2025年6月現在、「NTT総合通信管理局」を名乗る不審な自動音声ガイダンスの電話が全国的に報告されています。
とくに最近では、着信履歴が「不明」「表示圏外」と表示されるパターンがみられ、警戒が必要です。
📌 詐欺電話の音声ガイダンス例(実際に確認された内容)
「詳細を確認するには1を押してください。こんにちは。NTT総合通信管理局からの最終通知です。そちらの電話番号に異常が見られるため、2時間後に回線サービスを停止いたします。詳細を確認するには1を押してください。」
このように、「最終通知」「通信停止」などの不安を煽る言葉で、1番を押すよう促すのが典型的な手口です。
📱 着信履歴「不明」「非通知」「表示圏外」の違いとは?
詐欺電話の着信表示には主に次の3パターンがあります。
表示 | 意味 | 詐欺の可能性 |
---|---|---|
不明 | 発信元の情報が取得できない。国際網・IP電話・番号偽装の可能性あり | 🔺 最近 増加中!要注意 |
非通知 | 相手が意図的に番号通知を拒否して発信 | 🔺 古くからある詐欺の定番手口 |
表示圏外 | 通信経路の都合で番号が表示されない(海外・衛星回線など) | 🔺 国際電話詐欺で多く見られる |
とくに「不明」表示は、発信元の特定が困難なため、悪質な詐欺に使われやすい傾向があります。
🔄 国際番号 →「不明」へ 詐欺電話の傾向が変化中
以前は「+1(アメリカ)」「+80」などの国際電話番号からの着信が詐欺の主流でした。
ところが、最近は「不明」や「表示圏外」といった表示に切り替える手口が目立っています。
これは、
- 「国際電話番号=怪しい」とユーザーが気づき始めた
- より巧妙に騙すため、発信元を完全に隠す戦術
へと詐欺グループがシフトしている可能性があります。
🔍 この電話が怪しい理由まとめ
- 「NTT総合通信管理局」という実在しない名称を使っている
- 通信事業者が自動音声で「2時間後に停止」などと案内することはない
- 「1を押す」行為は詐欺グループに繋がる危険性あり
- 発信元が「不明」「表示圏外」などで表示されている
✅ 万が一の対処法
- 「不明」表示の電話には出ないのが基本
- 出てしまっても、絶対に操作(番号を押すなど)しない
- 心配な場合は、公式サイトや通信事業者へ確認
- 迷ったら「消費生活センター」「警察相談窓口(#9110)」へ
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