最近、「+1811」「+1 (811) 」から始まり末尾が「0110」で終わる国際電話の着信が多数報告されています。
一見すると「警察署の番号」のように見せかけていますが、これは特殊詐欺に悪用されている可能性が高いため、特に注意が必要です。
📞「+1811」はどこの国番号?
結論から言うと、「+1811」という国番号は存在しません。
正しくは以下の通りです:
- 「+1」 … アメリカ・カナダ・一部のカリブ諸国の国番号
- 「811」 … 北米で地域サービスや情報提供に使われる番号。国番号ではない
つまり、「+1811」と表示される着信は、アメリカやカナダからの国際電話。またはそれを装ったスプーフィング(番号偽装)詐欺 の可能性が高いのです。
🚨「警察」や「末尾0110」を名乗る手口に注意
最近確認されているのが、国際電話番号の末尾が「0110」 で終わるパターンです。
例:
- +1811〇〇〇0110
- +80〇〇〇〇0110
- +29〇〇〇0110
これらは日本の警察署の代表番号に多い「0110」を連想させ、あたかも警察からの連絡であるかのように見せかける巧妙な詐欺手口です。
日本の警察が、国際電話や自動音声ガイダンスを使って連絡してくることは絶対にありません。
📱詐欺電話の典型的なフレーズ
SNSや掲示板では、以下のような自動音声が報告されています:
- 「〇〇さんのお電話でよろしいでしょうか? 〇〇府警捜査2課の〇〇です」
- 「大阪の事件で逮捕した容疑者が、あなた名義のカードを持っていた」
- 「あなたに容疑が掛かっている。捜査協力が必要です。警察署に出頭してください」
さらに、出頭出来ないと断ると LINEやWhatsAppのビデオ通話 へ誘導し、最終的に個人情報や金銭をだまし取るのが定番の流れです。
✅ 被害を防ぐための対策
- 不審な国際電話には出ない/すぐ切る
- 留守電が残っても折り返さない
- スマホの設定で番号をブロックする
- 携帯キャリアに「国際電話着信ブロック」を依頼する
- SNSや検索で同じ番号の被害報告がないか確認する
📌 まとめ
- 「+1811」という国番号は存在しない → 「+1(アメリカ・カナダ)」を悪用した詐欺の可能性大
- 末尾0110の国際番号は警察を装う詐欺の可能性
- 自動音声や国際電話で「日本の警察」を名乗ることはあり得ない
- 不審な着信には出ず、すぐにブロックするのが最善策
免責事項
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参照ページ
- 警察庁|ニセ警察詐欺に注意!
- 警視庁|警察官等をかたる詐欺
- 大阪府警察|特殊詐欺にご注意
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