2026年に入り、日本郵便(郵便局)を名乗る自動音声電話の着信に関する相談が各地で報告されています。
最近の特徴は、
「品質向上のため、この通話は録音させていただきます」
といった、実在のカスタマーセンターのような文言を用いて本物感を与える点です。
一見もっともらしく聞こえますが、番号入力を促す自動音声は詐欺の可能性が高い危険なサインと考えられます。
本記事では、最新の音声パターンや国際電話の特徴、安全な対処法を解説します。
■ 新たに報告されている音声パターン
現在、特に多く報告されているガイダンスは次の内容です。
「こちらは日本郵便です。お客様の郵便物に不備があったため、配達できておりません。ご不明点がある方は1番を押してください。なお品質向上のため、この通話は録音させていただきます」
この手口の巧妙なポイント
①「郵便物の不備」という不安を刺激
「住所を間違えたかもしれない」と思わせ、確認したくなる心理を突きます。
②「録音します」という公式風の演出
実在企業のコールセンターでも録音案内は一般的です。そのため、正規の連絡と誤認させる狙いがあるとみられます。
③「1番を押してください」と操作を誘導
ボタン操作をさせることで、詐欺グループのオペレーターへ転送される仕組みと考えられています。
■ +1・+88から始まる国際電話の正体
不審な電話の多くは、日本の市外局番ではなく「+」から始まる国際電話番号から発信されています。
| 国番号 | 主な地域 | 注意点 |
|---|---|---|
| +1 | アメリカ・カナダなど | 北米番号を偽装するIP電話が悪用されるケース |
| +88 | 衛星電話など | 発信元の特定が難しい番号帯が含まれる |
| 010 | 国際電話「+」の代用 | 機種の設定により異なる |
覚えておきたいポイント
日本国内の郵便配送に関する連絡で、
海外番号から自動音声で案内が行われるケースは確認されていません(2026年2月時点)。
公式な連絡方法としては一般的ではないため、慎重に対応する必要があります。
■ 「1番」を押すとどうなる?
番号を押してしまうと、次のような展開になるケースが報告されています。
- 丁寧な口調のオペレーターが対応
- 「本人確認」と称して氏名・住所・生年月日を聞き出す
- 「再配達手数料」「未払い料金」などを理由に金銭を要求
- 違法な物が入っていたなどと説明し、(ニセ)警察官に転送すると言う
聞き出された個人情報は、別の詐欺に悪用される可能性もあります。
■ 被害を防ぐための3つの鉄則
① 国際電話には出ない・折り返さない
「+」から始まる見慣れない番号は、応答せず無視するのが安全です。
② ボタン操作をしない
自動音声で番号入力を求められても、絶対に押さないようにしましょう。
③ 公式サイトで確認する
荷物の状況が気になる場合は、
日本郵便株式会社公式サイトの追跡サービスを利用してください。
着信番号へ折り返すのは避けましょう。
■ もし操作してしまったら
- すぐに通話を終了する
- 個人情報を伝えてしまった場合は相談窓口へ
- 警察相談専用窓口「#9110」に連絡
- 消費者ホットライン「188」へ相談
不安な場合は早めの相談が大切です。
■ まとめ
「日本郵便です」「郵便物に不備があります」
そして
「1番を押してください」
この組み合わせは、詐欺と疑われるケースが報告されている代表的なパターンです。
さらに、
- 「品質向上のため録音します」
- 「海外番号からの着信」
といった要素が重なる場合は、特に警戒が必要です。
落ち着いて対応し、必ず公式窓口から確認するようにしましょう。
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■ 参考情報
- Japan Post|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください。
- 広島市|「日本郵便・郵便局」を装った不審な電話に注意!
- 警察庁|みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
- 消費者庁|消費者ホットライン(188)
■ 免責事項
本記事は詐欺被害防止を目的とした注意喚起情報です。特定の番号や着信の安全性を断定するものではありません。状況は変化する可能性があるため、最新情報は必ず公式機関にご確認ください。




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