2025年6月現在、下のような電話番号からの不審な国際電話が報告されています。
+18336512344 / +1 833-651-2344 / +1(833)651-2344
電話を取ると、「NTTファイナンスより重要なお知らせです。未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。オペレーターに繋げる場合は1を押してください」といった自動音声が流れるケースが多発しています。
これはNTTファイナンスをかたる特殊詐欺の可能性が高く、絶対に操作を行わないようご注意ください。
✅ +1や833はどこの番号?
+1の国番号とは?
+1は、アメリカ合衆国・カナダを含む北米地域に割り当てられている国番号です。
日本の国内企業が、アメリカから個人へ連絡してくることはほぼありません。
833は北米のフリーダイヤル
833は、北米で使用されているフリーダイヤル番号の一種です。日本で言う「0120」や「0800」に相当します。
つまり「+1 833-〜」のような番号は、海外からのフリーダイヤル風番号として使われますが、実際にはスプーフィング(偽装)によって悪用される例も多くあります。
🚨 詐欺の手口と音声ガイダンスの内容
報告されている自動音声の例は以下のようなものです:
「オペレーターに繋げる場合は、1を押してください。NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて、未納料金が発生しているため、法的措置へ移行いたします。オペレーターに繋げる場合は、1を押してください。」
このように不安を煽り、利用者の心理を突いて「1」の入力を誘導します。
ボタンを押すと、偽のオペレーターが出て、個人情報やクレジットカード情報を聞き出そうとするケースのほか金銭を要求する場合もあります。
🔄 なりすまし(スプーフィング)とは?
スプーフィングとは、発信元の番号とは違う番号で電話をかける詐欺手口です。
NTTやNTTファイナンス、総務省、法務省など、誰もが聞いたことのある名前をかたることで、信用させるのが目的です。
「+1 833-〜」といった番号表示は偽装されている場合が多く、実際にどこから発信されているかは特定が難しい場合もあります。
📢 NTTファイナンスの公式見解
NTTファイナンスは、2023年8月25日に公式サイトにて以下の注意喚起を発表しています:
NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスを用いて、契約状況に関する事項や、回線の利用停止を通知することはございませんので、決して応じることのないよう、ご注意ください。
つまり、「未納料金がある」「法的措置に移行する」といった自動音声が流れてきた場合、それはNTTファイナンスではなく詐欺の可能性が極めて高いということです。
🛡️ 出てしまった・押してしまった場合の対応
もし、うっかり電話に出てしまった、または「1」を押してしまった場合は、以下の対処をすぐに行いましょう:
- オペレーターと話してしまった場合でも、個人情報を伝えない
- クレジットカード情報、マイナンバー、暗証番号は絶対に言わない
- 不安な場合は、すぐに【消費者ホットライン188】または【警察相談ダイヤル#9110】に相談
- 万が一、被害に遭った場合は警察に通報し、契約している通信会社やカード会社へも連絡
✅ まとめ:この番号は「詐欺確定」と考えて対応を!
項目 | 内容 |
---|---|
着信番号 | +1 833-651-2344 |
表示される企業名 | NTTファイナンス(を名乗る) |
実態 | スプーフィングによる詐欺電話の可能性大 |
対応策 | 出ない・折り返さない・情報を伝えない・即ブロック |
公式の立場 | NTTファイナンスはこのような連絡を一切行わない |
不安な場合は、NTTファイナンスの公式ページや警察、消費者庁の情報をご確認ください。
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