2026年3月現在、国税庁を名乗り、「確認事項の連絡」や「重要な書面がある」と称して偽のサイトへ誘導する不審なショートメッセージ(SMS)が報告されています。
特に、確定申告の期間が終わった直後のタイミングに送信されるケースがあり、実在の手続きと混同させる手口である可能性が指摘されています。
こうしたメッセージに含まれるURLを不用意にクリックすると、個人情報やクレジットカード情報の入力を促されるなどの被害につながるおそれがあります。
そのため、安易にリンクへアクセスしないことが推奨されます。
報告されている不審なSMSの例
現在確認されているメッセージには、以下のようなパターンがあります。
- 「【国税庁】確認事項の連絡となります。内容をご確認ください。https://〇〇〇」
- 「【国税庁】ご確認いただく重要な書面がございます。内容をご確認ください。https://✕✕✕」
- 「【国税庁】確認事項が含まれるご案内です。ご案内を確認ください。https://△△△」
- 「【国税庁】手続き確認のお願いです。内容をご確認ください。https://□□□」
- 「【国税庁】重要事項の確認をお願いいたします。詳細をご確認ください。https://◇◇◇」
いずれも「確認」「重要」といった文言で注意を引き、URLのクリックを促す構成になっている点が共通しています。
不審なSMSの特徴と見分け方
今回のケースには、公的機関の連絡としては不自然と考えられる点がいくつかあります。
携帯電話番号(070・080・090)から送信されている
報告されているSMSの多くは、070・080・090から始まる一般的な携帯電話番号から送信されています。
公的機関の連絡としては、通常の連絡方法とは異なるとされています。
確定申告後のタイミングを狙っている
3月は確定申告の時期にあたり、還付金や手続きに関する通知を待っている人も多くなります。
このような状況に合わせて送信されるケースがあるとみられています。
URL(リンク先)が公式ドメインではない
記載されているURLが「go.jp」などの公式ドメインではなく、不自然な文字列になっている場合があります。
こうしたリンク先は、実在のサイトに似せたフィッシングページへ誘導する可能性があります。
URLをクリックしてしまった場合のリスク
リンク先の指示に従って情報を入力した場合、以下のような被害につながる可能性があります。
- 個人情報の入力を求められる(氏名・住所・生年月日など)
- クレジットカードや口座情報の入力を誘導される
- 「税金の未納」などを理由に支払いを求められる
- 電子マネーや振込による支払いを要求される
また、環境によっては
不正なアプリのダウンロードを促される可能性も指摘されています。
国税庁の公式な連絡方法との違い
国税庁の案内では、以下の点が注意喚起されています。
- SMSで納付を求めるURLを送信することはない
- SMSで差押えなどを通知することはない
- 正式な連絡は「e-Tax」または書面(郵送)が基本
つまり、SMSでURL付きの「確認事項」を送る形式は、
通常の案内とは異なる可能性があります。
不審なSMSを受けた場合の安全な対処法
被害を防ぐため、以下の対応が推奨されます。
✔ URLを開かず削除する
内容に心当たりがない場合は、開かずに削除することが安全です。
✔ 送信元番号をブロックする
携帯電話番号から送信されている場合は、端末の機能でブロックすることも有効です。
✔ 公式サイトから確認する
不安な場合は、SMS内のリンクではなく、
検索やブックマークから国税庁公式サイトへアクセスして確認してください。
✔ 相談窓口を利用する
万が一、情報を入力してしまった場合は、速やかに以下へ相談してください。
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
FAQ(よくある質問)
Q. 国税庁からSMSが来ることはありますか?
A. 国税庁は、納付や差押えなど重要な手続きに関して、SMSでURL付きの案内を送ることはないとされています。
Q. 名前が書かれていないメッセージは危険ですか?
A. 宛名がなく不特定多数に送られている形式は、不審なメッセージの特徴の一つとされています。
Q. リンクを開いただけで被害は出ますか?
A. すぐには被害が発生しない場合もありますが、情報入力や操作によってリスクが生じる可能性があります。開いてしまった場合は速やかにページを閉じることが推奨されます。
まとめ
2026年3月現在、国税庁を名乗るSMSには以下のような特徴が見られます。
- 確定申告後に「確認事項」などの名目で届く
- 携帯電話番号(070・080・090)から送信される
- URLクリックを促し、情報入力へ誘導する構成
これらのメッセージは、正規の連絡とは異なる可能性があるため注意が必要です。
不審に感じた場合は、リンクにアクセスせず冷静に対応しましょう。
参照・出典
- 国税庁|不審なメールや電話にご注意ください
- 情報処理推進機構|国税庁をかたる偽ショートメッセージサービス(SMS)や偽メールに注意
- 福岡県警察|国税庁をかたる偽SMS・偽サイトに注意
免責事項
本記事は2026年3月時点での公開情報や報告事例をもとに、一般的な注意喚起を目的として作成しています。特定の個人・企業・団体を断定的に評価するものではありません。詐欺の手口は変化する可能性があるため、最新情報は公式発表等をご確認ください。本記事の利用により生じた損害については責任を負いかねます。
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