はじめに
最近、「+287」から始まる不審な国際電話についての報告が相次いでいます。
電話の相手は「警察」を名乗り、「あなた名義のカードが不正利用されている」「マネーロンダリングに使われた」などと不安をあおるケースが多く、個人情報や金銭をだまし取られる危険性があります。
本記事では、+287という国番号の正体や実際に報告されている手口、そして安全に対処するための方法をわかりやすく解説します。
+287からの不審電話の実例
SNSや掲示板では、以下のような番号が報告されています。
- +287XXXXXX0110
- +28770580110
- +2879028110110
会話例(再構成)
- 「京都府警伏見警察署・捜査二課の〇〇です。△△さんで間違いないでしょうか?」
- 「逮捕された容疑者が、あなた名義のキャッシュカードを所持していました」
- 「口座がマネーロンダリングに利用された疑いがあるため、至急ご対応ください」
👉 信用を得るために「警察」を名乗り、最終的に個人情報や金銭をだまし取るのが典型的な手口です。
+287の国番号はどこ?
国番号の仕組み
国際電話に使われる「国番号」は、国際電気通信連合(ITU)が世界各国に割り当てています。
- +2 → アフリカ大陸や一部の大西洋の島嶼部
- +28 → 未割り当て
- +28〇 → ほとんど未割り当て
- +282 → 西サハラ
- +287 → 未割り当て(存在しない国番号)
👉 つまり、+287から正規の国際電話がかかってくる可能性はほぼゼロです。
なぜ存在しない番号から電話がかかるのか?
- 電話システムの表示不具合
- 発信者番号偽装(スプーフィング)
特に後者の可能性が高く、詐欺グループがあえて未使用の国番号を表示させることで、発信元を特定されにくくしています。
よくある検索・関連ワード
GoogleやBingでは、以下のような関連検索が見られます。
- 「国番号 28 迷惑電話」
- 「28から始まる電話番号」
- 「+287 電話 詐欺」
- 「+から始まる電話番号は怪しい?」
- 「心当たりのない国際電話 出るべき?」
👉 これらは実際に多くの人が不安を感じて検索しているキーワードで、検索需要が高まっているテーマといえます。
不審な電話に出てしまったときの安全な対応
- すぐに電話を切る(長引かせない)
- 個人情報を答えない(氏名・住所・口座番号など)
- 折り返し電話をかけない(高額通話料や再度の詐欺リスク)
- 着信番号をブロックする
- 不安がある場合は 警察相談専用窓口(#9110) または 消費者ホットライン(188) に相談
👉 万一、口座番号や個人情報を伝えてしまった場合は、速やかに金融機関や警察へ連絡してください。
FAQ(よくある質問)
Q. +287からの電話は折り返しても大丈夫?
A. 存在しない国番号のため折り返しは危険です。高額な国際通話料金や再度の詐欺につながる可能性があります。
Q. 本当に警察からの電話の可能性は?
A. 日本の警察が国際電話番号や未割り当て番号を使って連絡することはありません。公的機関をかたる詐欺と考えられます。
Q. どうすれば着信を防げますか?
A. スマホの着信拒否機能や迷惑電話アプリが有効です。繰り返される場合は通信事業者に相談してください。
まとめ
- +287は未割り当ての国番号であり、正規の国際電話ではない
- 「0110」で終わる番号は警察を名乗る詐欺電話の典型例
- 対策は 出ない・折り返さない・個人情報を答えない の三原則
- 少しでも不安を感じたら、#9110(警察相談専用窓口)や188(消費者ホットライン)へ相談を
免責事項
本記事は公開時点で入手可能な情報をもとに作成した一般的な注意喚起です。
内容の正確性・最新性を保証するものではなく、被害が発生した場合も当サイトは責任を負いかねます。
実際の対応は、必ず警察・金融機関・通信事業者など公的機関にご相談ください。
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参照
- 警察庁|ニセ警察詐欺に注意!
- 警視庁|警察官等をかたる詐欺
- 大阪府警察|国際電話不取扱受付センター
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