2025年6月現在、+1 (833) 249-0110や+18332490110という国際電話番号からの不審な着信がSNS等に報告されています。
この番号の末尾「0110」は、日本の緊急通報番号「110」を想起させるもので、警察庁・県警など公的機関を騙る詐欺電話である可能性が極めて高いと考えられます。
📞 実際にかかってくる詐欺電話の内容
SNSや利用者からの報告によれば、以下のような感じであなたの名前(本名)を名指ししてくるケースがあります:
「〇〇さんでしょうか? こちらは警視庁(または〇〇県警)の〇〇です。今お時間の方はよろしいでしょうか?。〇〇県警と合同で捜査をしています」
その後に、
「容疑者宅から、あなた名義の銀行のカードカードが見つかった」
「あなたのカードがマネーロンダリングに使われた。共犯の疑いがある」
などと、脅してくるようです。
このような電話は、不安を煽って個人情報や金銭を騙し取る手口です。
⚠️ スプーフィングに注意
こうした電話では、「スプーフィング(spoofing)」と呼ばれる発信元番号の偽装技術が使われている可能性があります。
つまり、実際には全く関係のない番号をあたかも正規の番号のように表示させる手口です。
そのため、着信表示が「+1 (833) 249-0110」だったとしても、発信元が本当にその番号とは限りません。
📌 「+1」「833」「110」――この組み合わせに要注意!
項目 | 解説 |
---|---|
「+1」 | 北米(アメリカ・カナダなど)の国番号 |
「833」 | アメリカのトールフリー(北米版フリーダイヤル)番号帯 |
「0110」 | 日本の「110番」に類似し、警察機関を連想させる演出 |
このような番号の組み合わせは、「正当な機関からの電話だ」と思わせるために意図的に使われることがあります。
✅ 対処法:このような電話が来たら
- 怪しい電話番号は、出ない・折り返さない
- 個人情報や口座番号を絶対に話さない
- 不安な場合でも、電話を一度切ってから、警察や消費者ホットラインなどの相談窓口に自分で確認
🛡️ 国際電話を無料でブロックする方法【警察庁推奨】
警察庁では、詐欺被害を防ぐために「国際電話不取扱受付センター」の利用を推奨しています。
📌 利用方法:
国際電話会社に申し込むことで、自分の電話番号に対して国際電話の着信を無料で拒否できるサービスです。
✅ 詳しくはこちら(警察庁公式サイト):
👉 みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ
※固定電話の回線ごとに、対象の会社へ申し込む必要があります。
📝 万が一、対応してしまったら…
もし「1を押してしまった」「個人情報を伝えてしまった」場合は、すぐに以下の対応を取りましょう。
- 銀行・携帯会社などに連絡し、被害を防止
- 警察(#9110)や消費生活センター(188)へ通報・相談
- LINEや通話アプリで連絡を取った場合、すぐにブロック&通報
🔒 詐欺を防ぐために、あなたにできること
- 「+1」「+80」など国際番号の着信には原則出ない・折り返さない
- 詐欺報告アプリ(Whoscall など)を活用し、着信時に警告を表示
- 高齢者のご家族がいる場合は、事前に注意喚起をしておく
✅ まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
📞 +1 (833) 249-0110 | 警察関係者を騙る詐欺電話の可能性大 |
⚠️ 末尾「0110」 | 「110番」に似せた詐欺番号である可能性 |
🛡️ 対処法 | 出ない・押さない・話さない |
🚫 国際電話の拒否 | 無料で設定できる「国際電話不取扱受付センター」を活用 |
国際電話詐欺は、番号表示を装い、信頼を装い、言葉巧みに不安を煽ってきます。
「電話が怪しい」と感じた時点で、出ない・押さない・応じないを徹底しましょう。
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