出入国在留管理局を名乗る+388から始まる国際電話に注意！自動音声詐欺の可能性も

最近「出入国在留管理局」を名乗る怪しい電話が増加中

「出入国在留管理局です」「こんにちは法務省入国管理局です。重要なお知らせがございます。」といった日本の公的機関を名乗る不審な国際電話がSNS(X/Twitter)などで多数の報告がされています。
特に、+388から始まる電話番号には注意が必要です。

被害報告では、以下のような自動音声ガイダンスが流れるケースが多いです：

「出入国在留管理局です。重要な書類のお知らせがあります。在留資格に影響する可能性があります。」

このような内容で不安を煽り、個人情報や金銭をだまし取ることが目的とみられます。

いずれも日本国内での使用がほとんどない番号で、公的機関の正規の発信とは考えにくいものです。

「+38」は、かつて旧ユーゴスラビアの国番号として割り当てられていたものです（現在は廃止）。「+388」は、ヨーロッパ域内向けの共通番号（ETNS：European Telephony Numbering Space）で、現在はほとんど使用されていない。日本に掛かってくる可能性もほぼありません。

つまり、+388の電話番号は実在する国からの発信とは限らず、スプーフィング（番号偽装）の可能性が高いものです。

✅「+388はどこの国？」「+388の電話はどこから？」と疑問に思ったら、まずは詐欺や偽装番号の可能性を考えましょう。

+388の国際電話では、次のような詐欺的な流れが想定されます：

特に、外国籍の方や留学生を狙った多言語ガイダンスが使われる例もあります。

以下の点に注意しましょう：

A. +388はETNS（欧州共通番号）ですが、現在は日本で使われることはほぼありません。
スプーフィング（発信元を偽装した国際電話）の可能性が高いため、正体不明の詐欺電話と考えられます。

A. 基本的にありません。
重要な連絡は書面や公式サイトを通じて行われるのが通常です。電話での自動音声連絡は不自然であり、詐欺を疑うべきです。

A. 金銭や個人情報をまだ渡していなければ、被害には至っていない可能性が高いです。
念のため、以下の窓口に相談してください：

本記事は、報告されている詐欺事例や国際電話の傾向に基づき、注意喚起を目的として作成したものです。
特定の電話番号・団体・人物を誹謗中傷する意図は一切ありません。
対応にあたっては、必ず公式情報の確認と専門機関への相談をおすすめします。