
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