突然スマホに「+60」から始まる電話番号から着信があって、不安になったことはありませんか?+60はマレーシアの国番号ですが、近年この番号を使った迷惑電話や詐欺の報告が増えています。この記事では、+60からの電話がなぜ危険か、その手口や対処法を詳しく解説します。
+60はどこの国の番号?
+60はマレーシアの国番号です。東南アジアに位置し、近年は経済発展も著しく、観光やビジネスで多くの国際電話がかかる地域です。そのため、正規の連絡も多いのですが、一方で詐欺や迷惑電話に悪用されるケースもあります。
+60を使った迷惑電話・詐欺の主な手口
- 自動音声による不安を煽るガイダンス
「総務省です。○時間以内に電話サービスを停止します」などの虚偽メッセージを流す。 - オペレーターに繋ぐためのボタン操作誘導
「1を押してください」などの指示で詐欺グループへ転送。 - 個人情報や金銭を要求
口座情報やパスポート番号を聞き出し、送金を求める。
実際にあった被害例
・警察や役所を名乗り、マネーロンダリングの疑いと称して口座情報を聞き出された。
・LINEやWhatsApp、WeChatへ誘導され、ビデオ通話で現金の振り込みを要求された。
こうした電話がかかってきたらどうする?対処法と予防策
- 知らない海外番号には出ない、折り返さない。
- ネットで番号を検索し、同様の被害報告がないか確認。
- 自動音声の指示に従って操作しない。
- スマホの着信設定で海外からの着信を制限。
- 不安な場合は、家族や消費生活センター(188)や警察に相談。
なぜマレーシアの番号が狙われるのか?
マレーシアは国際的なビジネスや観光が盛んな地域であり、+60の番号は信頼感を与えやすい特徴があります。詐欺グループはこれを利用し、受信者に「重要な連絡かも」と思わせ、電話に出させる狙いがあります。
他にも注意したい国番号
- +65 シンガポールからの詐欺電話に注意
- +853 マカオを装う詐欺電話
- +852 香港からの不審な着信
まとめ:海外からの着信はまず疑って対応しよう
+60からの電話が必ずしも詐欺とは限りませんが、特に不審な電話は慎重に対応しましょう。少しでも不安になったら、番号検索や専門機関への相談が自己防衛の第一歩です。
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