【注意喚起】Appleを装う「カード情報の点検メール」は詐欺!偽サイトに注意【Apple PodcastsやiCloudをかたる手口】
最近、「Apple サポート」や「Apple Podcasts」「iCloud」を名乗る詐欺メールが急増しています。これらのメールでは、「カードに異常があった」「利用が制限された」「情報確認が必要」などと書かれており、受け取った人の不安をあおって偽のリンクに誘導するのが目的です。
▼今回確認されたメールの内容
- 送信者表示:Apple サポート
- 送信元アドレス:Apple.emimugi-3〇〇5@ygjy.n〇t(Appleとは無関係なアドレス)
- 件名:ご注意:カード情報の点検が必須です
- 本文
カード情報の点検のお願い
ご注意ください。2025年5月2日にご登録カードの異常な使用が確認されました。現在、カードの安全を保護するため、ご利用が一時的に制限されています。
Apple Podcastsでのリスニング体験を継続いただくため、2日以内にカード情報をご確認ください。情報は弊社セキュリティー基準に基づき厳重に保護されています。
カードを点検
(↑詐欺サイトへのリンク)確認完了後、すぐにサービスをスムーズにご利用いただけます。ご確認がない場合、ご利用が制限される可能性があります。
今後ともよろしくお願いいたします。
Apple
- リンク表示:カードを点検
- 実際のリンク先(抜粋):
https://q6
(偽サイト)〇
iq〇
ze74〇
j-pages-dev.translate.g〇
〇g/supp〇
rt.apple.c〇m.html...
なぜこのメールが詐欺なのか?ポイント解説
1. Apple公式のアドレスではない
Appleからの正規メールは「@apple.com」などの公式ドメインから送信されます。今回のメールは不審な「@ygjy.n〇
t」というドメインで、Appleとはまったく関係ありません。
2. リンク先がApple公式サイトではない
リンクをクリックすると、一見Appleのページのように見えるサイトが開きますが、ドメインが本物ではありません。今回のURLのように「translate.g〇〇
g」や他のサブドメインを使って偽装されるケースが多くあります。
3. 個人情報・カード情報を入力させようとする
「カードを点検」「情報確認が必要」として、カード番号・有効期限・セキュリティコード・Apple IDやパスワードなどを入力させようとします。これらを入力してしまうと、第三者に情報が盗まれ、不正利用される危険があります。
リンクをクリック=詐欺グループのサイトに接続される
メールに書かれたボタンやリンクを押してしまうと、フィッシングサイトや詐欺グループの管理するページに接続されます。そこでは本物そっくりの画面で、クレジットカード情報やパスワードの入力を求められます。
これに応じてしまうと、詐欺グループがそれを使って不正に買い物をしたり、Apple IDを乗っ取ったりする可能性があります。
対処法:こんなメールが来たらどうする?
- 絶対にリンクをクリックしない
本物そっくりでも、怪しいと感じたら絶対に触れないこと。 - 個人情報は絶対に入力しない
Appleやその他の公式サービスは、メールでカード情報を確認するよう求めることはありません。 - 不安なときは、Apple公式サイトから自分で確認
Apple公式:https://www.apple.com/jp/
サポート情報:https://support.apple.com/ja-jp - 詐欺メールをAppleへ報告する
不審なメールは「reportphishing@apple.com」へ転送して報告できます。
高齢者・ネット初心者の方へ:だまされないためのポイント
最近の詐欺メールは非常に精巧で、若い人でも物によっては見抜けないほどです。
「Appleからメールが来た」「カードが止められる」などと書かれていても、まずは一度立ち止まって、家族や信頼できる人に相談してください。焦ってリンクを押したり、言われるままに操作してしまうと、被害にあう可能性が高まります。
まとめ:Appleを装う詐欺メールに注意!
- Appleを名乗るメールでも、送信元アドレスやリンク先をよく確認しましょう。
- カード情報やパスワードをメールで要求することはありません。
- 少しでも怪しいと感じたら、リンクを開かず公式サイトから確認するのが一番安全です。
- 不安なときは、家族や信頼できる人に相談することも大切です。
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