2025年6月現在、+1(833)181-0110(+18331810110、+1 833-181-0110)という国際電話番号から、「北海道警察」を名乗る不審な電話が掛かってきたという報告がSNS(X/Twitter)に上がっています。
一見すると正規の警察からの連絡に思えますが、この番号からの着信は詐欺の可能性が高く、十分な注意が必要です。
📞 通話内容の傾向
SNSへの投稿によると、以下のような特徴が共通して見られます:
- 本名で呼びかけてくる
- 北海道警察、または警視庁との「合同捜査」などと説明
パターン① - 東南アジア(特にマレーシア)への渡航歴の有無を尋ねてくる
- パスポートが悪用されている、あなたが容疑者になっていると告げる
パターン② - あなたの銀行口座がマネーロンダリング(マネロン)に使われた。
- 共犯の疑い掛かっている など
- その後、警察署への出頭を求めるが、行けないと答えると、LINEやビデオ通話で取り調べをすると言われる
これは典型的な「ニセ警察詐欺」の手口であり、最終的には金銭や個人情報の詐取などに繋がる可能性もあります。
🌐「+1(833)181-0110」の番号情報
項目 | 内容 |
---|---|
国番号「+1」 | アメリカ・カナダなどの北米地域 |
市外局番「833」 | 米国の通話料無料番号帯(フリーダイヤル) |
末尾「0110」 | 日本の110番を連想させる構成で、信頼感を偽装 |
このような「+1」や「+80」などの国際番号からの着信は、一般の日本人には馴染みがなく、詐欺グループが日本の緊急番号(110番)に似せた番号を使うことで信頼させようとする手口です。
❗スプーフィングとは?
今回のような詐欺電話では「スプーフィング(番号偽装)」という技術が使われている可能性があります。
🔍 スプーフィングとは?
スプーフィングとは、発信者が実際とは異なる電話番号を装って着信させる行為です。
つまり、+1(833)181-0110が、本当に電話をかけた犯人とは限らず、見せかけだけの番号を表示させている場合があります。
🚨 なぜ危険なのか?
- 警察や銀行など「信頼される機関」の番号に見せかけることで、相手の警戒心を解く
- 本人確認のように見せかけて、マイナンバーや口座番号などを聞き出す
- ビデオ通話を使って偽の警察手帳や書類を提示し、信じ込ませる
🛡 被害に遭わないためにできること
✅ 話さない・押さない・折り返さない!
対策 | 詳細 |
---|---|
電話に出ない | 見知らぬ国際番号からの着信は出ないことが基本 |
折り返しをしない | 詐欺グループに繋がる・高額な通話料金が発生する可能性あり |
個人情報を話さない | 名前・生年月日・マイナンバー・口座番号・暗証番号などを絶対に伝えないこと |
LINE通話には応じない | 警察がLINEやビデオ通話で取り調べや連絡を行うことはありません |
📞 相談・通報先
- 警察相談専用ダイヤル:#9110(最寄りの警察署に繋がります)
- 消費者ホットライン:188(いやや)
- 国際電話不取扱サービス(NTT・KDDIなど各社で提供)
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
発信番号 | +1(833)181-0110 / +18331810110 |
名乗り | 北海道警察(実際には存在しない人物や部署名を使用) |
主な手口 | マレーシア渡航歴の確認 → パスポート偽造 → 出頭 → LINE誘導 |
使用技術 | スプーフィング(番号偽装) |
推奨対応 | 出ない・話さない・押さない・通報する |
🧠 ワンポイントアドバイス
「110」や「警察」のような単語が出ても、すぐに信じないこと。
LINE通話やビデオ通話を使った取り調べは、警察ではありえません。
参照
警視庁:警察に偽装した電話番号に注意! | 注意喚起・お知らせ
国民生活センター:警察を名乗る電話に注意!-警察がLINEに誘導することはありません
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