2025年現在、「+1833や+1(833)」から始まる国際電話の着信が日本国内で増加しています。
電話番号検索サイトやSNSでは、「詐欺電話だった」「出てしまったけど大丈夫?」「警察を名乗られた」「NTTや総務省を装っていた」といった声が多数見られます。
本記事では、「+1833」で始まる電話番号の正体、詐欺の可能性とスプーフィングの手口、そして出てしまった場合の対処法や着信拒否の方法についてわかりやすく解説します。
📍「+1833」はどこの国の番号?
「+1」はアメリカ・カナダなど北米地域の国番号です。
その後に続く「833」は、米国でフリーダイヤル(トールフリー)番号に使われる番号帯で、もともとは通話料金無料の企業の顧客サポート用番号として使われています。
しかし近年はこの「+1833」を悪用して、海外の詐欺グループがスプーフィング(発信者番号の偽装)で利用しているケースが多く報告されています。
⚠️ こんな電話には要注意!
以下のような特徴がある場合、詐欺の可能性が非常に高いです:
- 総務省、警察、NTTファイナンスなどを名乗る
- 「2時間以内に通信を停止する」などの自動音声
- 支払いの催促やクレジットカード番号の要求
- 「1を押してください」「オペレーターにお繋ぎします」などの操作誘導
- 留守番電話に「未納」などを告げる不自然な音声ガイダンスが残される
🧪 スプーフィングとは?
スプーフィング(Spoofing)とは、発信元の電話番号を偽装して、本来の発信元とは異なる番号を相手に表示させる詐欺手口です。
詐欺グループは「+1833」などの実在する番号を偽装し、日本の官公庁や大手企業を名乗って信頼感や緊急性を装って詐欺行為を仕掛けてきます。
☎️ 電話に出てしまった場合のリスク
✅ 通話に出ただけなら料金は発生しない
通常、日本国内の電話契約では、着信側が通話料金を負担することはありません。
⚠ ボタン操作には注意!
- 「1」や「9」を押すと、詐欺グループのオペレーターに転送される危険性があります。
- 一度でも操作すると、「応答した記録」が残り、再度詐欺のターゲットになることも。
⚠ 折り返し通話は危険性が高い!
- フリーダイヤルを装っていても、国際通話として高額な料金が発生する可能性があります。
- また、詐欺グループと直接繋がるリスクもあります。
🚫 着信拒否の方法・対策
● スマホでできる対策
- 「+1833」で始まる番号を個別にブロック
- アプリの活用:
→「Whoscall」や「迷惑電話ブロック」などで不審番号の自動判定・ブロックが可能
● 固定電話ユーザー向け対策
- NTTの「国際電話不取扱受付センター」を利用して、国際電話の着信・発信自体を停止することが可能です。
👉公式サイト「国際電話利用契約の利用休止申請」より申し込み可能。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. +1833の電話に出てしまったけど大丈夫?
A. 通話中に操作をしていなければ、通常は料金は発生しません。不安な場合はご利用中の通信会社にご確認を。
Q. 留守電に自動音声が残っていたけど聞いてしまった。問題ある?
A. 再生するだけで料金がかかることはありません。内容を記録し、不審であれば警察にご相談を。
Q. 折り返してしまった!通話料金は?
A. 高額な国際通話料金が発生している可能性があります。通信会社に確認し、消費生活センター(188)にも相談してください。
🔗 関連リンク・相談先
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✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
+1833はどこ? | アメリカのフリーダイヤルだが、偽装されている可能性あり |
どんな手口? | 総務省・警察・NTTなどを名乗り不安を煽る |
スプーフィングとは? | 発信者番号を偽装する詐欺技術 |
出てしまったら? | 通話だけなら問題なし。ボタン操作・折り返しは危険 |
対処法 | 出ない・押さない・折り返さない・ブロックする |
🛡 免責事項
本記事は2025年7月時点の情報をもとに作成されています。
状況の変化により内容が変更となる場合があります。
不審な電話や被害があった場合は、すぐに警察(#9110)や消費生活センター(188)へご相談ください。
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