2026年3月現在、DHLを名乗る不審なメールが確認されています。
今回報告されている件名は 「緊急 DHLの出荷が承認待ち」 というもので、宛先不備を理由に配送情報の再入力を促す内容です。
現時点で、DHL公式から本メールに関する発表は確認されていませんが、同様の内容の不審なメールがX(旧Twitter)などのSNSで複数報告されています。
「荷物が届かないのでは?」という不安を利用し、リンク先の偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺メールの可能性が指摘されています。
本記事では、確認されているメールの実例や、DHL詐欺メールの見分け方と対処法を分かりやすく解説します。
※本記事は被害防止のための注意喚起を目的としています。
※誤クリック防止のため、URL内の「http」は h**p、「.(ドット)」は [.] に置き換えています。
【2026年3月】DHLを装う不審メールの実例
現在報告されているメールの情報は以下の通りです。
これらと一致、あるいは類似するメールには注意が必要です。
メールの基本情報(例)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 件名 | 緊急 DHLの出荷が承認待ち |
| 送信者名 | DHL |
| 送信元アドレス | m[.]sxkvtfwjm@apunxs[.]cn |
| 誘導先URL | h**ps://nearlyform[.]zkehajra[.]cn/portal_login_exp/getuuote/ |
※送信元メールアドレスやURLは、迷惑メール対策を回避するため頻繁に変更される傾向があります。
上記は一例です。
メール本文(実例)
報告されているメール本文の一例は次の通りです。
配達時にご不在ですか?
お客様アメリカ合衆国からの国際郵便物が配送されますが、宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。
下記通り、配送情報をご補充ください、1~2営業日以内に改めて配送を手配いたします。
署名不要/非対面配達、お近くのサービスポイント受取などの配送方法をご選択いただけます。こちらをクリックしてください。
配送情報
運送状番号 4887334805
再配達受付サービス クリックしてから配送情報をご補充ください
On Demand Deliveryのご利用ありがとうございます。
メール内の
「こちら」や「クリックしてから配送情報をご補充ください」
という部分に、フィッシングサイトへのリンクが設定されているケースが確認されています。
DHLを名乗る詐欺メールの特徴
今回確認されたメールには、フィッシング詐欺メールによく見られる特徴がいくつかあります。
1. 送信元ドメインが公式と異なる
今回確認されたケースでは、
apunxs[.]cn
zkehajra[.]cn
など、中国の国別ドメイン .cn が使用されています。
一方、DHLの公式通知では通常
- dhl.com
のような正規ドメインが使われます。
このようなドメインの違いは、DHL詐欺メールを見分ける重要なポイントです。
2. 日本語表現に違和感がある
本文には
配送情報をご補充ください
など、日本語としてはやや不自然な表現が見られます。
フィッシングメールでは、翻訳ツールを使って作成されたような不自然な文章が含まれることがあります。
3. 「緊急」という言葉で焦らせる
件名に
「緊急」
という言葉を入れて、ユーザーの不安を煽るのも詐欺メールの典型的な手口です。
急いでリンクをクリックさせることで、冷静な判断をさせないようにする目的があると考えられます。
■ DHL詐欺メールによくある特徴(まとめ)
DHLを装ったフィッシングメールには、次のような共通点が見られることがあります。
・「緊急」「期限」などで焦らせる
・住所確認や配送情報の再入力を求める
・.cnなど海外ドメインのリンク
・覚えのない追跡番号が記載されている
このような特徴が複数当てはまる場合、DHL詐欺メールの可能性が高いため注意が必要です。
不審なメールが届いた場合の対処法
リンクをクリックしない
メール本文のリンクやボタンは、偽サイトへ誘導する可能性があります。
基本的にはクリックせず、メールを削除することをおすすめします。
荷物の状況は公式サイトで確認
荷物の状況が気になる場合は、メール内のリンクではなく
「DHL 追跡」
と検索し、公式サイトから追跡番号を入力して確認してください。
もし情報を入力してしまった場合
万が一、次のような情報を入力してしまった場合は早めに対応してください。
入力してしまった可能性のある情報
- クレジットカード番号
- 氏名・住所・電話番号
- メールアドレスやパスワード
対応先
クレジットカード情報
→ カード会社へ連絡し、利用停止や再発行を相談
相談窓口
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188
よくある質問(FAQ)
Q. メールを開いただけで被害に遭いますか?
A. メールを開封しただけで被害が出る可能性は低いとされています。
ただし、リンクのクリックや情報入力は危険なため避けてください。
Q. 追跡番号が本物のように見えます
A. フィッシング詐欺では、もっともらしい番号を記載することがあります。
公式サイトの追跡システムで「該当なし」と表示される場合、偽情報の可能性があります。
Q. DHLを利用した覚えがありません
A. 過去の利用歴に関係なく、不特定多数に送られているケースがあります。
心当たりがない場合は、メールのリンクではなく公式サイトから確認してください。
参照・出典
- DHL:不正取引防止
- 外務省|【注意喚起】DHLを装ったフィッシング詐欺の発生について
免責事項
本記事は2026年3月時点の情報をもとに作成しています。
フィッシング詐欺の手口は日々変化しており、すべてのケースを網羅するものではありません。
不審なメールを受け取った場合は、必ずDHL公式サイトなどの一次情報を確認し、慎重に対応してください。
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