結論
現在、中国電力を名乗った可能性がある「電気料金お支払いのお願い」という件名のメールについて、正規サービスとは異なる外部ページへ誘導する構成の事例が報告されています。
メール内のリンクは安易にクリックせず、料金確認や支払いは公式ウェブサイトや契約書面、専用アプリなどからアクセスする方法が推奨されます。
確認された不審メールの概要(2026年4月)
2026年4月時点で、インターネット上では以下のようなメールに関する報告が見られます。
- 送信元表示名: 中国電力株式会社
- 送信元アドレス: info.mtqnbcug[@]pjwenmh[.]cn
- 件名: 【重要】電力エナジーパートナー:電気料金お支払いのお願い
送信元ドメイン(.cn)が電力会社の公式ドメインと異なる点は、不審なメールを見分ける大きな判断材料となります。また、差出人が「中国電力」であるにもかかわらず、本文内では「電力エナジーパートナー」という別の組織名が使われているなど、名称の不一致も見受けられます。
メール本文(URL無効化済み)
以下は報告されているメール本文です(安全のため一部記号を加工しています)。
平素より電力エナジーパートナーをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたびは、お客様の電気料金に関して重要なお知らせがございます。
弊社の記録によりますと、以下の請求に関してお支払いが確認できておりません。【未払い料金詳細】
対象期間:3月
請求金額:¥7,859
請求書番号:25-4275521089
お支払い期限:2026/4/4
お客様の電力供給に支障が生じないよう、上記期限までにお支払いいただきますようお願い申し上げます。【お支払い方法】
その他のお支払い方法をご希望の場合: 下記の公式ウェブサイトよりお手続きください。[お支払い手続きへ]
ご不明な点がございましたら、下記のカスタマーセンターまでお問い合わせください。
電力エナジーパートナー カスタマーセンター
電話番号:0120-995-333(無料)
受付時間:9:00~20:00(年中無休)今後とも電力エナジーパートナーをよろしくお願い申し上げます。
敬具
フィッシング詐欺サイトへの誘導に注意
本文内の「お支払い手続きへ」から、正規サービスを装った可能性のある外部ページへ誘導される構成が報告されています。
▼リンク先URL例(サニタイズ済み) hxxps://qr.paypay[.]ne.jp/p2p01_Tpy3S58forLJ87ON
一見すると有名な決済サービス(PayPay)のURLに見えますが、これは個人間送金機能などを悪用し、直接犯人のアカウントへ送金させようとする手口である可能性が指摘されています。通常の公共料金支払いで、このような個人宛送金の形式が使われることはありません。
被害に遭わないためのチェックポイント
1. 名称の不一致を確認する
差出人と本文中の組織名が一致しているか確認しましょう。今回のように「中国電力」を名乗りながら「電力エナジーパートナー(他社の名称に近いもの)」を名乗るケースは、詐欺メールによく見られる使い回しの特徴です。
2. 未払い・期限を強調していないか
「供給に支障が生じる(停止する)」など、不安を煽って急がせる構成は、冷静な判断を失わせるための典型的な手法です。
3. URLが正規の支払いルートか確認する
メール内のリンクを使用せず、公式サイトをブックマークや検索から直接開く、または検針票(電気ご使用量のお知らせ)に記載された窓口へ確認する方法が有効です。
メールを開いてしまった場合の対処法
① メールを開いてしまった場合
メールを開封しただけで、直ちに被害につながる可能性は高くないと考えられます。不要であればそのまま削除することが推奨されます。
② リンクをクリックしてしまった場合
ページを開いただけの場合は、情報を入力したり、アプリ上で「受け取る」「送る」などの操作を行わずに閉じてください。
③ 支払い・情報入力をしてしまった場合
万が一、支払いや情報入力を行った場合は速やかな対応が重要です。
- 決済サービスを利用した場合:すぐにPayPay等のサービス提供元へ連絡し、事情を説明してください。
- 個人情報を入力した場合:パスワード変更や各種アカウントの確認を行ってください。
- 不安な場合:警察相談窓口(#9110)や消費生活センター(188)への相談が有効です。
よくある質問(FAQ)
Q1:本当に未払いの可能性はありませんか?
A:実際に未払いがあるケースも考えられます。しかし、メールだけで判断せず、契約中の電力会社の会員ページ(ぐっとずっと。クラブ等)に直接ログインして確認するのが最も安全です。
Q2:PayPayのURLなら安全ではないのですか?
A:正規のドメインであっても、悪意のある第三者が「個人間送金用URL」を発行し、それをメールに貼り付けている場合があります。正規の電気料金支払いで「個人への送金」を求められることはありません。
まとめ
中国電力を名乗る可能性がある「電気料金の支払い」メールについては、2026年4月現在も複数の報告が見られます。特に「PayPay」などのロゴやドメインを悪用して安心させる手口が巧妙化しています。 少しでも違和感を覚えたら、メールの指示に従わず、必ず公式のルートから確認するようにしましょう。
参照・出典
- 消費者庁|消費者ホットライン
- 国民生活センター|不審なメール・SMS | 消費者トラブルFAQ
- 中国電力|中国電力を装った悪質行為にご注意ください
免責事項
本記事は、インターネット上で報告されている情報をもとに注意喚起を目的として作成しています。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。記載内容は執筆時点の情報に基づいており、変更される可能性があります。万が一被害が発生した場合は、各サービス提供元や警察、消費生活センターなどの専門機関へご相談ください。
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