「+1844から電話がかかってきた。これってどこの国?」
「もしかして詐欺?出て大丈夫だったのかな…」
そんな疑問や不安を感じてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。この記事では、+1844の番号の正体・国番号の意味・なぜ日本に着信があるのかまで、わかりやすく解説します。
✅ +1844はどこの国の電話番号?
「+1844」は、アメリカ合衆国のフリーダイヤル番号(Toll Free Number)です。
- +1 → アメリカ・カナダなどの北米共通国番号
- 844 → 米国内で企業や団体が使う通話料無料番号
つまり、+1-844-XXXX-XXXX という形式は、
「アメリカ国内の企業や公的機関が設けた、お客さま用のフリーダイヤル」
に該当します。日本でいう「0120」や「0800」に近い性質です。
🤔 なぜ日本に着信があるの?
本来、この番号はアメリカ国内向けの通話番号です。
それなのに、日本で着信があるのは、主に以下の2つの理由が考えられます:
1. 国際的なサービス企業からの正規連絡
- 例:Amazon US、Microsoft、Googleなど
- 米国籍のアカウント利用者に対して、カスタマーサポートの連絡用として使用
ただし、これには事前の問い合わせや通知がある場合がほとんどです。
2. スプーフィング詐欺(番号偽装)による迷惑電話
- 詐欺犯が発信元番号を「+1-844」に偽装して発信
- 日本の固定電話・スマホにも着信
- 実在する企業名や「警察」などを名乗るケースも…
⚠ 実際に多いのは②のパターンです。特に「+1-844-××××-0110」などは、「警察」を名乗る詐欺の報告が増えています。
🚨【注意】スプーフィング(番号偽装)とは?
スプーフィングとは、実際の発信元とは異なる番号を、着信者側に表示させる技術です。
「本物っぽい番号」が出ても、内容が怪しければ即切断&通報が原則です。日本の行政機関や企業が国際電話で連絡してくることは、通常あり得ません。
💬 よくある詐欺事例(+1-844スプーフィング)
- 「こちらは中国大使館です」
- 「NTTドコモからの重要なお知らせです。2時間後に通信が停止します」
- 「警視庁捜査二課の〇〇です」「あなたの口座がマネーロンダリングに使われました」
- 「あなたの保険証が悪用されています」
これらはすべて不安を煽って個人情報を聞き出す手口です。
💡 +1や+1844の番号に出ても大丈夫?
✅ 出るだけで料金が発生することは、基本ありません
「+1」や「+1844」は着信側に通話料がかかる仕組みではありません。
❌ ただし、通話中の操作・情報提供はNG!
- ボタン操作を促されたら即切断
- 名前・住所・銀行口座などを聞かれたら詐欺の可能性大
- 様々な名目で金銭を要求されたら詐欺と思いましょう
🛡 出てしまった/操作してしまったら?
- 通話内容を覚えている限りメモ
- 個人情報を話してしまった場合はすぐに警察・消費者センターへ相談
- スマホの迷惑電話ブロック機能を活用
- 「+1」で始まる着信を拒否設定に(必要に応じて)
📱 着信拒否のやり方(iPhone・Android)
iPhone:
- 「電話」アプリ → 該当番号の「i」マーク → 「この発信者を着信拒否」
Android:
- 着信履歴を開く → 対象番号を長押し →「ブロック」または「着信拒否」
🔗 関連リンク・相談先
- 大阪府警察|国際電話不取扱受付センターについて
- 消費者庁|大手通信関連会社の名称をかたり、自動音声や国際電話番号等を用いて架空の利用料金請求を行う事業者に関する注意喚起
- 政府広報オンライン|消費者トラブルで困ったら「188」へお電話を
- 警察庁|警察に偽装した電話番号に注意! | 注意喚起・お知らせ
✅ まとめ:+1844はどこの国?なぜ掛かってくる?
項目 | 内容 |
---|---|
国番号 | +1=アメリカ・カナダなど |
「844」番号の意味 | 米国フリーダイヤル(日本でいう0120、0800) |
日本に着信がある理由 | 正規の企業 or 詐欺グループのスプーフィング |
出たら課金される? | 出るだけでは課金なし(ただし操作厳禁) |
注意点 | 怪しい内容なら即切断・通報 |
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🧾 免責事項
本記事は2025年7月時点の情報に基づき、一般的な注意喚起を目的として作成されたものです。すべての+1-844番号が詐欺という意味ではありませんが、不審な内容にはご注意ください。
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