「総務省からの自動音声の電話」は詐欺!
最近、総務省や通信会社を名乗る自動音声通話による詐欺被害が相次いで報告されています。
「2時間後に電話が停止されます」「すべての通信が遮断されます」などと不安をあおり、
最後に「オペレーターにつなぐには1番を押してください」と誘導する手口です。
この記事では、この詐欺の特徴・セリフ例・防止策をわかりやすく解説します。
自動音声による詐欺電話の実例
被害者のもとにかかってくる電話は、自動音声で以下のように話します:
- 「こちらは総務省です」
- 「2時間後にすべての通信サービスが停止されます」
- 「オペレーターへ繋ぐには1番を押してください」
なぜこの詐欺が危険なのか?
1番を押すと、犯人グループのオペレーターにつながり、以下のような展開になります:
- 実在する省庁や通信会社の名前を使って信用させる
- 「本人確認」と称して個人情報(氏名・住所・口座情報など)を要求
- 「通信回復のため」や「未払いの清算のため」などと理由をつけて送金やATM操作を指示
このようにして、個人情報の窃取や金銭被害へと発展します。
総務省が自動音声で個人に連絡することはない!
公式にも明言されていますが、総務省が突然、自動音声で個人の通信停止を告げることはありません。
さらに、通信会社が個人にこのような形で重要連絡をすることもありません。
不審な電話の見分け方と対策
見分け方
特徴 | 内容 |
---|---|
音声が自動再生 | 緊急性を装った不安をあおるメッセージ |
ボタン操作を要求 | 「1番を押してください」「操作してください」など |
通信停止を予告 | 「2時間後に停止」などの強い言葉 |
番号が非通知 or 国際番号 | +1 +44 +87などの怪しい国際電話が多い |
対策
- 知らない番号からの電話には出ない
- 自動音声で「通信停止」などと言われても無視して電話を切る
- 「1番を押す」などの操作には絶対に従わない
- 不安な場合は正規の窓口に自分で問い合わせる
- 高齢の家族にも情報を共有して被害を防ぐ
詐欺のターゲットにされないために
最近は、高齢者だけでなく若年層もターゲットになるケースが増えています。
詐欺グループは、AI音声や発信元偽装などの技術も駆使しており、
見た目は本物そっくりの電話がかかってくることもあります。
まとめ|「通信が止まる」「1番を押せ」は詐欺!すぐ切って無視しよう
- 「総務省」「電話(通信)が止まる」「1番を押してください」——これらのキーワードが出たら詐欺確定です。
- 自動音声で通信停止を予告するような電話はすぐに切りましょう。
- 不安に感じた場合は、家族や消費者ホットライン(188)へ相談することを強くおすすめします。
コメント