最近、「+85928564110」などの国際番号から不審な着信を受けたという報告が増えています。
特に「+85」「+859」で始まる番号は、日本ではあまり馴染みがなく、戸惑う方も多いようです。
この記事では、
- +85や+859がどこの国の番号なのか
- 過去に報告された手口や注意点
- 怪しい電話への対処法
についてわかりやすくまとめました。
+85はどこの国?+859は何を意味する?
「+85」は香港・マカオ・中国本土などに割り当てられている国番号の一部です。
具体的には:
国名 | 国番号 |
---|---|
香港 | +852 |
マカオ | +853 |
中国本土 | +86 |
つまり、「+859」は現在のところ正式な国番号ではない可能性が高く、番号偽装(スプーフィング)の疑いがあります。
実際には「+85」の後に不正な番号を連結して表示させる詐欺的な手口も報告されています。
+85928564110はどんな電話?過去の傾向から見る注意点
このような番号からの着信では、以下のような特徴が報告されています:
- 自動音声で「重要なお知らせ」「通信が停止されます」などと流れる
- 日本語または中国語で話しかけてくる
- 「詳細を聞くには1を押してください」と指示される
- 警察・裁判所・入国管理局などの公的機関を名乗る
- LINEやビデオ通話でのやりとりを提案される
このような手口は、近年多発している特殊詐欺の一種と似た傾向があります。
「LINEでの取り調べ」や「ビデオ通話の事情聴取」は要注意!
本物の公的機関が、LINEやSNSの通話機能を使って、個人に連絡を取ることはありません。
こうした提案があった場合は、詐欺の可能性が高いと考えましょう。
また、ビデオ通話では偽の「逮捕状」や「警察手帳」などを見せて信用させようとするケースもあるため、安易に応じてはいけません。
電話番号を偽装する「スプーフィング」とは?
「スプーフィング」とは、発信者が本来の電話番号を偽って表示させる行為です。
つまり、スマホに「+85928564110」と表示されたからといって、実際にその番号から発信されているとは限らないのです。
絶対にしてはいけない行動
行動 | 理由 |
---|---|
「1」などの番号を押す | 詐欺グループに転送される 通話料金が発生する可能性がある |
個人情報(氏名・住所・マイナンバー)を伝える | 悪用されるリスクがある |
LINE・SNSで連絡を取る | 個人情報の流出・ビデオ通話詐欺のリスク |
ATMやネットバンキングで送金 | 金銭的被害が発生し、取り戻しが困難に |
不審な国際電話への対処法
- 出ない・折り返さない
- 着信拒否設定を行う(スマホの設定やアプリで可能)
- 不安な場合は、最寄りの警察や消費生活センターへ相談
- 通信キャリアや総務省の迷惑電話通報窓口に報告
まとめ|+85928564110は信頼できる番号?
項目 | 内容 |
---|---|
電話番号例 | +85928564110 |
表示形式 | +85〜、+859〜(スプーフィングの可能性あり) |
該当する国番号 | 正規の+859は存在しない(+852:香港、+853:マカオ) |
注意点 | 自動音声 / 公的機関を騙る / LINE誘導 / ビデオ通話詐欺など |
適切な対応 | 応答しない・個人情報を伝えない・関係機関に相談 |
本記事についての注意
本記事は、詐欺被害の未然防止を目的とする啓発的な内容です。
掲載している電話番号・国名・団体名などは、一般に報告された事例の一部であり、実在する個人・組織とは一切関係がない可能性もあります。
✅ 被害を防ぐには「知ること」が第一歩です。
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