「アンケートに答えないとブラックリスト入り」と脅す手口に注意!
2025年5月現在、「国税庁」や「金融庁」「国税局査察部」を名乗る自動音声の国際電話詐欺が全国的に報告されています。特にSNS上では、国際電話から不審な着信があり、「ブラックリストに載る」といった脅迫的な内容が流れるという声が多く見受けられます。
主な詐欺の手口と音声メッセージの例
電話の内容は自動音声ガイダンスで、以下のようなフレーズが確認されています。
- 「あなたは税金を滞納しています。回答しないと国税庁のブラックリストに掲載されます」
- 「アンケートに答えないとブラックリストに載ります」
- 「アンケートに答えてください。答えなければ金融庁のブラックリストに載ります」
- 「国税局査察部です。税金の未納があります」
- 「定額減税の関係で還付を受けられます」
このような内容が流れた後、「オペレーターに繋ぐには1を押してください」などと指示され、詐欺グループのオペレーターに接続される仕組みです。
使用されている電話番号の特徴
このような詐欺電話は、+80や+295などの国際電話番号から発信されているケースが多く、実際には存在しない国番号やスプーフィング(発信元番号の偽装)が使用されている可能性があります。
スプーフィングとは?
スプーフィングとは、発信元の電話番号を偽装する手法で、実在する企業・行政機関・国番号を装って信用させることを目的としています。今回のような国税庁詐欺でも、この技術が使われているとみられています。
こうした電話に出てしまった場合の対処法
- 絶対に「1を押す」「個人情報を伝える」「指定されたURLを開く」などはしないでください。
- 相手がどれほどもっともらしいことを言っても、国税庁や金融庁が電話で脅迫的に情報を求めてくることは一切ありません。
- 不安な場合は、正式な国税庁のホームページや電話窓口で確認してください。
まとめ:落ち着いて対応を
このような電話は、高齢者や在留外国人、日本語が不自由な方を狙っているケースもあります。突然の電話で驚くかもしれませんが、まずは落ち着いて対応することが大切です。
身に覚えのない請求や脅しの電話があった場合は、最寄りの消費生活センターや警察にも相談しましょう。
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